*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
でもこのサラサラな毛は、実は飼い主さん達の努力の賜物?!
「ゴールデンレトリーバーの抜け毛は多い?」
「抜け毛対策の他にも注意はあるの?」
今日はこんな疑問を中心に、ゴールデンレトリーバーの被毛を美しく保つ秘訣をご紹介したいと思います。
Contents
ゴールデンレトリーバーの抜け毛は多い?
ゴールデンレトリーバーは、外の刺激から体を守るオーバーコートと、断熱効果の高いアンダーコートを持つダブルコートの犬種です。
ダブルコートを持つ犬は、比較的抜け毛が多い傾向があります。
特に春と秋には換毛期を迎え、抜け毛は倍増します。
夏と冬に備えて、被毛の量などを調整するのです。
ゴールデンレトリーバーは普段から抜け毛は多いようですが、換毛期は「こんなに抜けて大丈夫?」と心配になるほど抜けます。
家の床に毛が落ちて、あちこちでフワフワ漂うこともあります。
毛玉を吐くことが得意な猫とは違い、犬は上手に毛玉を吐くことができません。
抜け毛を食べてしまわないようにブラッシングなどでケアしてあげる必要があります。
ゴールデンレトリーバー、ブラッシングによる抜け毛対策
ゴールデンレトリーバーには「長毛種用」のブラシ類を準備しましょう。
*あると便利なブラシ類
持ち手の先に針金の並んだヘッドが付いたブラシです。最近はステンレス製などのソフトタイプもあり、皮膚に優しいものも登場しています。
・獣毛ブラシ
馬や豚の毛でできたブラシです。
被毛をとかす効果は弱いですが、毛艶を良くすることができます。
うちのワンコはこのブラシでとかすと気持ちいいらしくておとなしくなります。
・コーム
粗い目と細い目が1つに並んだものがおすすめです。
スリッカーブラシで抜け毛を取り除いた後や、顔周りなどデリケートな場所を整えるために使います。
*ブラッシングのタイミングについて
ブラッシングは子犬の頃、早いうちから始めましょう。
たいていは生後2ヶ月ほどで家庭に迎えられると思いますが、その日から少しずつ始めることをおすすめします。
小さいうちにブラッシングの習慣を覚えておけば、大きなゴールデンレトリーバーでも嫌がらずに全身のブラッシングが無理なくできるようになります。
もしも嫌がったりブラシやコームを噛んだりするようであれば、一気に全身をブラッシングしなくて大丈夫です。
気づいた時に体、尻尾、足、頭、顔と部分的にほぐすところから始めてください。
無理矢理おとなしくさせたり、怒ったりすると、ブラッシングがもっと嫌いになってしまうかもしれません。
被毛がからまって毛玉が増えると、皮膚の炎症にもつながります。
日常的に飼い主さんがケアできるよう、楽しみの1つとしてゴールデンレトリーバーにブラッシングを教えてあげてくださいね。
*ブラッシングのやり方
ブラッシングは特に難しいことはありません。
全身をスリッカーブラシで優しくなでるように使います。
力を入れすぎると皮膚を傷めてしまうので注意してください。
換毛期は一度とかしただけで抜け毛がたくさん取れます。
1回ずつ抜け毛を取り除きましょう。
全体をブラッシングしたら、コームでさらに被毛のからまりをほぐします。
引っかかる場所は毛玉になっているかもしれないので、無理に引っ張らず指でほぐしながら通りを良くしてください。
毎日ブラッシングしていても、散歩などで動くとすぐにからまってしまいます。
痛みがあると犬は噛んだり逃げ出したりするので、優しく声を掛けながら少しずつブラッシングしてください。
冬場は乾燥で静電気が起きやすいので、静電気防止スプレーを掛けながらブラッシングするのもおすすめです。
全身が程良くとかせたら、最後に獣毛ブラシでオーバーコートをとかします。
