犬が何かをする行動には意味があるものが多く、愛犬のちょっとした行動や様子を見ていると気になる心配な行動に気がつくことがあります。
犬が足を噛む、なめる姿です。
この行動が頻繁だと心配になりませんか?
犬が足を噛む理由には原因があるはずです。
そこで、この記事では犬が足を噛む理由と考えられる原因を詳しく説明。
対策や受診した方がいい症状も併せて解説していきます。
是非、最後までご覧下さいね!
Contents
犬が足を噛む理由
犬同士のトラブルを避けるのに犬自身が生まれ持っている、カーミングシグナルがあります。
犬の気持ちや立場を表すサインです。
犬が自分の足を噛む行動も、カーミングシグナルの一種と言われています。
犬が足を噛む理由には、どのような気持ちがあるのでしょう。
また、犬が足を噛む理由は大きく分けて2つあります。
病気や怪我に関連性がない場合
・気分を落ち着かせている(グルーミング)
犬は気持ちを落ち着かせる時に毛づくろいをします。
グルーミングと言えば毛づくろいのイメージがありますよね、多くが犬は気持ちを落ち着かせる時に毛づくろいをしています。
この時に犬が足を噛むことや、なめることがあります。
・暇つぶし
退屈している時に見られます。
犬の前足を噛む、なめる行動で退屈しのぎをしていると考えられます。
特に自分の口から届きやすい部位ということも、犬が足を噛む理由と関係しています。
・ストレス
犬が何かにストレスを感じている。
ストレスを和らげたい。
気持ちを落ち着かせたいサイン、カーミングシグナルのサインです。
病気や怪我には関連性がないと考えられる犬が足を噛む理由でしたが、頻繁に犬が足を噛む時には、病気の可能性がでてきます。
犬が足を噛む理由から、考えられる病気や怪我の症状を見ていきましょう。
このような症状はありませんか?
病気や怪我に関連性がある場合
・かゆみ
届かない場所のかゆみを紛らわせようと犬は足を噛んだり、なめることがあります。
・しびれ
足や身体にしびれがある場合、しびれを和らげる時に犬が足を噛んだり、なめることがあります。
長い時間、同じ姿勢をとっていたことで、しびれがおこることもあります。
元気に歩いている場合は問題ありませんが、頻繁にしびれがある時は、動物病院で受診が必要となります!
・出血や痛み。
痛みが足にある場合、痛みを和らげようとする時にも犬は足を噛む、なめることがあります。
出血や傷がある場合、犬は唾液に含まれる、リゾチームによる殺菌効果を得るため、なめることがあります。
犬が足を噛む理由には原因がありました。
飼い主さんが、できる対策としていくつかご紹介していきます。
犬が足を噛む理由の改善策
犬が足を噛む理由には心因的な要因と病気や怪我による身体的要因があります。
この2つの要因に飼い主さんが普段からできることがあります。
心因的な原因には犬の一人時間を充実させることです。
ストレスの原因がはっきりと分かっている時には、原因を取り除くことでストレスもなくなるでしょう。
ですが、ストレスがわからない場合もあります。
そのような時、犬の気持ちが落ち着くアロマやハーブが効果的です。
ラベンダーやオレンジスイート、ベルガモット、ジャーマンカモミール、スカルキャップ、パッションフラワー、バレリアンが犬に効果があるので試してみるのもいいでしょう。
あまりにもひどい場合には、動物病院を受診することをおすすめします。
暇つぶしで足を噛む理由の場合、犬は寂しさから足をなめてしまうことがあります。
ケージでの留守番の時には、知育トイを入れてあげましょう。
小さめの音でテレビをつけるのも対策の一つとなります。
ストレスや寂しさの場合、飼い主さんが一緒に遊ぶ時間を増やしたりするといいでしょう。
犬が寂しさを感じないようにする工夫も必要となります。
可能な限り、ストレスになっているものを取り除いてあげたいですね。
アレルギー対策としては一度、検査を受けてアレルゲンを除去してあげましょう。
この時、全てのアレルゲンの除去は難しいのでアレルギーと考えられるものを飼い主さんは一つずつ除いてあげるといいでしょう。
健康な皮膚では悪さをしない常在菌ですが、頻繁に犬が足を噛んだりすると皮膚の常在菌のバランスが崩れてしまいます。
また、口腔内の雑菌による感染のリスクもあるので気をつけましょう。
皮膚炎にならないよう飼い主さんは、ブラッシングやシャンプーを定期的に行いましょう。
家庭でシャンプーをした後は、しっかりと乾かすようにしましょう。
皮膚の乾燥から、かゆみが出るとかゆみからあかぎれとなり、なめる頻度も高まります。
この場合には、セラミドが配合されている犬用の保湿剤をこまめに塗るといいでしょう。
愛犬の症状を見ながら、早めの対策をとりましょう。
犬が足を噛む理由に、その部位に怪我をしている場合があります。
怪我防止に犬が嫌がらない場合には、犬用の靴下や靴を履かせることも対策の一つとなります。
犬が足を噛む理由の原因に受診が必要な場合がある!
犬が足を噛む理由には原因がありましたが、迷うのが受診のタイミングです。
判断する時の基準を見ていきましょう。
皮膚、肉球に異常がなく、犬が足を噛んだり、なめたりするのが習慣化されていない場合は、あまり心配はいりません。
なぜなら、犬が自分を落ち着かせる行為かも知れないからです。
この時に飼い主さんは、あまり構うのはやめましょう!
噛んだりなめたりしている前足、後ろ足が真っ赤になっている。
毛が抜けている、足先が冷たい、震えている、足を引きずっているなど異常が見られる場合は病院に連れて行きましょう。
皮膚の赤みやかぶれ、フケなどが見られる時は犬に異変が起こっている可能性があります。
元気がなく、食欲がない場合は特に注意が必要となります。
早めに病院に行きましょう!
犬が足を噛む理由とは?【まとめ】
犬が足を噛む理由には原因がありました。
ストレスからくる心因的要因は、人より敏感な犬だからこそストレスを感じやすいのかも知れません。
愛犬のストレスの要因となっているものがないか飼い主さんは、観察をしながら可能な限り取り除いてあげましょう。
身体的要因がアレルギーからくるかゆみだと、犬も辛そうです。
頻繁に犬が足を噛む、なめるを繰り返している時は一度検査をすると原因がわかることもあります。
アロマが犬にとって効果があることが分かりました。
原因が分からない時には、アロマを試してみてはいかがでしょうか。