犬の可愛らしいしぐさは、たくさんあります。
その一つに犬が頭をこすりつけるときに床にスリスリする行動です。
中には頭に限らず、身体をこすりつける行動を見せる犬もいます。
可愛いいけれど犬の気になる行動ですよね。
どのような意味があるのでしょう。
そこで今回は、犬が頭をこすりつけるとき床にスリスリする理由を詳しく説明。
原因や犬の心理を併せて解説していきます!
Contents
犬が頭をこすりつけるとき床にスリスリする理由
愛犬が頭をこすりつけてくることありますよね。
多くの飼い主さんは経験があるでしょう。
この行動は飼い主さんが、くつろいでいる時が多いですよね。
犬は床以外の壁や人でも頭をこすりつける同じ行動をすることがあります。
犬が人に顔をうずめてくる時、どのような理由があるのでしょう。
この行動の理由は、飼い主さんの近くにいたい気持ちや、安心したい気持ちの表れです。
犬の深い信頼と愛情表現の方法です。
飼い主さんのことが大好き!!
という理由です。
犬によって表現の方法には違いがありますが、理由が分かると愛犬がこの行動をしてきたら飼い主さんも大好きだよ!
と、撫でてあげるといいですね。
犬が頭をこすりつけるとき床にスリスリする心理4つ!
犬が頭をこすりつけるとき床にスリスリするのは、どのような心理があるのでしょう。
考えられる犬の心理は4つあります。
甘えたい
頭をこすりつける行動は子犬が母犬に甘えるのと同じように飼い主さんに対して体の一部をこすりつけることで甘えたい欲求を満たしていると考えられます。
身体全体をこすりつけるのは、特に強い甘えの欲求です。
時間があるときは、甘えさせてあげましょう!
触って欲しい!
スキンシップを取りたい!
と、犬が頭をこすりつけるとき床ではなく、飼い主さんに近寄りスリスリとアピールをしてくることもあります。
嬉しい
留守番をしていた愛犬が帰宅した飼い主さんの足元や、犬が頭をこすりつけるとき床にスリスリすることもあります。
犬は寂しかった!
待っていたよ!
と、いった気持ちを表していると考えられます。
飼い主さんの帰宅を言葉で話せない犬が全身を使って嬉しい!を表現しているということですね。
リラックスしている
ゆったりとくつろいでいる。
飼い主さんと過ごせる一緒の時間に幸せを感じる時に見られます。
飼い主さんと、ふれることに安心感を得ながらゆったりしていることを意味しています。
愛犬の表情を観察してみてくださいね、飼い主さんは優しくなでてあげたり声かけをするといいでしょう。
頭がかゆい
犬が頭をこすりつけるとき床にスリスリする原因がかゆいという場合もあります。
甘えているときとの違いの見分け方は、甘えているときは犬が頭を床にスリスリしますが、この場合、ゴシゴシ強めの押しつけとなります。
また、壁や床にゴシゴシ身体をこすりつけるのが見られます。
飼い主さんの身体にも、こすりつけるときもあります。
かゆみの原因が、もしかするとノミやダニなどの害虫の可能性があります。
あまりにもかゆがる様子の場合には、皮膚炎などを発症しているかも知れません。
赤みや発疹がないか、犬の身体の症状を確認しましょう。
異常がある時には早めに治療しましょう。
犬が頭をこすりつけるとき床にスリスリするかゆみがある病気
犬が頭をこすりつけるとき床にスリスリする原因が、かゆみからくることもあります。
頭にかゆみが発生したり、こすりつける行動が見られるときには次のような病気も考えられます。
アトピー性皮膚炎
皮膚の病気として知名度も高い疾患です。
皮膚全体に慢性的に炎症を起こします。
ほこりや細菌、花粉、食べ物などが原因となるアレルギー物質に過剰な反応を起こします。
過剰な免疫反応が起こるのは保護機能の低下した皮膚や呼吸器を通し、アレルギー物質が体内に入ることが原因です。
症状は強いかゆみや皮膚の炎症、外耳炎です。
手や足をしきりにかきます。
皮膚をなめる、かじる、このような症状がみられます。
口周辺のかゆみは床に顔などをこすりつける行動をとるようになります。
犬が頭をこすりつけるとき、床にスリスリする原因が嬉しい気持ちなのか皮膚炎で、かゆい?
と、判断が難しいですが、愛犬のサインを見逃さないようにしましょう。
外耳炎
外耳炎も耳のトラブルとして多いですよね。
外耳道の皮膚に炎症が起こる病気です。
犬の外耳道はL字に曲がっているので、湿りやすいことで細菌が繁殖しやすい状態です。
原因はアトピー性皮膚炎、食べ物アレルギーなどです。
アレルギー体質は8割近く外耳炎を併発しています。
原因の他に、草や異物、耳ダニの感染や免疫の問題です。
また、耳垢腺の腫瘍によるものなどが考えられ、原因はさまざまです。
外耳炎のかゆみから頭を振る、耳をこすりつけたりするようになります。
犬が頭をこすりつけるとき床に、スリスリしているように見えます。
耳は炎症すると真っ赤になり熱をもったり痛みも伴います。
痛みがでると犬は耳を触られるのを嫌い、強い臭いやひどくなると耳ダレで耳の周りが汚れることもあります。
毎日チェックをして外耳炎を未然に防ぎましょう!
耳のケアも定期的にすることが予防となります。
アレルギー
かゆみとして皮膚の症状がみられることが多いアレルギー体質の子がいます。
身体のかゆい部分をこすりつけたりする行動がみられる場合があります。
顔や頭、お腹などをこすりつけている行動が、犬が頭をこすりつけるとき床にゴシゴシとしている行動としてみられるようになります。
さまざまな原因で突然発症することも珍しくないのがアレルギーです。
原因として考えられるのが、ハウスダストや花粉、食べ物、真菌(カビ)、ノミやダニがあります。
犬がかゆみを感じると、かき過ぎてしまいます。
そうなると皮膚炎となり悪化してしまうこともあります。
また、アレルギーから下痢や嘔吐の症状がみられることがあります。
このような症状のときや、異常を感じたときには一度、動物病院を受診しましょう!
角膜炎
無色透明な膜(角膜)に炎症が起きた状態です。
目の乾燥、細菌やウイルスによる感染、物理的刺激(逆さまつ毛やシャンプーなどの刺激)、免疫異常などです。
軽度な場合には無症状ですが、多くが慢性的な角膜炎です。
目をまぶしそうに閉じたり、前足や床で目をこすったりします。
愛犬の行動の中には、さまざまなサインもあります。
なので、飼い主さんは観察することが大事です。
犬が頭を床にこすりつける意味は?【まとめ】
犬が頭をこすりつけるとき、床にスリスリする行動は飼い主さんの愛情を伝える行動のときでした。
このとき飼い主さんは、しっかり構ってあげることで愛犬とのコミニュケーションがとれます。
もしかすると、かゆみ?
と思われる場合も、犬は同じ行動をとり、甘えているときや嬉しいときの判断が難しいこともあります。
犬が頭をこすりつけるときの床にスリスリする行動は、病気が原因のときもあります。
その場合には、早めに病院へ連れて行き原因を見つけてあげてくださいね。