メインクーンといえば立派な長毛と大きな体のイメージされる方が多いでしょう。
とてもゴージャスな印象ですよね。
しかしお手入れを考えるとあの長毛は大変なのでは?と思う方もいますよね。
メインクーンが好きだけど、お世話やそうじを考えると短毛の子はいないのかなと思う方のために短毛のメインクーンはいるのかまとめました。
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メインクーンはなぜ長毛なの?
メインクーンが長毛である理由は、その生息地や気候に適応するための自然選択の結果とされています。
メインクーンの起源は北アメリカであり、特に寒冷な地域に生息していたと考えられています。
そのため、長い毛は寒冷な気候から身を守るための適応として発展したと考えられています。
長い毛は体を保温し、寒冷な環境下での生存を助ける役割を果たしていました。
また、長毛は捕食者から身を守る助けにもなりました。
毛が密集していると、捕食者の爪や歯が肌に到達しにくくなり、身を守る役割を果たしました。
その後、メインクーンは家庭で飼われるペットとして人気を博し、長い毛の美しさと個性的な外見が魅力となりました。
このため、長毛がメインクーンの特徴として定着し、現代のメインクーンも長毛の個体が一般的です。
メインクーンに短毛の子はいる?
立派な長毛が魅力のひとつであるメインクーンですが、すべてが長毛なのか気になりますね。
答えはメインクーンの中でも短毛の子はいます。
しかし純血種ではすべて長毛になり、交配の方法によって短毛のメインクーンが生まれるということです。
その方法とはメインクーンとほかの種類の猫と交配させるというものです。
簡単にいうと雑種やミックス猫と呼ばれるものです。
異なる種類の交配で生まれた子は両親どちらかの血統を名乗ることができます。
ミックス猫として生まれた子はメインクーンの顔や体の大きさのまま、短毛なことがありますが、必ずそうなるわけではありません。
逆に小さな体で長毛の子が生まれることもあります。
どちらの場合も親のどちらかがメインクーンであればその子もメインクーンと名乗れるわけです。
この方法で生まれた子は短毛のメインクーンということになりますが、ほかの種類の猫と比べると長毛にはなります。
猫は純血よりも雑種のほうが体は丈夫になります。体が丈夫で、短毛のメインクーンというのは飼いやすかもしれませんね。
猫の短毛と長毛の違いとは?
猫の毛の長さには、短毛と長毛の2つの主なタイプがあります。
これらの違いは、毛の長さだけでなく、毛質や管理の必要性などにも関連しています。
毛の長さ
最も明らかな違いは、毛の長さです。
短毛の猫は、毛が比較的短く、体に密着しています。
一方、長毛の猫は、毛が長く、しばしばフサフサとしています。
毛質
毛質も異なります。
短毛の猫の毛は、しばしば滑らかで密集しており、触り心地が滑らかです。
一方、長毛の猫の毛は、しばしば柔らかく、フワフワしており、触り心地が柔らかいことがあります。
毛の量
一般的に、長毛の猫は毛の量が多く、短毛の猫よりも体にフサフサとした外観を与えます。
これは、長毛が体を覆う範囲が広いためです。
ケアの必要性
長毛の猫は、短毛の猫よりも毛のお手入れが必要です。毛玉の発生を防ぐためには、定期的なブラッシングが重要です。
一方、短毛の猫は通常、毛のお手入れが比較的簡単ですが、定期的なブラッシングも良い習慣です。
毛色ごとの印象や抜け毛のちがい
メインクーンの毛色には数種類あります。
ブラウン・レッド・シルバー。ブラック・クリーム・ブルー・ホワイト・キャリコなどです。また、単色だけでなく、タビー柄といわれる縞模様の子などもいます。
一番人気なのはブラウン(濃い茶色)で単色ではなく、すべてタビーです。
レッドは明るいブラウンで華やかな印象で、クリームはやさしい雰囲気を持ち、シルバーやブラック、ブルーはクールで気品を感じられます。
ホワイトの単色は珍しく、ブルーの瞳を持つ子もいてとても美しいメインクーンとなります。キャリコは日本でいう三毛猫です。
抜け毛については、ブラウンタビーやレッドタビーよりもシルバー系のほうが抜け毛は多いです。しかし、毛色による違いは少しの差です。
メインクーンは実はシングルコートです。
しかし体長が大きく立派な長毛なので、ほかの猫と比べると、どの毛色でも抜け毛は多いです。
また、明るい色の毛は目立つので服などにつくとさらに抜け毛が多く感じられるかもしれません。
抜け毛対策については毎日のブラッシングや毎月のシャンプーなどでお手入れしてあげましょう。
暑さが苦手なので、夏はサマーカットにしてあげると、メインクーンは少し快適に、飼い主はお手入れが楽になるかもしれませんね。
服などにつく毛は粘着テープが便利です。
メインクーンに短毛はいるの?【まとめ】
メインクーンに短毛の子はいます。しかし純血であれば必ず長毛に、ほかの種類の猫との交配であれば短毛のメインクーンが生まれることもあるということでした。
その場合は、雑種やミックス猫となりますが、体の丈夫な子が生まれやすいというのはメリットですね。
毛色により、抜け毛に少しちがいがあるのも覚えておきたいポイントですね。
立派な長毛はとても愛らしいですが、お手入れやお掃除を考えると少しデメリットともいえるかもしれません。
その場合はミックスされたメインクーンを探してみるといいかもしれませんね。