我が家では子どもが小さいころ、近所のお祭りの金魚すくいで、出目金を2尾すくいあげて、自宅に持ち帰ったところから、突然家族になり、約10年以上共に過ごしました。
出目金だけでなく、その後は金魚も同じ水槽で、複数種類、飼っていた時期もあります。
出目金(でめきん)は、金魚の種類の中でも、その大きな目が特徴的です。
ひょうきんで愛くるしい表情です。
今回は出目金の寿命はどのくらいなのか?
そして飼い主としてどのようにすれば出目金の寿命は伸ばすことができるのか解説します。
Contents
出目金の寿命はどのくらい?
出目金の平均的な寿命は、おおよそ5年から10年といわれています。
適切なケアが与えられると最長で15年以上生存することもあるそうですよ。
大切なペットとして、共に長く過ごすには、適切な水槽のサイズや水質管理が重要なんです。
過密な環境や不適切な水質は、出目金の寿命を短くする原因となります。
それでは、具体的にどのような環境が良いのでしょうか?
出目金の寿命を伸ばすには?
出目金がストレスなく泳げる大きさの水槽を
ホームセンターや金魚店などで売られている出目金は大体5センチほど。
金魚すくいなどで露店に出せれるのはもっと小さく3〜4センチです。
そこから育てると出目金の大きさは、一般的に10〜15センチになります。
用意する水槽もその大きさ、個体数、そして何より、出目金がストレスなく泳ぐことのできるスペースが必要となります。
我が家も地元のお祭りで、子どもが金魚すくいの露店で出目金を2尾すくいあげたところから飼い始めました。
当然準備はしていなかったので、その日は洗面器で、翌日ホームセンターで横幅45センチの水槽を買い求めました。
ちなみに、その他にろ過フィルター、エアレーション・水温計・水槽用照明・水槽用ヒーター・金魚用の餌など、『初心者セット』があって便利でお得です。
出目金は、顔から眼が飛び出ている特性から泳いでいる間に眼を傷つけてしまうことがあります。
そのことが寿命を縮めてしまう要因にもなりますので、注意が必要です。
2年で10センチになりました。
そのころ、他の種類の金魚も飼い始めましたので、水槽を90センチの大きいものに買い直しました。
水温は20℃前後が適正
水槽の設置場所を工夫すればヒーターなどの器具を利用しなくても飼育可能です。
我が家では陽当たりの良い出窓に置いていましたので、夏場は直射日光を避けて逆に高温になりすぎないように注意していました。
水槽に設置する水温計は必須です。
ネットで調べると出目金の飼育可能な水温は5〜25℃とありますが、水温を変化させることが出目金自体にストレスを与えることになり、寿命を縮めますので、要注意です。
水質について
水道水に含まれる塩素は、出目金にとっては有害です。
汲み置きによりカルキ除去をしたり、専用のカルキ抜き剤を使用して、しっかり除去してから使用するようにしましょう。
塩素除去機能のある浄水器を利用する方法もあります。
ちなみに我が家では浄水器を利用していました。
また普段、出目金のフンや食べカスなどで水自体が汚れてしまいますので、1週間に一度は水換えをすることをお勧めします。
陽当たりの良い場所に水槽を置いておくと、藻が発生することがあります。
藻自体は、出目金の寿命にはそれほど影響はありませんが、水槽としては、あまり見栄えが良いものではありません。
水換えをする時に、水槽を洗うことも必要ですね。
酸素も重要
酸素濃度が不足すると、金魚は酸欠になり、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
酸素供給を確保するために、水槽内の酸素濃度を定期的に確認します。
エアレーション装置やエアストーンを水槽に設置して、出目金が酸素を取り入れるよう助けてあげましょう。
水草など水中植物を入れることでも日中に光合成を行い、酸素を生成します。
ただし、水中植物によっては、出目金の眼を傷つけてしまうものもあるので、注意が必要です。
また、フィルターシステムは水中の浄化だけでなく、酸素供給にも大切。
適切なフィルターを選び、メンテナンスを定期的に行いましょう。
えさについて
やりすぎはNGです。
えさの種類は、ホームセンターやこの頃はスーパーマーケットでも見かけますが金魚用であれば、どれでもOK。
飼い始めの頃は、家族みんなが水槽のそばに行っては、えさを入れては食べる姿に喜んでいました。
なんだか動きが悪いと思ったら、おなかが妙に膨れていたことも。
これが寿命を縮める大きな要因になったことも。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
1日1回、5分程度で食べられる量にしましょう。
出目金の寿命について【まとめ】
いかがでしたか。
今回は出目金の寿命について解説しました。
私たち夫婦の還暦を目前にして、最後の1尾が旅立った後、約20年使った水槽を手放しました。
みんな10年以上は生きてくれて、今では庭のみかんの木の下で眠っています。