ペットを飼っているとどうしても留守番させる必要がでてきますよね。
一人暮らしの方が飼っている場合も多いので、仕事中などは留守番させることになります。
猫が留守番しているときの気持ちはさみしいと思っていないか心配になります。
暑くないか、さむがっていないかなども気になるポイントですね。
猫はどんな気持ちで留守番しているのか、何日くらいできるのか、室温管理についても解説します。
Contents
猫が留守番中の時の気持ちは?
猫を留守番させているとき、さみしい気持ちでいないか心配になりますよね。
仕事をしていたりすると、日中は家を空けなければならない方が多いとおもいます。
出張や旅行などで1泊以上帰れないときはさらに心配です。
猫はもともと群れでは行動しません。単独行動を好むので、1匹の時間が好きな子が多いのです。
留守番中は基本的にさみしいなどの気持ちは少なく、のんびり過ごす猫が多いです。
猫は1日の平均睡眠時間が18時間なので留守番中は寝て過ごす子が大半ですよ。
はじめから長時間の留守番をさせるのではなく、短時間から練習していくことも大切です。
子猫のうちはずっと一緒に過ごしていたのに、いきなり長時間1匹になると分離不安症状が出てしまう子もいるようです。
物を壊したり、トイレ以外のところで粗相したり、必要以上に体を舐め、毛を抜くなどの自傷行為にまで至ってしまうこともあります。
短時間から留守番を始めることで、ちゃんと飼い主は帰ってくると理解します。
過度な不安を感じることもなくなるので、まずは数時間の買い物中の留守番、半日のお出かけなど徐々に慣らしていきましょう。
留守番を始めると猫は案外平気であっても、人のほうが心配で気持ちがそわそわしてしまうものです。
家電量販店などでペットカメラが販売されています。
スマホからリアルタイムの猫の様子を確認できるものもありおすすめです。
お留守番が苦手で寂しがりやの猫もいる
猫も個体によって性格や気質が異なりますので、中にはお留守番が苦手で寂しがり屋の猫もいます。
これらの猫は、飼い主との絆が強く、一緒にいることを好む傾向があります。
留守番中に不安やストレスを感じることがあり、そのために留守番時に挙動不審になったり、ストレス行動を示すことがあります。
このような場合、飼い主はいくつかの方法で猫のストレスを軽減することができます。
例えば、留守番中に猫のお気に入りのおもちゃやベッドを用意すること、留守番中に猫に安心感を与えるためにテレビやラジオをつけること、また、帰宅後に十分な愛情や遊びを提供することなどが挙げられます。
また、留守番が長期間にわたる場合は、猫のストレスを最小限に抑えるために、信頼できるペットシッターを雇ったり、親しい友人や家族に頼んで猫の世話をしてもらったりすることも考えられます。
何日くらい留守番できるの?
仕事中の留守番であれば問題なくできる子も、1泊となるとできるのでしょうか。
きちんと部屋の環境が整っていて、フードやお水が用意できていれば1泊程度の留守番は可能です。
お留守番に慣れている子であれば、不安やさみしい気持ちも感じずに待っていてくれるでしょう。
1泊以上となると、フードやお水の傷みが心配です。
食欲旺盛な猫であれば足りなくなってしまうこともあるかもしれませんね。
おなかをすかせたままではかわいそうですし、お水が足りなければ脱水になってしまいます。
猫はきれい好きなため、トイレが汚れたままだと我慢してしまうことや、トイレ以外でしてしまうこともあります。
2日以上家を空けるときは、誰かにフードとお水の補充、トイレの掃除をお願いしましょう。
頼れる人がいなければペットシッターに依頼することもできます。
飼い主が不在の間お世話をしてくれる方です。
ペットホテルという選択肢もあります。
遊んだりしてくれるので退屈はしませんが、猫は基本的に家を縄張りとしており、縄張り以外のところにいくことがストレスになってしまうこともあります。
留守番中の電気や冷暖房について
仕事中などの留守番であれば、電気はさほど気にする必要はありません。
日中は明るいですし、日光で十分です。
夜遅くなるときなどは、一部小さな明かりがあると安心ですが、真っ暗でも猫は見えるので大丈夫ですよ。
室温調整については、季節により注意が必要です。
夏は猫でも熱中症の恐れがあります。
地域差もありますが、冷房は入れっぱなしが良いです。室温設定は28℃以下になるようにします。
あそんでいてボタンを押すことがないように、リモコンはしまっておきましょう。
冬は暖房を一日中つけておく必要はないですが、段ボールやベッドに毛布を敷くなどしてあげましょう。
暖房をいれておくならエアコンにします。
ストーブは危険です。
ホットカーペットもよさそうですが、コンセントを引っかけてしまい、感電などの心配があります。
通電しているものは避けるのが良いですね。
猫は寒がりではありますが、被毛に覆われているため室内にいる場合はあまり心配ありません。日中の窓際など、暖かい場所を見つけるのも得意です。
猫の分離不安とは?
