そんな猫たちには、ドライフードをふやかして与えると食べやすくなることがあります。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
子猫やシニア猫、体調不良の猫などにはドライフードをふやかす方法で栄養を取ってもらう必要があります。
ふやかす方法はぬるま湯や水を一食分のフードが浸る程度に入れて10分ほど置いておくだけなのでとっても簡単です。
電子レンジを使うと時短にもなりますよ!
熱湯を使用したり浸した水を捨ててしまったりすると必要な栄養を逃してしまうことがあるので注意してくださいね。
子猫の離乳食としてふやかす場合は、生後3か月程度までが目安です。
徐々にドライフードを混ぜて、味や触感に慣れさせてあげましょう。
では、詳しく説明していきます!
Contents
どんな猫に対してキャットフードをふやかすの?
キャットフードをふやかして与える猫については、子猫、シニア猫、体調不良の猫の3種類です。
子猫は歯の生えてくる1か月ごろから離乳食として与えていきます。
歯固めやキャットフードの味の慣れ、未熟な消化吸収を助けるためにふやかしたご飯を与える必要があります。
シニア猫は子猫と反対で、歯が弱り抜けてくる子もいます。
そのため、これまでのようなドライフードは食べられなくなってくることがあります。
噛みにくく食べにくいキャットフードだと食事量自体が減ってしまうことも予想されるので、ふやかして食べやすくしてあげるようにしてください。
持病のない成猫でも、人間と同じように下痢や風邪などで体調を崩すことがあります。
その時には消化器官の運動が弱くなりやすく、ドライフードのままだと消化できない可能性があります。
体調不良の時に私たちがおかゆを食べるのと同じ感覚で、ドライフードもふやかしてあげてください。
キャットフードをふやかす方法と注意点
1食分のキャットフードが浸るぐらいの水かぬるま湯を入れて10分ぐらい置くのが基本的なふやかし方です。
この「10分置く」というのが案外難しく、忙しい飼い主だとふやけるまでの時間がとれない人もいると思います。
そのため、電子レンジを使用した時短のふやかし方法をご紹介します!
キャットフードに水を入れた容器を冷蔵庫に入れておいて、食事時間になったらレンジで20秒ほどチンするという方法です。
これなら短時間で済みそうですね!ただし、冷蔵庫に保管するのは1食分としてください。
また、子猫やシニア猫にふやかしたご飯をあげる場合には「味変」をすることもできます。
子猫の場合は猫用ミルク、シニア猫の場合はチキンスープやだし汁でふやかすと、水でふやかす場合よりも食べが良くなることもあります。
子猫もシニア猫も食が細いことも多いので、こんな工夫をしてみてはいかがでしょう?
この場合スープやだしは塩分のないもの、極力少ないものを使用してください。
ふやかしたキャットフードを作る際の注意点としては、お湯などの熱すぎるものでふやかさないことと、ふやかした水分は捨てない事です。
キャットフードの中には熱で栄養分を失ってしまう成分や、水に溶けだす成分が含まれています。
そのため、栄養分をしっかり摂るために水やぬるま湯を使用し、残った水分もしっかり飲んでもらうようにしましょう。
また、ふやかした後のキャットフードは雑菌がわきやすいです。
残してしまった分はもったいなくても破棄するようにし、作り置きもしないようにしてください。
子猫にはいつまでふやかす必要があるの?
離乳食として始めたふやかしたご飯は、だいたい月齢3ヶ月ほどで終了します。
そのころには乳歯も生えそろい、消化器官も発達し終えます。
離乳食を始めると、キャットフードに慣れてカリカリの状態でも食べられるようになる子猫もいます。
しかし、消化器官が未発達の状態でドライフードを与えてしまうと下痢などの原因にもなりかねません。
逆に、離乳食からなかなか抜け出せない場合には、ふやかしたご飯にドライフードを混ぜていき、徐々にドライフードに慣れさせるようにしましょう。
成猫の健康な歯や消化器官の維持のためにはきちんと離乳食を卒業させることも大切です。
キャットフードをふやかす方法を詳しく解説!【まとめ】
一言で「ふやかしたご飯」と言っても、細かい作り方や注意点、与える時期などが決まっていることに驚きました。
ふやかしたドライフード=ウェットフードと同じ存在だととらえていたのですが、ウェットフードは栄養補助などの食品を指すために、種類が違うのだそうです。
離乳食を卒業した猫を飼っていたとしても、体調や高齢によってほとんど必ずふやかしたご飯をあげないといけないタイミングが訪れると思います。
その時に慌てないように、今のうちに知識として身に着けておく必要がありそうですね。
だし汁やスープでふやかす方法については、グルメな猫ちゃんにもピッタリのごちそうになりそうです。
いろんなバリエーションを考えるのも楽しそうですね!