小さくて可愛らしく、飼育も容易で人気の観賞魚メダカ。
メダカは日光に当てると良いと聞きますが、それは本当なのでしょうか。
今回はメダカには直射日光はなぜだめなのか、夏の対策、水温管理について紹介します。
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メダカに直射日光はなぜだめなのか
メダカには適度な日光浴が必要と言われていますが、直射日光による水温上昇に耐えられず死んでしまうことがあります。
そのためメダカに直射日光はダメだと言われるのです。
春と秋の穏やかな気温の中でしたら、野外飼育は可能です。
夏と冬は気温の上昇が激しく、それに伴い水温も急激に変わりやすくなるのでおすすめはしません。
特に夏場は直射日光による急激な水温上昇によって以下の事が起こりやすくなります。
・汚染しやすい
・酸欠になりやすい
・水槽にコケが発生しやすくなる
人間にも日光は必要ですが、長時間直射日光を浴び続けていたら体調が悪くなりますよね。
メダカも同じです。
メダカも日光が大好きで、日光を当てると大きく、健康に育つと言います。
また、水槽内の水草も、日光を当てると健康に育ちます。
何事も適度に、ということですね。
これを見るとメダカに日光浴は必須のように感じますが、日光を浴びなくともメダカは飼育可能です。
あくまで日光があったほうがよく育つ、というだけで日光がないと病気になって死んでしまったり、全く育たない、ということはありません。
普通の観賞魚と同じように飼育しても全然問題ありません。
私は小学生の時、理科の授業の一環に一人ずつ、学校でメダカをもらい、飼育していました。
当時はメダカを日光浴させるとメダカに良い、なんてことは知りませんでした。
意識して日光浴させたこともありません。
それでも普通に長生きしていた記憶があります。
メダカと過ごす夏はどう対策するのがいいのか
メダカを野外飼育されている方も多いと思いますが、夏は気温の上昇に伴い水温も上昇するのであまりおすすめはしません。
夏だけは基本室内飼育。
窓際に水槽を置いても良いと思いますが、窓際は日光によって水温が変わりやすいので注意が必要です。
窓際に水槽を置かなければ水温が急激に変化することなく過ごせます。
もし日光浴をさせるのであれば、午前中3時間程度が良いでしょう。
その際は一部日陰を作ってあげるとメダカが日光から日陰へと自由に泳げるようになります。
何度も言いますが、夏場は気温が高く水温が上がるのでメダカの健康を思っての日光浴がメダカに負担にならないように気を付けなければいけません。
メダカを室内の日が当たらない場所から移動させる時の手間もあります。
次に室内でも疑似的に日光浴させる方法を紹介します。
メダカを直射日光に当てず、水温を保ちながら日光浴させる方法
太陽光は無理でも、水槽用ライトを使用すれば疑似的な日光浴が可能。
そもそもなぜメダカに日光浴が推奨されるのかというと、メダカには人間と同じように24時間の体内時計を持っているからです。
人間と同じように太陽が昇っている間は活動時間、真っ暗な夜になると休む時間、とメダカにも生活リズムがあるのです。
日が昇る時間によって季節も感じることが出来ます。
なので、外の日照時間に合わせてライトをつけてあげると、メダカの体内時計も整います。
ついでに水草も成長キレイに成長させることが出来ますよ。
メダカは直射日光がなぜだめ?【まとめ】
日光によって元気になるメダカですが、その日光による水質悪化には気を付けたいですね。
野外でも水温問題がクリアできれば一年中野外飼育が出来そうです。
今後は、野外でも容易に観賞魚が飼育できるようなグッズが販売されると良いですね。