和金を飼育しているとだんだん大きくなって困ったことはありませんか?
もしくは小さな水槽でせま苦しく泳いでいる大きい和金を見た事がある人もいると思います。
どんな生き物もだんだんと大きく成長し、和金も当たり前ですがどんどん大きくなります。
人間の場合は成人する頃には身長の伸びは止まりはじめ、おじいちゃんおばあちゃんの年齢になるとちょっとですが身長が縮んでいきます。
では和金の場合はどうでしょうか?
和金の平均的な大きさは10cmと言われていますが、どのように大きくなっていくのでしょうか?
水槽内でせま苦しい思いをさせない、快適に飼育していく為にとっても大事な和金の大きさについてしっかりと解説していきますのでお付き合いよろしくお願いします。
年齢別推移から見た和金の大きさって?
まず初めに和金の年齢を人間と比較してみましょう。
※当歳魚や明け二歳など専門的な呼び方がありますが、ここでは生まれた年を0歳、誕生日を迎えたら1歳ずつ年をかさねていくと捉えてください。
0歳~1歳の和金は人間で言うと、0歳~16歳頃で、成長期にあたります。
2歳~4歳の和金は人間で言うと、17歳頃~40歳頃で、赤ちゃんができやすい年齢にあたります。
5歳以降の和金は人間で言うと、失礼にあたるかもしれませんがおじさんおばさん、もしくはおじいちゃんおばあちゃんにあたります。
5歳以降の和金は1年経過するたびに、人間では5歳年をとると考えてください。
10歳の金魚は人間だと70歳くらいになります。
比較してわかったことは、生まれてからの2年間で大人になる、すなわち大きくなっていくということです。
だいたいですが、生まれたばかりの5mm程の和金が1年で10倍の5cm、2年で20倍の10cmくらいまで大きくなります。
成長期が終わった2歳以降の和金も、成長期程ではないですが餌や環境により少しずつ大きくなっていきますので、まだまだ安心できません。
和金の大きさは水槽のサイズで変わる?
成長期の和金は、水槽が小さくても5cmから10cmくらいまでは大きくなります。
成長期がおわった和金は餌の量などにもよりますが、水槽の大きさに合わせたサイズへと変化していくようです。
大きな水槽でのびのびとストレスなく泳げる環境があれば、原種のフナと同じサイズくらいの30cmくらいまで大きくなる可能性があるようです。
逆を言えば、小さい水槽で飼い続けると大きくなりにくいという事でもありますが、和金にストレスを与えている可能性があり、病気や寿命に繋がっていくので注意が必要です。
自分の経験で和金ではなくオランダ獅子頭という種類の金魚の話しですが、45cm水槽で単体飼育していると、5年ほどで15cm以上まで大きくなりました。
それ以上大きくなったらかわいくないと思い、水槽はそのままにして餌の量を調節しながら飼育していました。
餌の量を調節し減らしたらかわいそうと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ストレスがない程度、栄養不足にならない程度に抑えていたのでクレームはお控えください(笑)。
和金って最大どれくらいになるの?
和金の原種はフナです。
フナはだいたい30cmくらいはあります。
和金は金魚の種類で原種に近く、フナのポテンシャルを大いに持ち合わせているので、水槽のサイズ、餌の与え方を上手に行えば30cm越えの和金を見る事もできるでしょう。
ギネス記録によると、47.4cmがあります。
もうフナというより鯉じゃん!と、思ってしまいそうです。
ちなみに、和金の長生きのギネス記録は43年というのがあります。
平均寿命が10年と比べるとものすっごく長いですね。
43歳の和金は人間でいうと単純計算で235歳以上というよくわからない年齢です。
和金の大きさについて【まとめ】
金魚すくいで捕った和金や、ペットショップで購入した和金は5cmくらいのものが多いですが、すぐ10cm以上におおきくなります。
大きくなるというのを頭にいれ、飼育する環境を変える(水槽を大きくする)、大きくなった時を想像して最初から大きめの水槽にするなどを考えて飼育してください。
水槽のサイズや餌の与え方で大きさは変わりますが、小さくても大きくても大事な和金です。
平均寿命が10年とわりと長く生きるので、大きくなる姿を楽しみながら和金の健康に気を付けつつ、快適な和金ライフをおすごしください。