ミナミヌマエビは観賞魚と混泳させると餌の食べ残しやコケを食べてくれる「水槽の掃除屋」として有名です。
水槽内の汚れの原因を食べてくれるならば餌は不要なのか、それだけでミナミヌマエビは生きられるのか心配になりますよね。
今回はミナミヌマエビに餌はいらないのか、ミナミヌマエビの餌の量や頻度、餌が無い時に家にあるものでミナミヌマエビの餌の代用が出来るのか紹介します!
ミナミヌマエビに餌はいらないのか
混泳水槽ならばミナミヌマエビに餌はいらない、ミナミヌマエビのみの水槽ならば餌を与えましょう。
ミナミヌマエビが混泳水槽内で食べるもの
・魚のフン
・魚の死骸
・コケ
・やわらかい水草の新芽
・水草などに付着しているプランクトン
本当に色々なものを食べます。掃除屋の名は伊達ではありませんね。
死骸やフンまで食べるのは驚きますよね。
これほどたくさん食べるものがありますので、混泳水槽の場合はミナミヌマエビに餌を与えてしまうと逆に食べ残してしまうこともあります。
ミナミヌマエビの数が多く、食べるものが無いような水槽でしたら餌を少し与えても良いでしょう。
ちなみに掃除屋がいるからと言って掃除をサボって良いわけではありません。
もちろんミナミヌマエビもフンをしますし、水槽内には見えない汚れもたくさんあります。
水替えと掃除はきちんと行ってください。
ミナミヌマエビの餌の与え方
先ほどは不要と言いましたが、ミナミヌマエビに餌が必要な場合もあります。
・ミナミヌマエビの数が多い
・ベアタンクでの飼育
このような場合は餌を与えましょう。
ミナミヌマエビの餌は基本的に観賞魚の餌でも良いです。
エビ用に市販されている餌でももちろん良いですね。
沈むタイプの餌は特に与えやすいです。
ミナミヌマエビは水槽の底を歩いていますから。
そして量はとても少なめに与えます。ミナミヌマエビの餌の適正量はどの位、ということは言えません。
その日によって違い、追加で餌を与えてしまうと水質悪化しやすいためとても少なめに与えると言われています。
頻度は1日1回出来れば決まった時間に、粒タイプでしたら1匹2粒からで様子をみます。
一応2時間で食べきれる量という情報もございました。
正直私はこれだけでも良いと思います。
食べ残すようでしたら餌は取り除いておきましょう。そのままにすると水質悪化につながります。
そして食事が終わった後も、翌日もミナミヌマエビの様子はきちんと見ていてあげてください。
ミナミヌマエビの餌を家にあるもので代用!
ミナミヌマエビは家にあるもの、スーパーで買える野菜や肉や魚などを食べることが出来ます。
注意することがあります。
・水質悪化しやすい
上記の事を考えて野菜を購入する際には無農薬のものを、水質悪化しやすいので食べ終わったらすぐに水槽から取り除きます。
食べるものですが、本当になんでも食べます。
野菜は緑の野菜を食べられます。
・ほうれん草(葉をゆでる)
・ブロッコリー(葉も茎も食べる、ゆでて切り込みを入れると食べやすい)
・魚のあら
・古くなった生肉
本当になんでも食べられますね。
ミナミヌマエビを大量に飼育して、野菜のくずや生ごみの処理をミナミヌマエビにお願いするのもエコの一環になるかもしれませんね。
これらは食べますが水質悪化や手間を考えると、無理に与えなくても大丈夫だと思います。
食べさせてみたい方などは、ミナミヌマエビの餌を手作りしてみるのも楽しいかもしれませんね。
ミナミヌマエビに餌はいらないの?【まとめ】
ミナミヌマエビに餌はいらないのか紹介しました。
ミナミヌマエビは本当になんでも食べてくれるので、積極的に餌を与えなくても大丈夫です。
中にはウイローモスだけ植えておけば大丈夫という飼育者も存在します。
観賞魚のお供として有名ですが、ミナミヌマエビ自体もとても小さく可愛いエビなので、単独飼育でミナミヌマエビを楽しむのも良いでしょう。