小さく常に水槽内の何かをツマツマと食べている姿が可愛らしいミナミヌマエビは様々な水槽内の汚れを食べてくれる「水槽の掃除屋」として有名です。
そんなミナミヌマエビは水草を食べる?という話を聞いたことがありませんか?
水草を食べるのであれば、市販されている餌を買う必要はなくなりますよね。
今回はミナミヌマエビは水草を食べる?というのは本当か、おすすめの水草や量などミナミヌマエビと水草について紹介します!
Contents
ミナミヌマエビは水草を食べる?
ミナミヌマエビはウイローモスなどやわらかい水草を食べます。
水草だけではなく「水槽の掃除屋」としてミナミヌマエビは様々なものを食べます。
・フン
・魚の死骸
・コケ
水が汚れる原因ばかりですね。とても助かります。
ただミナミヌマエビのみの水槽や、ミナミヌマエビの数が多い、餌となるものが少ない場合は注意が必要です。
餌が足りないと生きるために水草を食べます。
餌が足りていなければおやつ程度に食べる程度ですが、餌が水草だけとなった場合は「食害」と呼ぶレベルで水草を食べてしまいます。
ちなみに硬い葉を持つ水草はそもそも食べることが出来ませんので食べません。
食害を抑えたい場合、餌を与えているのに水草ばかり食べるならばアヌビアスナナなど硬い葉の水草を入れることをお勧めします。
ミナミヌマエビにおすすめの水草と量
ミナミヌマエビには隠れ家になりやすく、傷つきにくいやわらかい水草をおすすめします。
・ウイローモス
放っておいても成長する、扱いやすく安価なので初心者でも取り入れやすいウイローモス。
ミナミヌマエビのおやつにもなり、茂ったウイローモスは稚エビの隠れ家にもなりますよ。
最近だと入れるだけのウイローモスマットや、流木にウイローモスが付いている物もあります。
・マツモ
「金魚藻」としても有名な浮き草のマツモも実はミナミヌマエビにおすすめです。
浮き草の為隠れ家に使用したい場合は重りをつけて沈めなければなりませんが、やわらかくエビのおやつにもなります。
増やし方もとても簡単でマツモを切って浮かべておけば自然と増えていきます。
エビがいる水槽とは別にマツモのみを入れてストックしておけば、もし食べられてしまっても追加でき、初心者でもおすすめの水草です。
・アヌビアスナナ
エビが食べられない硬い葉として説明しましたが、実はアヌビアスナナもミナミヌマエビとの相性は良いのです。
成長が遅く、硬い葉の表面がコケに覆われてしまうことがありますが、ミナミヌマエビがコケを食べてくれるので問題なし。
丸い葉が特徴で見た目も可愛らしく、手間をかけなくても育ちます。
こちらも流木に活着させたものなど、購入してそのまま入れられるものもあります。
丸くて大きい葉はエビの隠れ家にも使用できそうです。
ミナミヌマエビ水槽の水草の量はどのくらいがおすすめ?
水草の量は少し多めが良いです。
ミナミヌマエビの足場にもなり、おやつにもなり、隠れ家にもなるので少し多めに入れてあげたいですね。
野外飼育している方で底が見えないくらい水草を入れている飼育者もいるようですよ。
もちろん無理に用意していれなくても育ちます。飼育者の飼育に合わせて水草の量は調節してください。
ミナミヌマエビは水草を食べる?【まとめ】
ミナミヌマエビと水草について紹介しました。
ミナミヌマエビは水草を食べるようですが、基本的に食べつくすという心配はありません。
水草は見栄えも良くし、水質安定など様々な効果をもたらします。
そんなに手間をかけずに育てられる水草もたくさんありますので、ぜひともミナミヌマエビの飼育水槽に水草を入れてみてはいかがでしょうか。