大型猫長毛種であるメインクーン。
その立派な体とふわふわの長毛に憧れる方も多いと思います。
メインクーンを飼いたいけど、デメリットはあるのか不安な方もいると思います。
飼う前にデメリットを知っておけば対策がとれますね。
大きいゆえのフード代、長毛種の抜け毛についてみていきましょう。
Contents
メインクーンは飼いやすい?
メインクーンは飼いやすい猫種の一つとして知られています。
穏やかで社交的な性格を持ち、飼い主など人間の家族や他のペットとの親密な関係を築くのに適しています。
メインクーンは通常、環境の変化にも適応しやすく、新しい状況に素早く適応する傾向があります。
また、彼らは遊び好きで活発であり、知的な好奇心が旺盛です。これらの特性は、遊びやトレーニングを通じて絆を深めるのに役立ちます。
さらに、メインクーンは一般的に健康で丈夫な猫種であり、長寿命となることもあります。
ただし、個体差や環境によって異なることを念頭に置いてください。
メインクーンのデメリットは
メインクーンのフード代が高くなる
メインクーンのフード代はほかの猫と比べると高いのでしょうか。
一般的な猫は3~4㎏に対して、メインクーンは6~8㎏に成長します。
フードは年齢や体重から計算して与える量が決まるので、体の大きなメインクーンは、ほかの猫よりも多く食べることになります。
一般的な猫のフード代は月3000円~4000円といわれています。
メインクーンの場合は月に5000円~6000円は予算として考えておくようにしましょう。
少しフード代が高くつくことはデメリットといえます。
しかしキャットフードといっても、ホームセンターなどには安いものもありますし、栄養価の高い専用のフードなどは高くなります。
高ければ良いということではなく、その猫に合ったキャットフードを選ぶことが大事です。
猫にも好みがあり、カリカリのフードが苦手な子、味にこだわりがある子などそれぞれ個性があります。
適正量は食べないとやせてしまい、栄養失調になるのでフードの食べ残しが多い時は、ちがうものを試してみるのも良いと思います。
メインクーンは大きな体を支えるための筋肉が必要です。
動物性たんぱく質の入ったキャットフードがおすすめです。
全体的に高コストになりがち
前述では餌代について解説しましたがそれ以外にもメインクーンは全体的に高コストになりがちです。
メインクーンは一般的に高価な猫種です。
やや珍しい猫種ですので、個体の購入時のコストも他の猫種に比較すると高くなる傾向にあります。
身体が大きな分、必要なスペースも大きくなりますので部屋代にまで影響を及ぼす可能性があります。
また、大きな体格や運動量の増加に伴い、餌や医療費などのコストも高くなる可能性があります。
メインクーンの抜け毛と対策
メインクーンの魅力は大きさだけではありません。
ふわふわの長い毛も人気の理由です。
ただ長毛種はお手入れやお部屋の掃除が大変そうですよね。
メインクーンは長毛種で、美しい毛並みは飼い主さんにとっての自慢でもありますが、同時に抜け毛の量も半端ないです。
家の中が毛だらけになることも珍しくなく、掃除が一苦労することもあります。特に換毛期にはその量が増えるため、日々のブラッシングは欠かせません。
メインクーンは実はシングルコートに分類されています。
ダブルコートの猫に比べると抜け毛は少ないかもしれません。
しかし体が大きい分、毛が生えている面積も大きいので抜け毛は多くなります。
抜け毛が多いと掃除が大変になるのでデメリットになります。
抜け毛の対策としては、こまめなブラッシングです。
毎日1回はブラッシングをしてあげると、お部屋に落ちる毛が少しは抑えられます。
換毛期は1日2回できるといいですね。
また、月に1・2回はシャンプーをしてあげましょう。
シャンプーのあとはしっかりと乾燥させることも大切です。乾燥を怠ると毛玉の原因にもなります。
シャンプーが苦手な猫には、ウェットティッシュで拭く、ドライシャンプーを活用するなどで対応しましょう。
メインクーンは暑さが苦手なので、夏は思い切ってサマーカットにするのもいいですね。
ただサロンでカットする場合は5000円程度かかります。
自分で顔周りの余分な毛を少し切ってあげるだけでもお手入れがしやすくなります。
抜け毛が多いと毛繕いの際に飲み込んでしまい、おなかの中に毛玉が溜まってしまうことがあり、食欲低下や嘔吐につながります。
予防のためにもできる限りのお手入れはしてあげましょう。
お部屋やお洋服にも抜け毛がつきますが、粘着テープがとても便利です。コロコロするだけできれいに毛がとれますし、こまめに掃除ができます。
運動不足に気をつける必要がある
メインクーンはがっしりとした体格を持っていますが、運動不足が続くとあっという間に太ってしまいます。
メインクーンは他の猫と比較して体が大きい猫種ですので、その分、運動をするためには広いスペースが必要です。
肥満防止のために運動の時間を設けてあげる必要があります。
普段はおっとりとしているため、飼い主さんがおもちゃで遊びに誘ってあげることが大切です。
メインクーンがかかりやすい病気
どの猫種でも病気にかかる可能性がありますが、メインクーンがかかりやすい病気もありますので確認しておきましょう。
肥大型心筋症
メインクーンは心臓病の一種である肥大型心筋症にかかりやすいとされています。
心臓の筋肉が肥大してしまい、正常な心拍が妨げられることがあります。
症状には呼吸困難、嘔吐、倒れることが含まれます。早期発見と定期的な獣医の診察が重要です。
腎臓病
メインクーンは腎臓病にかかりやすい傾向があります。
腎臓は老廃物を排出する重要な臓器であり、慢性的な腎臓病は進行性で治療が難しいことがあります。
定期的な健康チェックと適切な食事管理が必要です。
肥満
メインクーンは大食いであることが多く、運動不足になると肥満になりやすいです。
肥満は関節への負担を増やし、糖尿病や心臓病などのリスクを高めます。
適切な食事管理と運動を心がけて、健康的な体重を維持することが大切です。
メインクーンを飼うデメリットは?【まとめ】
メインクーンは体が大きい分フード代は少し高くなり、長毛ゆえに抜け毛は多いですのでデメリットとなりますね。
ですがそのどちらもメインクーンの魅力です。
あの大きくてふわふわした見た目にぬいぐるみのような愛らしさを感じます。かしこさや鳴き声の小ささは一緒に暮らす上で大きなメリットとなりますね。
どんな猫を選んでもデメリットがないことはありません。
いきものを飼うということは、メリットのみではありません。
しかしデメリットを含めても癒しになることは間違いありません。
デメリットに対してはしっかり対策をたて、快適な猫ライフを送りましょう!