ビーグルは集団で暮らす習性をもち、人間との暮らしにも順応しやすい犬種として、世界中の家庭で愛されています。
筆者も2歳のオスのビーグルと暮らしていますが、家族が大好きなのでまるで人間の子供のように家族に甘え、日々やんちゃっぷりを発揮しています。
筆者は室内飼いでビーグルと暮らしていますが、以前テレビでビーグルを外飼いしているのを見たことがあります。
勝手に「ビーグルは室内飼いするもの」と思い込んでいたので、外飼いのビーグルを見た時にはとても驚きましたし
「冬や夏など、厳しい季節の時はどうしてるんだろう?」
「ひとりで寂しくないんだろうか?」
「衛生的にどうなの?病気になったりしないのかな?」
などと、さまざまな疑問が浮かびました。
この記事では、ビーグルは本当に外飼いできるのか?、わかりやすく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
ビーグルは外飼い向きなのか?
はっきりいえば、ビーグルは外飼いには向いていないでしょう。
猟犬出身なこともあり、身体は筋肉質で屋外の活動には向いています。
ダブルコートと言って上毛と下毛がどちらも生えている犬種なので、体温調節が得意で暑さや寒さにも強い傾向にあります。
しかし、冒頭にも書いた通りビーグルは集団で暮らす習性をもち、寂しがり屋で甘えん坊な性格の子が多いのでひとりで長時間過ごすというのはその習性に反しているのです。
稀に人嫌いで構われるのが苦手な性格の子もいますが、そういう場合を除いて、決して外飼い向きの犬種とは言えないでしょう。
外飼いしなければいけない場合に気をつけること
それでも、住宅の状況や飼い主の事情など様々な理由によって、外飼いしなければならない場合もあると思います。
その場合は以下のことに気をつけましょう。
*予防医療をきちんとする
年一回義務付けられている狂犬病ワクチン接種に加え、混合ワクチン接種やノミ・ダニ・フィラリア予防薬の服用など、予防医療をきちんと行ってあげましょう。
特に子犬は免疫力がまだ弱いですから、生後まもなくの3回のワクチン接種が終わり、獣医さんの許可が下りてから外飼いにするのが良いですね。
*犬小屋まわりを清潔・安全に
室内飼いに比べ、外飼いの方がどうしても衛生的に保つことが難しくなります。
こまめに掃除をし、清潔にしてあげましょう。
また、怪我や拾い食いを防ぐためにも、安全にも気を配ってください。
犬が食べると有毒な植物や除草剤、遊んでいてうっかり飲み込んでしまいそうな小さいプラスチックなどは片付けておきましょう。
*暑さ・寒さ対策
いくらビーグルが体温調節が上手とはいえ、暑すぎたり寒すぎたりすると落ち着いて過ごすことができません。
我が家の室内飼いのビーグルも、冬に暖房をつけずに寝ると寒がって夜中に吠えたりします。
冷感シートを敷いたり、毛布を入れてあげたりしてなるべく夏や冬でも快適な環境で過ごすことができるようにしてあげて下さい。
*去勢・避妊手術をする
愛犬が子犬を授かることを望んでいないのであれば、あらかじめ去勢・避妊手術を受けさせましょう。
外飼いの場合どうしても目が行き届かない時間が長くなってしまいますから、トラブルを防ぐためにも検討してみてくださいね。
*しつけをしっかりとする
外飼い・室内飼いどちらにも言えることですが、しつけをして人との暮らしに馴染めるようにして行きましょう。
外飼いで家族以外の人と接する機会も多いので、しっかり訓練することでご近所から愛されるビーグルにしていきたいですね。
*積極的にコミュニケーションをとる
人懐こくて家族が大好きなビーグルですから、積極的に関わりを持ってぜひ仲良く暮らしていってください。
ビーグルは外飼いできる?【まとめ】
ビーグルの外飼いについて解説してきました。
外飼いであれ室内飼いであれ、大切な家族であることには変わりありません。
ぜひ、家族として良い関係を築いていってください。