・里親募集サイトなどのネット検索
・各都道府県で保護活動をやっているNPO法人に問い合わせ
・保健所に問い合わせ
などの探し方が主になっています。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
この記事では、ブリタニースパニエルの保護情報の探し方、里親になるまでの流れと注意点や、筆者がブリタニースパニエルの里親になって実際に感じたことをまとめています。
ブリタニースパニエルの里親になることを考えている方、ブリタニースパニエルでなくても保護犬の里親になることを考えている方はぜひとも読んでみてください。
Contents
ブリタニースパニエルの保護犬の探し方は?
ブリタニースパニエルの保護情報を知るには、以下の方法があります。
・各都道府県で保護活動をやっているNPO法人に問い合わせ
・保健所に問い合わせ
この他にも、たまに新聞に「〇〇犬譲ります!」という記事が見られますが、ブリタニースパニエルという犬種柄、なかなか新聞で見つけることは難しいかと思います。
ブリタニースパニエルの保護情報が知りたいのであれば、ネットの里親サイトを検索してみるか、NPO法人か保健所に問い合わせてみると良いでしょう。
保護された犬の里親になるまでの流れと注意点
それでは、保護犬の里親になるまでの流れをご説明しますね。
*インターネットの里親募集サイトの場合
①お気に入りの子が見つかったら、サイトの里親応募フォームの譲渡条件を確認して申し込みます。
申し込み後、連絡が来たら面会日を決めるなどのやり取りをします。
【注意点】
相手が個人の場合は、メールだけでなく、必ず電話で話したりなど、面会日まで密なコミュニケーションをとることでトラブルを防ぐことが出来ます。
②ワンちゃんに会いに行きます。
対面場所は譲渡スポットなどを利用するのがおすすめです。
譲渡スポットとは、全国のドッグカフェやペットの関連施設で、新しい家族への引き渡しに協力してくれる施設です。
まずはお近くのドッグカフェやペットの関連施設に問い合わせをしてお願いする必要があります。
【注意点】
対面した際には、譲渡してくれる方から、ワンちゃんの性格やどんな生活をしているかなど、しっかりとお話を聞くことで、譲渡への意欲も伝わりやすいですし、何より譲渡されてからワンちゃんがストレスが少なく過ごすことが出来ます。
③相手が保護団体である場合は、希望者とワンちゃんが幸せになれるかを判断し、クリアできれば家庭訪問があります。
家庭訪問とは、希望者の家にスタッフが疑い、保護犬が生活することが予定されるスペースを確認します。
相手が個人の場合であると、②の後すぐにトライアルに進むことがほとんどです。
④実際にワンちゃんの生活をしてみる「トライアル期間」に入ります。
この期間は団体によって異なりますが、だいたい2週間前後であることが多いようです。
⑤トライアルも無事クリアすれば、いよいよ譲渡です。
マイクロチップを登録したり、ワクチンを打つなど、譲渡前に必要なことが終われば、いよいよワンちゃんが家にやってきます。
*譲渡会の場合
①譲渡会へ参加します。
譲渡会の開催情報は
・保護団体のHP
・里親募集掲示板
などで確認することが出来ます。
②「マッチング」というワンちゃんとの相性を見るテストをします。
相性が合わない場合は、断念しなければならないこともあります。
③マッチングが成功したら、里親になる申請書を退出します。
④スタッフが家庭訪問をし、環境が適しているかを確認します。
⑤譲渡のための講習を受講し、契約書を記入します。
⑥マイクロチップの登録や、ワクチンなどの譲渡に必要な作業をしたら、いよいよワンちゃんが家にやってきます。
我が家のブリタニースパニエルは、元保護犬で保健所から譲渡して頂きました。
筆者が住む自治体では、午前中に譲渡のための講習会があり、午後から譲渡会がある形になっていました。
もともと筆者と筆者の母が保健所で保護犬ボランティアをしていたので、人との相性は良かったのですが、先住犬が3匹いたので、先住犬との相性を見るためのトライアル期間だったので、2週間もなかったような気がします。
また、マイクロチップは義務ではありませんので、団体によってはワンちゃんと飼い主の登録になる所もあるようです。
保護犬の里親になるために、注意しないといけないこと
それでは、ワンちゃんの里親になるためにはどんなことに注意したほうがいいかをご説明しますね。
*ワンちゃんを悲しませない
保護犬として保護されたワンちゃんの中には、心に傷がある子もいます。
