バナナは犬の健康補助として、与えても大丈夫なものだと知っていますか?
一年を通して販売されているバナナは、栄養も豊富で手軽に手に入りますよね。
「うちの子バナナが大好きなんです」
「バナナはおやつとして与えています」
という声を聞いたことはありませんか?
バナナは犬が食べれる果物ですが、与え方や与える量には注意が必要です。
今回は、犬にバナナを与えるときのメリットとデメリットをご紹介していきましょう。
Contents
犬はバナナを食べれる?
犬にとって、バナナは悪いものは含まれていません。
脂質はほとんどなく、中毒になるような危ない成分は含まれていません。
しかし、アレルギーには注意しないといけないため、初めて与えるときや、与える量には注意が必要です。
犬にバナナを与える3つのメリット
バナナは人間だけでなく、犬にとってもメリットがたくさんある果物です。
栄養補給
犬にとって必要なエネルギー源となる「糖質」が多く含まれています。
・ショ糖
・ブドウ糖
・果糖
体の中ですぐにエネルギーにかわるものと、ゆっくりエネルギーにかわるものがあるため、持続的にエネルギー補給できるのです。
便秘の予防や解消
バナナは「食物繊維」が豊富で、腸内環境を正常に保ち、便通をスムーズにする効果が期待できるでしょう。
食物繊維には、2種類あります。
水に溶けやすい性質で、食後の血糖値の上昇を押さえたり、コレステロールを低下させる効果がある
・不溶性食物繊維
水に溶けにくい性質で、便をカサ増しして腸を刺激することで、便通を促進する動きがある
歯周病の予防
バナナは、歯周病予防に効果的な「ポリフェノール」が多く含まれている果物です。
また、抗酸化作用もあることから、シニア犬にはおすすめです。
犬にバナナを与える3つのデメリット
バナナは犬が食べれる果物ですが、デメリットもあるので注意しましょう。
糖質のとりすぎ
バナナは、他の果物と比較しても多くの糖質が含まれています。
そのため、与えすぎることで「過剰摂取」となり、肥満の原因になってしまう可能性があります。
食事として与えるのではなく、おやつとして少量与えるようにしましょう。
便秘になる
食物繊維が豊富に含まれているバナナですが、水溶性食物繊維の10倍にあたる不溶性食物繊維が含まれています。
そのため、多く与えすぎると便秘になる可能性が高くなります。
病気をかかえている
栄養価の高いバナナですが、病気を抱えている犬には危険な場合があります。
・心臓や腎臓に問題を抱えている
バナナに多く含まれている「カリウム」は、心臓や腎臓に問題がある場合は、接種することが制限されていることがあります。
病気を抱えているときに、少しでも心配がある場合は、獣医師に相談して犬が食べれるかを判断してもらいましょう。
・アレルギーを持っている
花粉症や食物アレルギーなどをもっている犬は、注意が必要です。
バナナがアレルギーの原因になることもあるため、はじめて与えるときは特に注意しましょう。
下痢や嘔吐を起こしたり、皮膚に異常が出たりする場合は、アレルギーの可能性があるため、症状があった場合はすぐに獣医師に相談しましょう。
・持病がある
バナナは糖質が多いため、糖尿病や血糖値の管理が必要な場合は注意が必要です。
食事療法をしている場合も、獣医師に相談したうえで食べれるか判断してもらいましょう。
バナナの与え方と注意点
犬が食べれるバナナですが、注意点がいくつかあります。
・バナナの皮は与えない
バナナの皮は硬くて、消化によくないだけではなく、食道や腸に詰まってしまう可能性があります。
バナナについている「筋」も犬にとって、消化不良を起こす可能性があるので取り除いてあげましょう。
・大きさに注意
与える大きさによっては、喉に詰まらせてしまう可能性があります。
小さくカットして食べやすくしたり、子犬や老犬にはすりつぶして与えるようにしましょう。
犬はバナナを食べれる?【まとめ】
1年を通して手に入るバナナは、犬が食べれる栄養豊富な果物です。
メリット以外にも、デメリットがあることを理解したうえで、犬に与えるようにしましょう。
犬の健康のためといい、与えすぎると逆効果になる場合があるので、あくまでも「おやつ」としてご褒美として与えることをおすすめします。
あなたの愛犬が、元気で楽しくすごせるといいですね。