数ある金魚の中でも飛び出した目が特徴的な出目金は、今も昔も人気の金魚です。
金魚がかかりやすい病気の1つに【白点病】があることをご存じでしょうか。
もちろん出目金もかかってしまうことがあります。病気になったら心配ですよね。
今回は出目金が白点病になってしまった際の治療法、白点病の薬浴方法などを紹介します!
出目金が白点病になった時の症状
出目金だけではなく多くの観賞魚がかかりやすい白点病、かかっってしまったら以下のような症状が出てきます。
・出目金がレイアウトなどに体をこすりつける(かゆがる)
出目金は黒い体色を持っているので、比較的見つけやすいと言われています。
また出目金含む金魚のオスは繁殖期になると追い星と呼ばれる白い点が見られます。
追い星と白点病はよく間違われますが、出てくる箇所で見分けることが出来ます。
追い星は出目金のほっぺたに当たる部分(えら蓋)胸びれなどに出てきます。
それに対し、白点病は体全体に出てきます。白点病が重症化してしまうと、体全体が真っ白になるほどです。
重症化してしまうと完治させるのが非常に難しくなってしまいますので、早期発見がベストです。
日々出目金を観察して、白い点々がどこに出てきたのか、これは追い星なのか、白点病なのかを見極めましょう。
出目金が白点病になってしまった際の治療法
水槽内には白点病の原因がたくさん泳いでいます。
水槽全体の薬浴をしましょう。
まず白点病とは「ウオノカイセンチュウ」と呼ばれる寄生虫に寄生されたことを白点病と呼びます。
出目金に白点病の症状がみられた場合は水槽内に大量のウオノカイセンチュウがいると思ってください。
そのままにしていると混泳させていた他の観賞魚まで白点病になってしまいます。
すでに白点病になっている可能性もあります。
なので隔離はせずに、水槽全体を薬浴しましょう。
期間は2週間、必ず守ってください。
寄生したウオノカイセンチュウは1週間ほどで産卵、成虫には薬は効きません。
幼魚の場合は薬で対処でき、幼魚は寄生できなかった場合24時間で死んでしまいます。
以上を踏まえると2週間ほどで白点病は全て治療できます。
1匹でもウオノカイセンチュウが残っていると、また白点病になってしまいますのでかならず2週間は守りましょう。
そして治療方法は規定量の薬を水槽に投下し、水槽用ヒーターを28℃にしましょう。
白点病の薬はたくさん販売されています。自分に合った薬を選んで購入しましょう。
薬浴中は餌を与えず、2日に1度2/3程度水替えをしましょう。
白点病にはヒーターがおすすめのようです。
ウオノカイセンチュウは高水温が苦手なようです、なので水温は28℃と高めに設定。
一気に水温を高くしてしまうと出目金の負担になってしまうので、温度は1日1度上げて様子を見てみましょう。
2週間たって出目金が元気になっているようでしたら1日かけてゆっくり真水に戻して薬浴完了です。
初期の白点病には塩浴もおすすめ
初期の白点病、手元に薬が無い場合には塩浴が効果的です。
塩浴は1リットルに対して5グラムの塩を入れるだけです。5グラムは小さじ1杯。
白点病で塩浴をする場合も期間は2週間程度、水替え頻度も薬浴と同じく2日に1度2/3程度、餌は与えずに様子を見ましょう。
水槽内のリセットを忘れずに
治療中には治療前に使用していた水槽内のレイアウトは全て消毒、リセットしましょう。
底砂からフィルターまで、そのままだとまた白点病になってしまう可能性があります。
熱湯に耐えられるものは熱湯消毒、水槽などは衣料用「ワイドハイター」で消毒、使用前にカルキ抜きした水で3日程度放置、あく抜きします。
フィルターなどは消毒するよりも交換した方が簡単かもしれませんね。
手間ですが出目金の為に頑張りましょう。
出目金の白点病について【まとめ】
出目金の白点病について紹介しました。
人間も出目金も病気は早期発見・早期治療がカギとなります。
きちんと毎日観察して、出目金と一緒に健康にすごしましょうね。