マンチカンの平均寿命!長足・短足によって違いはあるの?

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短足が特徴のマンチカンですが、できるだけ長生きしてほしいのが飼い主の本音ですよね。

この記事では、マンチカンの寿命や長足・短足による違い、かかりやすい病気についてなどを解説していきます。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

マンチカンの平均寿命は10~13歳と、ほかの猫と比べるとやや短いとされています。

特に短足のマンチカンは骨軟骨異形成症という病気や椎間板ヘルニアを発症しやすいために、長足のマンチカンと比較すると短命であるようです。

これらの病気に加えて、マンチカンの毛の長さによっては毛球症という、お腹に毛玉が溜まる病気にもかかりやすいとされています。

病気が死因に直結することは少なくとも、罹患することによって体力が消耗したりストレスが溜まったりして短命の原因となります。

飼育環境やこまめな健康診断などでできるだけ病気の予防や早期発見に努めていきましょう。

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目次

マンチカンの平均寿命はどのぐらいあるの?

マンチカンの短足は、とても愛らしい一方で、遺伝子異常による奇形だともされています。

そのため体が弱く、平均寿命は10~13年と短いようです。


長足のマンチカンはこの遺伝子異常を受け継いでおりませんが、短足の子はこの遺伝子異常が原因で骨軟骨異形成症という病気にかかりやすいために寿命に差が生じます。

ただし、平均寿命というのは生まれてから死ぬまでの猫の寿命を平均したものであるので、幼いうちに亡くなってしまった子の寿命も含まれています。

短足のマンチカンは遺伝子異常によってかなり小さいうちに亡くなってしまう子もいるので、その子が平均の計算に含まれていると考えると、今1歳以上で元気なマンチカンであればもう少し寿命が延びる可能性もあります。

飼育環境などによっても、寿命を延ばすことができます。

飼育環境についてはもう少しあとで詳しく解説します。

マンチカンのかかりやすい病気

マンチカンの特徴的な見た目から、いくつかかかりやすい病気をもっています。

特に短足・長毛といった人気のあるマンチカンほど体が弱くて病気にかかりやすいです。


病気になると看病する時間はもちろん医療費もかなり高くかかるので、飼い主としてはなるべくかかってほしくないですね。

ここで紹介する病気は、特にマンチカンにかかりやすいものです。

他にも猫のかかりやすい腎臓の病気やおしっこの病気などもあります。

骨軟骨異形成症

短足のマンチカンは短足遺伝子を持っています。

この短足遺伝子は遺伝の中で特別変異によって生じたもので、生物学的にはとても弱い立場にあります。

短足遺伝子をもったマンチカンは骨軟骨異形成症という病気にかかりやすいとされています。

これは、関節の中にある柔らかい軟骨が硬くなってしまう病気です。

この病気にかかると、猫は歩くのを嫌がったり触ると痛がったりするようになり、足にこぶのようなできものができることもあります。

治療は痛み止めなどの服薬が中心で、病気そのものを治すことはできません。

椎間板ヘルニア

短足のマンチカンでは長い胴体を支えるために背骨が無理をしてしまいます。

背骨の骨と骨の間にある椎間板という場所が変性して元の場所からはみ出してしまい、そのはみ出した部分が脊髄という神経を圧迫してしまう怖い病気です。

脊髄は手足を動かすための神経です。

そのため、椎間板ヘルニアになると足に麻痺が起こることがあります。

力が入りにくい様子だったり歩き方がいつもと違う様子があったりしたらこの病気の可能性があります。

歩くのが困難で、トイレに間に合わないということもあるようです。

毛球症

マンチカンの特徴として、短足だけでなく美しい長毛も挙げられます。

猫は基本的に自分で毛づくろいをして毛並みを保っていますが、毛づくろい中に毛をたくさん飲み込んでしまうと毛球症になってしまう危険があります。

毛球症になると、便秘や嘔吐、食欲不振などの症状がみられます。

そのままにしておくと、胃の中で毛が絡まり、詰まってしまうこともあります。

病気の予防はできるの?

このような怖い病気にかからないようにすることはできるのでしょうか。

まず、多くの感染症を予防するためには、室内飼いを行うというのが最も良い方法です。


野良猫との接触を防ぎ、危険物の飲み込みを防ぐことができます。

また、交通事故などのリスクもありません。

うちの猫もそうですが、多くの猫は内弁慶なので外を見るのは好きでも外へ出るのは好まないみたいですね。

マンチカン特有の骨軟骨異形成症ですが、発症を100%防ぐことは難しいです。

ただし、室内での運動を制限することで症状を小さく抑えることは可能です。

元々短足なので高いところへ飛び上ったり飛び降りたりすることは苦手なマンチカンなので、低めのキャットタワーなど関節に負担の少ない遊具を用意してあげましょう。

椎間板ヘルニアは、肥満の子が発症しやすいです。

重たいお腹を抱えたまま動くと背骨に負担がかかるからです。

そのため、体重管理が最も有効な予防法だといえます。

食べるのが大好きなマンチカンですが、心を鬼にして食事管理を行いましょう。

毛球症の予防法は、抜け毛をなるべく少なくすることです。


こまめにブラッシングを行うことが必要です。

長毛の子だと1日に2回ほど、短毛の子でも1日1回はブラッシングするようにします。

特に換毛期はものすごい抜け毛ですので、たくさん手入れしてあげてください。

マンチカンの寿命【まとめ】

長足の子と違って短足のマンチカンは生まれつき遺伝疾患を持っている可能性も高く、非常に病弱です。

1歳に満たないうちに病気で死んでしまう子も多くいるみたいです。

椎間板ヘルニアも短足のマンチカン特有の病気ですが、これは遺伝性のものではないので体重管理で防げる可能性が高いです。

毛球症もお世話次第で防ぐことができます!
定期的な予防接種や健康診断なども病気の早期発見のために大切です。

健康で長生きしてもらうためにも、飼育環境を整えて病気予防や早期発見に努めていきましょう。

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