朱文金は多数存在する金魚の品種改良の一つで赤・白・黒の色合いが美しく、細長い吹き出し尾が特徴です。
よく金魚すくいなどで見かける金魚とは少し違うので、飼育が難しく、すぐ死んでしまうのでは、と思いますよね。
今回はそんな朱文金の寿命はどのくらいなのか、平均寿命や長寿のコツなどを紹介します!
朱文金の寿命はどのくらい?
朱文金の寿命は最大で30年程度ですが、飼育環境に大きく左右されやすいです。
朱文金自体が金魚の中でも丈夫で、寿命の長さも金魚の中では長い方です。
かなり丈夫なので、飼育環境が悪くてもある程度は耐えられます。
ただ10年以上長く生きていてもらうには、正しい飼育方法で朱文金を飼育してあげることが大切です。
朱文金の平均寿命
朱文金の平均寿命は8年~10年と言われています。
平均寿命も他の観賞魚と比べると長生きですね。
ただ先ほど紹介した最大で30年という寿命を聞くと短く感じますよね。
そこはやはり飼育環境に影響されていると言えます。
次は長寿によってギネスブックに載った朱文金を紹介します。
ギネス記録になった朱文金の寿命は何年?
調べましたが朱文金の寿命はギネス記録に載っていませんでした。
朱文金ではありませんが、同じ金魚仲間の【オランダシシガシラ】という金魚がギネス記録に載っています。
その寿命はなんと43年!大切に育てられていたのですね。
そのオランダシシガシラの平均寿命は5年~6年と言われていて、朱文金よりも短いです。
そんなオランダシシガシラが43年も生きたのですから、平均寿命が長い朱文金ならギネス記録も超えるかもしれませんね。
正しい飼育方法・飼育環境を整えて、ギネス記録に挑戦してみるのも面白いかもしれませんよ。
朱文金を長生きさせる!長寿のコツ
購入直後のトリートメントを行い、日常の飼育は水温・水質の安定、餌のやりすぎに注意しましょう。
まず朱文金を購入したらトリートメントと呼ばれる塩浴を1週間行いましょう。
やりかたは水1リットルに対し、塩を小さじ1杯、水量に合わせて調整しましょう。
隔離用水槽があれば良いのですが、無ければバケツでも大丈夫です。
慎重に水温合わせ・水合わせを行い、まずは塩浴用水槽で1週間を過ごします。
その間は2日に1度の水替え、餌は与えません。
1週間程度ならば餌なしでも大丈夫です。
この1週間で何事もなく元気ならば水槽へ、もし病気などが見つかった場合はそのまま塩浴から薬浴に切り替えるなどして治療しましょう。
水槽に入れる際も水温合わせ・水合わせは慎重に行いましょう。
このトリートメントと呼ばれる作業はとても大事です。
塩浴は観賞魚の調子を整えます。
購入された朱文金は運搬時のストレスや、体力を消耗しているのでトリートメントで体調を戻す必要がありますので、トリートメントは必ず行いましょう。
ここまでは購入直後から水槽導入までです。
日常的なお世話で気を付けたいところは急激な温度の変化、水質の悪化です。
水槽の置き場所によっては水温が急激に変化してしまいます。
・エアコンのある部屋
などは避けた方が良いですね。
なるべく変化がない場所に置きましょう。
水質については、餌の食べ残しやフンが原因で水質が悪化してしまいます。
フィルターを入れていても、朱文金は大量にフンをする為、他の観賞魚よりも水は汚れやすいです。
目に見えるフンはスポイトなどで除去、2週間に一度の水替えをして、水質を保ちましょう。
水替えの際も水合わせはきちんと行いましょう。
水温・水質だけではなく、日常の餌やりにも注意が必要です。
朱文金を含む金魚は大食いと言われています。出された餌はとりあえず食べるからです。
しかし食べるからと言ってたくさん与えることは良くありません。
金魚の死因に1番多いのが食べさせ過ぎと言われているように、大量に与えてしまうとすぐに死んでしまいます。
目安としては1日2回1分間に食べきれる量と言われています。
先ほども紹介しましたが、朱文金は1週間程度ならば食べなくても大丈夫なので、日々の餌やりも少ないかな、位で長生きします。
目に見える飢餓(お腹がへこんでいる)などが見られなければ大丈夫です。
朱文金の寿命【まとめ】
いかがでしたか。
今回は、朱文金の寿命について紹介しました。
朱文金は大事に育てれば最大30年も生きられる観賞魚なので、大事に育てて長く一緒にいたいですね。