一度にすべてをやろうとがんばらなくて大丈夫です。
嫌がるようなら、足だけ、体だけ、のように、時間を置いて部分ごとにブラッシングしてください。
ゴールデンレトリーバー、定期的なシャンプーによる抜け毛対策
換毛期はブラッシングだけでは追いつかないくらい抜け毛が増えます。
そんな時はシャンプーで一気に流してしまうのも良い方法です。
ゴールデンレトリーバーは体が大きいので、できれば2人くらいで洗うのが理想的ですが、難しいようならトリミングサロンに頼むこともできます。
大型犬なので、シャンプーだけでも6,000円前後〜15,000円の料金がかかることもありますが、自宅で飼い主さんもゴールデンレトリーバーもストレスを感じながら行うよりは良いと考える飼い主さんも大勢いますよ。
自宅でシャンプーする場合は、抜け毛で排水口が詰まりやすくなるので、排水口の掃除をしながら洗うことになります。
何度か掃除をするのでちょっと大変ですが、抜け毛の量に達成感を感じる方もいるようです。
ゴールデンレトリーバー自身も余計な毛がなくなって快適になるし、少しの間はいつもより抜け毛も減るでしょう。
ただし、あまり頻繁にシャンプーすると皮膚を傷めてしまいます。
月に2回くらいまでにしておくのがベストです。
ゴールデンレトリーバー、抜け毛以外にもこんな対策が必要
ゴールデンレトリーバーは毛がフサフサなので、抜け毛以外にも気をつけてあげたいことがあります。
普段から注意してケアしてあげてくださいね。
*前足の付け根が毛玉になりやすい
ハーネスを使ったり、洋服を着せたりするゴールデンレトリーバーに多いようです。
歩く時にどうしても擦れてしまって、毛玉なりやすいのです。
私の犬はゴールデンではありませんが、冬になると毛を伸ばすので、ある時トリマーさんにそう言われました。
散歩の後にブラッシングをして、前足の内側は特に念入りに毛をほぐしておくようにふると良いそうです。
毛玉になってしまうと毛が引っ張られて皮膚に傷ができると同時に、痛みも出ます。
これが続くと散歩をするのが苦痛になってしまうので、注意してあげてくださいね。
*口や耳の周りは汚れが多い?!
ゴールデンレトリーバーはヨダレが多い犬種です。
美味しそうなものを見た時だけでなく、何もなくてもヨダレが出てしまいます。
量も多いので、飼い主さん達はよくフェイスタオルで拭き取っているようです。
その上、暑い時期はなぜか砂を食べる?犬もいます。
砂がヒンヤリして気持ちいいのでしょうか。
ヨダレや砂で口周りが汚れてしまうこともあるので、小まめに見てあげてくださいね。
また、垂れ耳であることから耳の汚れが出やすいこともあります。
耳の後ろは毛玉にもなりやすいので、普段から汚れが毛に固まっていないか、毛玉になっていないかを見てあげてくださいね。
耳垢が不自然に増えた場合は外耳炎の可能性もあるので、早めに獣医さんの診察を受けることも必要です。
ゴールデンレトリーバーの抜け毛は多い?【まとめ】
・特に春と秋の換毛期に抜け毛が増える
・普段からブラッシングを小まめにやろう
・シャンプーで抜け毛を洗い流すのも効果的な対策である
・顔周りの汚れや前足と耳の毛玉にも注意
体が大きい分、ゴールデンレトリーバーの抜け毛は他の犬種より多いかもしれません。
でも飼い主さんが手を掛けてあげればあげるほど、被毛はツヤツヤした美しいものになります。
リビングでテレビを見ながらリラックスしている時に、何気なくブラッシングの習慣が身につくと、飼い主さんもゴールデンも無理がなくて良いかもしれませんね。
ブラッシングを通して体に触れることで、思わぬシコリなどを見つけられることもあります。
健康管理を兼ねて、抜け毛対策をしてあげてくださいね。