我が家のブリタニースパニエルは、たばこを押し付けた痕が体にあり、ご飯ももらえてなかったからか、たばこの臭いが嫌いで、食糞と尿をなめる癖がなかなか治りませんでした。
食糞は子犬の行動としては良くありますが、尿をなめるという行動は、お水もまともにもらえてなかったワンちゃんに多く見られると言われています。
心に傷があることから、こういった問題行動があることがあります。
ですが、絶対に大きな声を出して怒らないであげてください。
ワンちゃんの中には、フラッシュバックをおこしてパニックになってしまうこともあります。
問題行動を治したいときには、優しく言い聞かせるようにしましょう。
もう2度と、ワンちゃんに悲しい思いをさせないでください。
*逃げ出しに注意
飼ってすぐの場合、逃げ出してしまうワンちゃんもいるので要注意です。
慣れるまでは、首輪にリードを付けておきましょう。
散歩をする場合は、慣れるまでは2本リードやハーネス+リードの2段階で注意しておいたほうが良いです。
*来訪者に注意する
ワちゃんによっては、来訪者に対してだけ過敏に反応してしまうことがあります。
時には威嚇をしたり、飛びつき、噛みつきなどの問題行動を起こしてしまう場合がありますので注意しましょう。
保護犬は、普通の犬と違ってしつけに苦労することもあると思います。
そんな時にも、過度に怒ったり叩いたりせずに、根気よく向き合ってあげましょう。
【実体験】実際に保護犬のブリタニースパニエルを引き取ってみて
我が家のブリタニースパニエルも、うちに来て4年が経ちますが、未だに食糞の癖が完全には治っていません。
そのため、こまめにトイレスペースをチェックして、うんちの取り残しがないかを確認しています。
また、うちのブリタニーは遊んでもらった経験がないためか、当初はおもちゃに興味を持つことが出来ませんし、投げて追いかけたとしても怖がっておもちゃを噛むことが出来ませんでした。
ブリタニースパニエルという犬種は、運動量が多く必要な犬種です。
そのため、まずは筆者がボールを持って煽るようにブリタニーのテンションを上げ、その流れでボールを投げて、慣らしていきました。
根気よくドッグランに連れていき、同じ遊びを繰り返すことで、現在はボールを噛むことが出来るようになり、気が向いたときには、こちらに持ってくることが出来るようになりました。
完璧ではありませんが、出来たときには、周りの人がびっくりするくらいのオーバーリアクションで褒めてあげます。
さらに、我が家のブリタニースパニエルは、保護されるまで他のワンちゃんと遊んだことがないためか、他の犬との交流が出来ませんでした。
犬は通常、お尻を嗅ぎ合って挨拶をしているのですが、そもそもそれが出来ないのです。
怖いのか、嫌なのか、座ってお尻を隠してしまいます…(笑)。
先住犬は、あまりしつこく構うようなタイプではなかったので、たまたま相性が良かったのでしょうね。
ですが、やはり犬同士のコミュニケーションは大切です。
そのため、なるべくこまめにドッグランに連れて行って、コミュニケーションの練習をしています。
ドッグランに連れていきだしたのは2年程前からですが、今でもあまりしつこいワンちゃんがいるとお尻を隠してしまいます。
ドッグランの入り口に他のワンちゃんがいれば、ドッグランに入ること自体を全身で嫌がることもありますが、それでも以前よりは挨拶が出来るようになってきましたし、相性の良いワンちゃんとは遊ぶことが出来るようになりました。
このように、保護される前に悲しい過去があるワンちゃんは、私たち人間が思っている「犬として当たり前のこと」が、出来ないのです。
そこに加えて、新しい家族にも大きい声で怒られたり、叩かれたりしたらどうでしょう。
ワンちゃんは、どんどん悲しい思いをしてしまいます。
心を開かなくなるワンちゃんもいるでしょう。
そのため、保護犬を迎える前には
・温かく迎えてあげること
を、しっかりと覚悟して、むかえてあげてください。
ブリタニースパニエルの保護情報【まとめ】
いかがでしたか?
何かしらの事情があって、保護された保護犬を家族として迎えるということは、普通の犬を迎え入れるよりも、勇気と覚悟がいることです。
それでも、心を開いてくれたときにはとても嬉しいですし、新しいことが出来るようになると、喜びも2倍になります。
問題行動に悩むこともあるでしょう。
ですが、その問題行動には理由があり、そうさせているのは過去にそのワンちゃんと関わった人間が理由になっていることがほとんどです。
「こういう行動をするから悪い子」ではないのです。
もし、保護犬を迎えることを考えている場合は、優しく迎え入れてあげてください。
そうすれば、ワンちゃんも心を開いて、再び人間のことを大好きになってくれるはずです。