カラフルな小さい体、ひらひらと美しいヒレを持つグッピーは今も昔も人気の観賞魚。
よく観賞魚は水流で遊ぶ姿を見ることが出来ますが、グッピーも水流で遊んでいるのでしょうか。
もしそうであれば可愛らしいですよね。
今回はグッピーは水流で遊ぶのか、適した水流はどの位が良いのか、水流はなしでも大丈夫?という疑問を解説していきます。
グッピーは水流で遊ぶ?
よくグッピーが水流に逆らって泳ぐ姿を見ますが、それは遊んでいるわけではありません。
この行動は本能によるもの、ちなみにグッピーだけではなく他の観賞魚にも広くあてはまります。
本来ならば自然にいるグッピーは水流に流されてばかりだと、いきたい方向に行くことが出来ない為、逆らって泳ぐようになるらしいですよ。
グッピーが自由に泳ぎまわる前提として、自分の位置は自分で決め、いきたい方向も自分で決めたい。
というものですね。水流には負けないぜ、ということでしょうか。
余談ですが、グッピーに負けず劣らずの人気を誇る“ネオンテトラ”は水流を好むようです。
水流が好きで遊ぶ魚もいるんですよ。
グッピーに適した水流はどの位?
グッピーには弱い水流。
あまり水流が強いと、グッピーがその場所にとどまるだけで精一杯という、苦しい状態が毎日続きます。
時々でしたら、グッピーの適度な運動に良い、という考えの方もいらっしゃいます。
水流が調節できるようなフィルターがあると良いですが、グッピーにはそんな運動は必要ないかな、と思います。
グッピーを含むヒレが大きな観賞魚は泳ぎがゆっくりで、あまり得意ではないといわれています。
泳ぎが得意ではない魚には弱い水流が適しています。
グッピーに水流はなしでも大丈夫?
水流はなしでも大丈夫ですが、水流がないということはフィルターやエアレーションを入れないということです。
水流自体はなくても大丈夫ですが、フィルター・エアレーションは飼育するためにあった方が良いです。
それでも入れない場合は
・餌も少なめ
・こまめな水替え(5日に1回1/3程度)
・できれば水草を入れる(光合成により酸素を供給できるため)
グッピーを何もレイアウトを入れないベアタンクで飼育されている方もいますので、自分に合った飼育方法で良いと思います。
最初はこれで大丈夫ですが、グッピーは繁殖力が高く、オスとメスがいれば自然に増えていきます。
増やさない為には最初からオスのみ・メスのみで飼育した方が良いです。
冬場にはヒーターを使用すると思いますが、水流がないということは水槽内の水が循環できません。
ヒーター付近だけが温かいということが起こりますが、そんなに気にする問題でもありあません。
そこまでして水流をなくすことをしなくても、弱い水流でしたらさほどグッピーのストレスにもならないので、私はフィルターの使用をおすすめします。
水流を調節できるフィルターもありますが、そうでないものもあります。
その際はフィルターは投げ込み式のフィルターが扱いやすいです。
水槽の隅に設置し、吐水口を壁側に向けると水流は弱くなります。
他にも吐水口として、小さな穴がいくつか空いているフィルターならば、自分で穴を広げて水流を弱くします。(広げ過ぎに注意)
外部フィルターや上部フィルターだと水流が強くなりがちなので、出来れば避けてください。
グッピーの水流はどの位が適切?【まとめ】
グッピーは水流で遊ぶのか、遊んでいるわけではないのか、それは飼育者の判断で良いと思います。
グッピーは言葉を話せないので、本能もありますが、実は遊んでいるということもあるかもしれません。
ですが、強い水流はグッピーの負担になることを忘れないようにしましょう。