猫が分離不安になると、以下のような行動を示すことがあります。
過度のなめる行動
猫が分離不安を感じると、自分自身をなめたり、毛づくろいをすることが増える場合があります。
これは猫がストレスを軽減しようとする行動の一つです。
排尿や排便の問題
分離不安の猫は、飼い主がいないときに排尿や排便の問題を抱えることがあります。
トイレトレーニングがうまくいっていても、不安が増すとトイレの場所を変えたり、失敗をすることがあります。
不安定な行動
分離不安の猫は、不安を示すために不安定な行動を取ることがあります。例えば、家具を傷つけたり、壁や床を傷つけたりすることがあります。
鳴き声や叫び声
分離不安の猫は、鳴き声や叫び声を上げることがあります。
これは、飼い主がいないことに対する不安やストレスの表れです。
これらの行動が見られた場合、猫が分離不安を感じている可能性があります。
分離不安を軽減するためには、猫に安心感を与えるための環境の整備や、飼い主との絆を深めることが重要です。
また、必要に応じて動物行動学者や獣医師に相談することも有益です。
猫を留守番させる際に飼い主がしておくべき準備
猫を留守番させる際に、飼い主がしておくべき準備は次の通りです。
食事と水
留守番中に猫が食べられるように、食事と水を用意しておきます。
自動給餌器や自動給水器を利用すると、定期的に食事や水を提供することができます。
トイレ
猫がトイレを使えるように、きれいで安全なトイレを用意します。
留守番が長期間にわたる場合は、複数のトイレを用意すると良いでしょう。
安全な環境
猫が安全に留守番できるように、室内の危険物を取り除きます。
また、窓やドアを閉めて、猫が外に出ないようにすることも重要です。
快適な寝床
猫がくつろげる快適な寝床を用意します。
猫の好みに合ったベッドやクッションを提供すると良いでしょう。
おもちゃや刺激
留守番中に猫が退屈しないように、おもちゃや刺激を与えます。
猫の好みに合ったおもちゃや遊び道具を用意しておくと良いでしょう。
また飼い主のいつもの匂いのついたものを置いておくと猫が安心感を感じます。
エンターテイメント
猫が留守番中に退屈しないように、テレビやラジオをつけたり、窓の外の景色を楽しめる場所を確保したりすると良いでしょう。
猫の留守番カメラ
猫の留守番カメラは、飼い主が外出中や旅行中に猫の様子をリアルタイムで確認するためのカメラシステムです。
通常、Wi-Fi接続を利用して、スマートフォンやタブレットなどのデバイスに映像をストリーミングします。
これにより、飼い主はどこからでも猫の様子を確認し、安心することができます。
留守番カメラにはさまざまな機能があります。
例えば、動作検知機能を備えているものでは、猫がカメラの前を通ったり、動いたりすると、飼い主に通知が送られることがあります。
また、一部の留守番カメラには、音声通信機能やペットにおやつを与える機能などが付いていることもあります。
留守番カメラを使用することで、飼い主は猫が安全で快適に過ごしているかどうかをリアルタイムで確認できます。
また、猫の行動や癖を観察することで、より良いケアを提供するための洞察を得ることもできます。
ペットシッターや友人の手配: 長期間の留守番の場合は、ペットシッターや信頼できる友人や家族に猫の世話をしてもらうことを検討します。
緊急対応できる信頼できる人への協力依頼
近所の方や友人・家族など、飼いネコがいざという時に、家に入って対応できる信頼できる方を事前にお願いしておくと安心です。
合鍵を渡しておいて、いざというときに家に入って対応してもらいます。
一泊以上留守番をさせるなら、お願いしておくといいでしょう。
猫の留守番の気持ちは?【まとめ】
猫は留守番中、さみしいと感じていることはあまりないようで、飼い主の方がさみしくなってしまいますね。
さみしい気持ちはなくても、飼い主がいるほうが安心するはずです。
留守番のあとは、たくさんあそんであげたり、スキンシップをとったりしましょう。
今後留守番させる必要がある人も、これからペットを飼いたい方も、留守番中の室温など対策は考えておきましょう。
留守番中はすぐに対応ができないので、けがしないための対策も必要です。
ずっと家にいることは難しいので、猫と飼い主にとってベストな関係を築き、ストレスなく共同生活できるといいですね。