世界中の家庭で飼育されているビーグル。
日本でも、数多くの家庭で家族の一員として愛されています。
トイ・プードルやシーズーなどと違って短毛であるのでトリミングも必要なく、お手入れが楽なイメージがありませんか?
実はビーグルはとても毛が抜ける犬種です。
「短毛だからお手入れが楽そう!」という安易なイメージで飼い始めてしまうと、驚くかもしれません。
筆者もそのようなイメージで飼い始めたところ、想像の何倍も毛が抜けるので掃除が大変で痛い目をみました。
この記事では、そんなビーグルの抜け毛対策について解説しています。
ぜひ最後まで読んで、参考にしてみてください。
Contents
ビーグルはなぜ毛が抜けるのか?
そもそもビーグルの毛が抜けるのはなぜなのでしょうか?
その原因は、ビーグルが2種類の被毛を持つことにあります。
ビーグルは「ダブルコート」と言って2種類の被毛が生えている犬種です。
オーバーコートという皮膚を守る役割の毛と、アンダーコートという保温効果があり体温調節を助ける機能を持つ毛です。
オーバーコートは硬くて抜けにくいのですが、アンダーコートは柔らかくて抜けやすくなっています。
また、アンダーコートには夏毛と冬毛があり、換毛期にはごっそりと生え変わります。
人間が衣替えをするように、ビーグルも夏の暑さに備えたり、冬じたくをしたりするのですね。
ビーグルの抜け毛対策はどうしたらいい?
様々な対策法がありますが、ここでは2つの対策法を紹介します。
*ブラッシング
ブラッシングをしてあげることで、「死毛」と呼ばれる役目を終えて自然に抜けかかっている毛を取り除き、床に散らばってしまうことを防ぎます。
ビーグルは皮脂が多いので、こまめにブラッシングすることである程度汚れを取り除いてあげることもできます。
ペットショップで専用のブラシが販売されているので、探してみてください。
使用の際は決して力を入れず、毛並みに沿って優しく行ってくださいね。
筆者はお散歩から帰ったあと、家に入る前に簡単にブラッシングを済ませるようにしています。
換毛期にはそれはもうごっそりと毛が抜けるので、思わず熱中してしまうほどです。
愛犬も最初は嫌がっていましたが、最近ではすっかり慣れて気持ちよさそうにしています。
*シャンプー
2〜3週間に一度はシャンプーをしてあげましょう。
ブラッシングだけでは取りきれない汚れや死毛を取り除き、皮膚を清潔に保ちます。
ペットショップに行くと犬用のシャンプーがたくさん売っています。
シャンプーの選び方ですが、以前愛犬が動物病院で診察を受けた時に、獣医さんから「ビーグルは意外に肌が敏感で、アトピー性皮膚炎などを患う子が多い」と聞きました。
「皮脂が多いので洗浄力の強いシャンプーでガシガシ洗った方がいいのかな?」と考えていましたが、実は全てのビーグルがそういうわけでもないようです。
シャンプー前後には皮膚に赤みが出ていたりしないか確認してあげると良いですね。
不安がある場合は、獣医さんやトリマーさんに確認して指示を仰ぐと良いでしょう。
それでも毛が抜ける場合は?
日々ブラッシングやシャンプーをしていても、どうしても抜け毛ゼロを目指すのは無理があります。
せめてできる限り衛生的に保つためにも、掃除を怠らないようにしていきたいですね。
筆者は自他ともに認めるズボラ主婦で掃除が好きなわけではないですし、むしろ面倒でサボってしまいがちな方でした。
しかしビーグルを飼い始めてからスティック掃除機を購入し、またその後の引っ越しを機に物を減らして、掃除のハードルを限りなく低くするように努力しています。
気軽に掃除ができるようになると少ない手間で衛生的に保つことができますし、部屋が綺麗だと頭がすっきりして仕事や家事もはかどり、一石二鳥だと感じています。
ビーグルの毛が抜ける原因と対策【まとめ】
ビーグルの抜け毛対策について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
確かに抜け毛は多く掃除は大変ですが、それが苦にならないくらいビーグルは愛くるしい犬種です。
愛犬と一緒に快適に暮らして行けるように、一緒に頑張っていきましょう!