犬の耳毛カットは必要なのか?自宅でケアする場合はどんな方法?

犬の耳毛、気になるけどカットしてもいいのかな?カットしようとすると嫌がるからそのままでもいいのかな?と、悩んでいる飼い主さんはいませんか?

耳毛カットをする飼い主さんと、耳毛カットをしない飼い主さんがいますが、実際はどうしたらいいのでしょう。

愛犬の耳毛カットを、自宅で実施する場合、どのような事に注意してどんな道具を使えばいいのかよくわからないということもあるでしょう。

今回は、耳毛カットにおける、注意点や必要な道具についてご紹介していきます。

犬の耳毛はなんのためにあるの?

犬の耳毛は、耳のなかに異物が入らないようにするためにあります。

人間でいう「鼻毛」と同じ役割をしているということです。

犬の耳毛は、フサフサと密集して生えていたり、うすく生えていたり、犬種などによっても個体差があります。
つまり、耳毛カットの必要がある場合と、必要のない場合があるということも理解しておきましょう。

耳毛の役割は、いくつかあります。

●耳のなかに異物が入らないようにする
●水をはじいて、耳のなかが湿らないようにする
●汚れやホコリが耳のなかに入らないようにする

ペットとして飼われるようになってから、美容や健康のために耳毛カットする犬が多くなったようです。

犬の耳毛によるトラブル

耳の状態をしっかりチェックすることで、耳のトラブルを防ぐことも可能でしょう。

耳毛によるトラブルは、いくつかあります。

●耳の中の通気性が悪くなり耳のなかが蒸れる
蒸れたまま放置することで外耳炎になる場合がある
●耳毛についた耳垢が細菌の繁殖を引き起こす場合がある

耳の清潔を保つため、耳毛カットを考えてもいいのではないでしょうか。

犬の耳毛カットの方法は?

自宅で愛犬の耳毛カットをする場合、やり方を理解して、道具をしっかり準備しましょう。

*耳毛カットに必要な道具
耳毛カットに必要な道具をいくつかご紹介します。

耳毛切りハサミ

犬用の先端がカーブしているハサミや、人間の眉毛や鼻毛を切るときの先端が丸いハサミを用意すると、愛犬の耳のなかを傷つけにくくなります。

毛抜き

毛抜きには、滑り止めがついている「鉗子(かんし)」や、先端が丸くなっている「人間用の毛抜き」などがいいでしょう。

耳のなかに入れるときは、耳を傷つけないように先端を閉じた状態でゆっくりと耳のなかに入れるようにしましょう。

犬用バリカン

バリカンを使うことで、耳からはみ出した毛や細かい部分の毛のカットが簡単にできます。

音の小さなものや、スピード調整できるものもあるので、愛犬の耳にあったものを選んであげましょう。

耳掃除クリーナー

耳毛カットしたあとは、定期的に耳の中をチェックするようにしましょう。

耳掃除クリーナーは、ペットショップなどで売っているので、コットンにつけて耳のなかをやさしく掃除してあげましょう。

犬の耳は非常に敏感です。
耳のなかを傷つけないように、細心の注意をしながら実施しましょう。

犬の耳毛は抜いてもいいの?

耳が腫れていたり、赤く炎症をおこしていたりする場合は、耳毛を抜くことで耳の状態が悪化する可能性があります。

耳毛カットも、耳毛抜きも、むりやり行ってしまうことで、愛犬にとってストレスになり、耳毛カットは嫌なものと認識してしまうでしょう。

また、毛を抜かれることが嫌な犬もいるため、犬の耳毛抜きに慣れていない飼い主さんは、トリミングサロンにおまかせするといいでしょう。

犬の耳毛カット【まとめ】

犬の耳毛カットは、健康を維持するために必要ですが、やりすぎるとよくありません。

清潔にしてあげるつもりが、耳を傷つけたり、耳毛カットは嫌なものと認識させてしまったりしてしまいます。

犬の耳はとてもデリケートな部分なので、簡単なケアは自宅で行い、細かいケアはトリミングサロンを利用するといいでしょう。

愛犬にとって、耳毛カットは嫌なものではないと思えるようにしてあげてくださいね。