元気いっぱいで、愛らしい外見のビーグル。
日本でも家庭犬として愛され、数多くの家庭で家族の一員として暮らしています。
垂れ耳が印象的なので、誰もが一度は街中などで見かけたことがあるのではないのでしょうか?
ビーグルはイギリス原産で、16世紀頃にはイギリス王家でも愛されており、一時は複数のビーグルを飼っていたとか。
現代ではメーガン妃が保護犬のビーグルを愛犬として迎え入れています。
元々は狩猟犬として活躍していた犬で、運動量が多く筋肉質な体が特徴的です。
しかし、ビーグルに似てる犬種が他にもいることをご存じでしょうか?
この記事では、そんなビーグルと似てる犬種について紹介していきます。
犬種ごとの比較や違いについても解説しているので、ぜひ最後までお読みください。
ビーグルと似てる犬種
※バセットハウンド
フランス原産の中型犬で、ビーグルそっくりの垂れ耳が特徴です。
「バセー」という、フランス語で丈が短いことを意味する言葉が元になり「バセットハウンド」と名付けられました。
その名前の通り、胴長で短足な体型をしています。
顔や身体の皮膚が垂れ下がっており、少々とぼけた表情が印象的ですね。
有名靴ブランドの「ハッシュ・パピー」のマスコットとして使用され、日本でも有名です。
ウサギ猟・キツネ猟のために改良された犬種で、嗅覚がとても優れています。
人間とともに行動し、自慢の鼻を使って狩りの手助けをしていたようです。
温厚でマイペース。おっとりとした性格です。
猟犬出身ではあるものの運動量はさほど必要なく、日常の運動はゆっくりとした散歩で十分でしょう。
※ハリア
イギリス原産の中型犬で、ビーグルよりひとまわり大きい犬種です。
かつてはウサギ猟・キツネ猟で活躍し、その優秀さから数多くの猟師たちに愛されてきました。
実はハリアの生い立ちについては諸説ありわかっていないことも多いのですが、その外見からビーグルと近縁の犬種であることがうかがえますね。
スマートな身体つきで、運動量が多いことが特徴です。
お散歩はしっかり1日1時間以上、エネルギーを発散させてあげた方が良いでしょう。
性格は聡明、秩序を重んじる性格です。
優しく協調性があり、人間との暮らしにも順応できます。
※サツマビーグル
ビーグルに似てる犬種で海外原産のものを紹介してきましたが、実はビーグルそっくりの犬が日本にもいることをご存じでしょうか?
薩摩(現在の鹿児島県)で生まれた、サツマビーグルです。
明治時代に西洋から持ち帰られたビーグルやバセットハウンド、ハリアなどの犬と薩摩に元々いた薩摩犬を交配し生まれた犬で、バセットハウンドによく似た顔と、ハリアによく似たスマートな身体つきをしています。
優れた猟犬を追求した結果生まれた犬種で、ウサギやシカ・イノシシなどを狩る猟犬として活躍しました。
性格は優しく従順ですが、和犬らしい頑固で単独を好む一面も持ち合わせています。
サツマビーグルは絶滅が危ぶまれており、現在では日本で100頭程度しか飼育されていません。
愛好家の手によって保存活動が行われています。
ビーグルと似てる犬種の比較
ビーグルと似てる犬種がいくつか存在していることがわかりましたが、特徴を比較してみました。
それぞれの特徴をピックアップしてみると、簡単に見分けることができそうです。
中型犬の中では小柄 筋肉質 明るく活発
・バセットハウンド
大きさはビーグルと似ているが体重が重い 垂れ下がった皮膚 穏やか
・ハリア
ビーグルよりも大柄 手足が長くスマート 秩序的な性格
・サツマビーグル
ビーグルと同様の大きさ バセットハウンドに似た顔にスマートな身体 従順だが単独を好む
似てる犬種とはいえ、注意深く見てみるとしっかり違いがあることがわかりますね。
ビーグルと似てる犬種【まとめ】
ビーグルと似てる犬種や、その見分け方について解説してきました。
どんな犬種であれ、一頭一頭の特性を理解して接してあげたいですね。
ぜひ参考にしてみてください。