チワワのお散歩デビューには、首輪かハーネスが必要ですが、いったいどっちがいいのか悩む飼い主さんは多いでしょう。
小さな体のチワワなので、負担の少ないものを使いたいですよね。
首輪とハーネス、それぞれ良いところがあって、チワワには首輪がおすすめという意見もあれば、チワワにはハーネスがおすすめという意見もあって悩んでしまいます。
今回は、首輪とハーネスそれぞれのおすすめ理由を検証してみましたので、あなたの愛犬に合ったものを選んであげられる参考になると嬉しいです。
Contents
チワワのサイズ
チワワは、世界最小サイズの超小型犬です。
赤ちゃんのころは、大人の男性の手のひらに乗るほど小さいサイズのチワワですが、成犬になっても約15~23センチ程度です。
平均サイズよりも小さな子もいれば、大きな子もいるという、個体差はあります。
チワワには首輪がおすすめ?
首輪は、名前の通り首に装着します。
チワワに首輪がおすすめと言われる理由と、注意点をご紹介いたします。
*首輪がおすすめな理由
小さなチワワに首輪はかわいそうなんじゃない?という意見もありますが、小さいからこそ首輪がいいということもあります。
首輪がおすすめな理由は、次のようなものです。
●飼い主の意思を伝えやすい
チワワにとっての急所である首に直接装着するため、相手に服従するということに繋がります。
お散歩を始めたばかりの時は、嬉しさからグイグイ前に進んでいこうとしてしまいます。
止まる、進む、曲がるなど、飼い主の意思を伝えるために、首輪に繋がったリードを使ってチワワの行動をコントロールできます。
お散歩のたびにチワワが自由に歩いていってしまわないように、しつけの一環として首輪を使うこともおすすめの理由のひとつです。
●鑑賞や迷子札をつけておける
首輪自体に鑑賞や迷子札を装着することができるため、迷子になったときや災害などがあった時に、連絡先がわかることで発見してもらえる確率が上がります。
飼ってきた首輪に迷子札を装着したり、迷子札付きの首輪を買ったり、首輪選びも楽しくなります。
首輪に装着された迷子札は、首輪と迷子札が当たって音がなったり、気になって首輪を嫌がったりという行動も取り除いてあげることができます。
私は、迷子札をつけたかわいい首輪をつけているチワワをみて、「かわいい」なんて思ってしまいました。
●行動を制御しやすい
チワワは小さい身体とは思えないくらい行動力があり、自分よりも大きな犬に向かっていくような勇敢さも持ち合わせています。
だからこそ、リードを引っ張り先に行こうとするチワワを飼い主が制御しないといけません。
拾い食いをしようとしたとき、草むらに入って行こうとしたとき、小さな子供に向かって行こうとしたときなど、瞬時にチワワの行動を制御することができます。
*首輪を使うときの注意点
首輪を使うときの注意点は、次のようなものです。
●首や気管への負担
首輪は、リード一本で繋がっているため、強く引っ張ることで首や気管にかなりの負担がかかってしまいます。
首輪をつけてリードを強く引っ張るということは、愛犬の首を締めていることだと認識しておく必要があります。
また、チワワは「気管虚脱」という気管の形が変化してしまう病気になりやすいため、首輪を引っ張りすぎることで発症する可能性もあります。
首輪を引っ張るときは、声をかけながらちょんと軽く引っ張る程度にしましょう。
●サイズが合わないと事故の元になる
チワワの首はとても細いため、サイズの合わないものをつけていると頭から抜けてしまい事故の原因になってしまうことがあります。
以前、散歩中にスポッと抜けてしまい、道路に飛び出して行って慌てて捕まえたという経験をしました。
その時につけていた首輪を確認すると、思いのほかゆるく頭から抜けやすくなっていたので、改めてサイズ調節をして対策しました。
首が苦しそうだと思い、ゆるめにしたまま装着したことが原因で起こる事故は防がないといけませんよね。
ちょうどいいのは、首輪をつけた状態で指が2本入るくらいを目安にしてみましょう。
●室内犬は散歩の時だけにする
首輪を使った「しつけ」は、お散歩中に外で行うものとして、室内ではメリハリをつけるためにも外してあげるといいでしょう。
チワワにはハーネスがおすすめ?
ハーネスは前足から上半身を包み込む形状をしています。
次は、チワワにハーネスがおすすめと言われる理由と、注意点をご紹介いたします。
*ハーネスがおすすめな理由
首輪と違い、身体を包むハーネスがおすすめだという意見をまとめました。
ハーネスがおすすめだという理由は、次のようなものです。
●脱走を防げる
ハーネスのほとんどは、前足から上半身を覆うので首輪よりも抜けにくいというメリットがあります。
小さなチワワが逃げ出さないように注意したい飼い主さんには、ハーネスがおすすめです。
●首に負担がかからない
首を締めつけるという可能性が低いのが、ハーネスのいいところです。
気管虚脱の心配があるチワワにとって、首に負担がかからないことが何よりもいいところでしょう。
成長とともに首輪からハーネスへ、切り替えていくこともいいかもしれません。
●危険な状態から制御しやすい
お散歩中には、いろいろな危険な状態が考えられます。
ハーネスは、身体を包み込んでいる部分が多いため、首輪よりも飼い主がつかむ範囲が多いです。
違う犬とケンカになりそうなとき、知らない人に向かっていこうとしたときなど、制御しやすいのがメリットです。
*ハーネスを使うときの注意点
ハーネスを使うときの注意点は、次のようなものです。
●引っ張り癖がつきやすい
首輪と違い、リードを引っ張ることで、チワワの身体は簡単に浮いてしまうでしょう。
首に負担がかからないのは良いことかもしれませんが、チワワが動きやすいためにリードを引っ張る癖がつきやすくなってしまいます。
引っ張り癖防止用のハーネスもあるので、利用してみるのもいいですね。
●足が抜けて外れやすい
チワワは足が長い子が多いので、足が抜けやすいということは少ないかもしれません。
しかし、小さいからだでちょんちょん飛び跳ねることがあると、足がハーネスから抜けてしまう可能性があるので注意しましょう。
●鑑賞や迷子札をつけにくい
ハーネス自体につけることが難しいものが多いです。
つけれないわけではないですが、ハーネスに迷子札をつけると、身体にあたって嫌がる場合があります。
チワワには首輪とハーネスどっちがおすすめ?【まとめ】
首輪とハーネス、それぞれのおすすめ理由と注意点から、愛犬の体格や性格にあったものを選んであげるようにしましょう。
首輪もハーネスも嫌がる子もいるかもしれませんが、愛犬と楽しくお散歩するためには必要なものです。
装着してみて、愛犬にちゃんと適しているのかを確認してみましょう。
あなたと愛犬が、楽しく快適なお散歩ができるといいですね。