猫にウェットフードを与えるときに温度が気になったことはありませんか?
もちろんそのままでも食べることはできるので、気にならなかった方もいるでしょう。
ドライフードは温めるということは難しいですが、ウェットフードは人のレトルト食のような見た目なので温めたほうがおいしいのでは?と思う方もいるのです。
猫は本来冷たいものより適度に温かい食べ物を好みます。
その理由と適温とは何度なのか、冷たいまま与えていいのかなど詳しく解説していきます。
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猫のウェットフードは冷たいまま与える?
猫のウェットフードはパウチや缶詰に入っています。
開けた時の見た目もにおいもシーチキン缶のようなものが多いです。
十分おいしそうなにおいがします。
猫は味覚よりも嗅覚が鋭いので、においが強いほど食欲が刺激されます。
そこで少し温めるとよりにおいが強くなり、猫の食いつきがよくなるのです。
そもそも猫は完全肉食で狩りをして獲物を捕らえ食べていた動物です。
猫といえばねずみを狩るイメージがありませんか?
ねずみは哺乳類であり、捕らえて食べる時はだいたい37℃から38℃くらいの温度です。
なので猫にとって食べ物の適温は37℃程度です。
冷たくなった獲物は腐敗していると考えます。
もし飼っている猫がそのままのウェットフードにあまり食いつかないときは、温めることで解決するかもしれません。
もちろんウェットフードはそのまま食べられるように作られているので、必ず温める必要はありません。
しかし温めたほうが猫の好みではあるので、覚えておいて損はないでしょう。
ウェットフードを温める方法とメリット
ウェットフードを温めるメリットの一つは香りが強くなることです。
香りが強いほど、食欲が刺激されるので食欲が落ちている時やフードに飽きている様子が見られるときには温めることは効果的です。
また温めることで柔らかさが増します。
猫は口内炎など、口腔内の病気にかかりやすいのでそんな時にも温めたほうが柔らかくなり食べやすいと感じることが多いようです。
高齢になった猫は噛むことも飲み込むこともしんどくなることがあるので、そんな時にも食べやすくなるでしょう。
ウェットフードの温め方はとても簡単です。
・ジップロックに中身を出して湯煎する。
・電子レンジで温める。
鍋などに移して加熱はしません。
お湯に入れるだけなのでとても簡単です。
電子レンジで温める時は10秒ずつ様子を見ながら、加熱しすぎないようにしましょう。
猫のウェットフードを温める際の注意点
ウェットフードを温めるのはとても簡単ですが注意すべきこともあります。
・温度に注意する
湯煎するときに沸騰しているお湯につけておくと熱くなりすぎます。
少し温かいくらいの温度のお湯で十分です。
熱すぎるとやけどの危険があります。
・栄養を壊さない
熱すぎないと似ていますが、加熱しすぎると栄養素によっては破壊されてしまいます。
せっかく入っている栄養がとれないのは損です。
ウェットフードを冷凍保存しているときは、凍ったまま電子レンジにかけると栄養素が壊れやすいので、一度自然解凍する必要があります。
・一度温めたものは長時間置いておかない
温めたウェットフードを猫が食べ残した場合、もったいないと感じてしまいますね。
しかし衛生上、次の食事まで置いておくのはよくないので残ったものは処分しましょう。
・温度を均等にする
湯煎や電子レンジで温めたものは外側の温度は熱くなり、中心部は冷たいということがあります。
温めたフードは与える前によく混ぜて、温度のムラがないようにしましょう。
猫のウェットフードは冷たいまま与えるの?【まとめ】
猫のウェットフードは開封した時、冷たいままでもとてもおいしそうなにおいがしますよね。
しかし温めるともっとにおいが強くなります。
人にはそこまで違いが分からないかもしれませんが、嗅覚が人の何倍も鋭い猫には全然違うようです。
本来狩りをしていた猫は、獲物を食べる時37℃程度のうちに食べていたので、本能的にも少し温めたものが食べやすいでしょう。
もちろんそのままの冷たい状態でもおいしく食べられますが、温めるともっと食欲を刺激することができ、猫は喜びます。
熱すぎるとやけどの危険があるので、温めたものは温度確認してからあげるようにしましょうね。