保護猫の譲渡会や保護猫カフェで可愛い猫さんと出会った❢
それは運命の出会いかも❢
毛色も私好みで、瞳の色も素敵❢
何といってもモフモフ感が最高の毛並みで、肉付きもしっかりしている❢
これこそ幸せな嬉しい出会いだわ❢
なんて思った方はたくさんたくさんいると思います。
「それなら、たくさんの猫が譲渡されて皆が幸せになれて良いことじゃないですか❢」
なんて声が聞こえてきそうですけど…譲渡するには猫さん側の気持ちも大事でして…。
いくら「この子は私の好みにピッタリなので大事にします」といっても…
猫さんからの好みもありますし……。実際の相性もありますからね…。
それを確かめるために《トライアル》というのがあります。
今回は保護猫譲渡前のトライアルについて解説します。
Contents
保護猫のトライアルとは?
トライアルとはお試し期間という意味です。
トライアル期間は2週間〜長くて1か月の所もあります。
2週間の理由
そらは、保護猫が新しい環境に馴染むまでの時間が2週間ほどかかるのです。
猫さんによっては、野良時代に怖い思いをしていてもっと時間のかかる子もいます。
・猫さんが慣れてごはんを安心して食べてくれるか?
・猫さんが安心して寝てくれるか?
・警戒心が解けて部屋を自由にウロウロしたり、家族になついてくれるのか?
・怖がらずにトイレを使って排泄が出来るか?
・飼い主になる方が、「思っていたのとは違う…。」とならないか?
・お子さんとの相性が悪くないか?、または、子供以上に手がかかり無理…とならないか?
こんなことを確認するための期間ですから、2週間では短い場合もあり1ヵ月様子を見る施設もあるようです。
保護猫がなつかない場合の対策
なかなかなつかない子には、それなりの理由があります。
まず、〔人間が怖い〕そして〔物音が怖い〕、なかには〔男性が怖い〕子や〔子供が怖い〕子もいます。
もし怖がっているならば、寂しいですがコミュニケーションをひかえて〔気長に待つ作戦〕に変更してあげましょ。
動かざること山の如し作戦
そばに来ても手を出して捕まえてはいけません!
あっせって手を出すともっとなつかない子になります。
寄り添って昼寝をしてくれる頃まで気長に待ちましょう。
生活動作を荒くしない
全く物音をたてずに、静かにスローモーションで!というのではなく、ドアの開け閉めをバンバンしたり、物を乱雑に扱い大きな物音を立てる人を怖がり、なつかない子もいますから気をつけてあげましょう。
・ごはん係には、猫さんがなつかない家族の方に係になってもらいましょう。
《ごはんをくれる優しい人作戦》です。
そっと置いてその場を離れてください。そのうちに猫さんが『ごはんタイム』になると待っていてくれたり、寄って来てくれます。
トライアル期間に見定めること
トライアルを行う前に色々な条件をクリアーする必要がありますが、《見定め》は、それらを無事にクリアーした後の事で最終試験のようなものです。
保護猫と家族との実際の生活の相性を見定める。
人にも『誰かに構ってもらいたい人』や『1日の中で一度は一人の時間が必要な人』がいると思いますが、
猫にも同じでずっと構ってほしい子とのんびりダラダラ寝ていたい子など様ざまいます。
飼い主さまの家庭が、『賑やかに遊ぶご家族なのか?』『穏やかに皆さんでまったりと寛ぐご家族なのか?』そういうところも考えて、そこに家族の一員として入れる保護猫を選んであげてください。
猫を飼うということは思ってるよりも大変です。
壁やカーテンや家具などを、傷つけることは当たり前だと思っておくほうが良いです。
そのことをトライアル期間に身に染みる方が多くキャンセルする方もいます…。
譲渡された猫がストレスなどで体調を崩さないか?も見ます。
トライアル期間中に緊張とストレスで食欲が無くなったり、お腹をこわして下痢続きになる子もいます。
保護された猫は厳しい環境から救い出され、今は保護施設で安心して暮しているはずですから、また新たな場所に連れて行かれるということは、かなりの恐怖だと理解して接してあげましょう。
保護猫がなつかないのは?【まとめ】
たくさんの保護猫が里親さんの元へ引き取られることは嬉しいことです。
でも相性が合わなくなったり、飼い主さまからの「思っていたのとは違う」ということで、出戻りや保健所へ連れて行かれる猫を無くすためのシステムが『トライアル』です。
・トライアルとは保護猫と家族になる飼い主さまたちの『実際の生活お試し期間』です。
・保護猫でなつかない子は怖がりだったり過去の怖い体験があったりする子もいる。
・保護猫は男の人や子供を怖がったり、大きな物音を怖がる猫がいますから接し方を工夫してあげましょう。
・トライアル期間中には是非飼い主になる家族さま達との相性を確認しましょう。