日本の代表的な犬種といえば、柴犬ですよね!
“拒否柴”や”不動柴”など柴犬のあるあるから生まれた言葉があるぐらい人気の犬種です。
私も柴犬を飼っていますが、拒否柴をされたときは毎回困っちゃいます(笑)
そんな柴犬ですが、近年「柴犬×〇〇」柴犬と他の犬種を掛け合わせた雑種をよく見かけることがありませんか?
例えば…
柴犬×ポメラニアン(ポメ柴)、柴犬×コーギー(シバーギー)、柴犬×トイプードル(柴プー)などの雑種が増えてきています。
雑種のメリットの一つとして、お互いの犬種の良さが引き出されるというメリットがあります。
私は見た目だけで何の犬種が入っているか当てるのが好きなのですが、みなさんも予想したことはありませんか?
でもたまに何の犬種が入っているか全く分からないことがありますよね。
純血種なのに実は雑種ということもよくあります。
柴犬の特徴が見た目によく出ている雑種は特に見分けるのが難しいです。
今回は柴犬と雑種の違いを比較して、見分け方のコツを紹介していきます。
柴犬と雑種の見分け方は?
毛色・毛質で見分ける
柴犬の毛色は5種類あります。
赤色、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻があります。
スタンダードな赤色に対して胡麻系は珍しい色になります。
雑種の場合、どちらの毛色になるか分かりません。
見分け方としては赤色、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻以外の毛色だったら柴犬でなく雑種の可能性が高いといえるでしょう
ダブルコート(硬い直毛の上毛と柔らかい綿毛の下毛の二層構造)も特徴的で、抜け毛が多いのが大変ですが、寒い冬でも体温を保つことができます。
見た目で見分ける
柴犬の特徴は、骨格がしっかりしていて筋肉質、三角のたち耳、くるりと巻かれた尻尾、なんといってもマロ眉が特徴的ですよね。
標準体高(地面から背中までの高さ)は個体によって違ってきますが、雄は39.5cm、雌は36.5cmです。
適正体重は、雄は9~11kg、雌は7~9kgです。
これももちろん個体差はあるので違っていてもおかしくはありません。
ちなみにうちの柴犬(雄)の体重は18kgあります!
サイズ的にも他の柴犬よりひとまわり大きいので個体差があることがわかります。
顔つきにも特徴があり、柴犬の顔つきには”キツネ顔”と”タヌキ顔”の2種類あります。
キツネ顔はマズル(鼻口部)が長い、顔が縦に長いなどの特徴があります。
たぬき顔はマズル(鼻口部)が短く、目の位置が低めという特徴があります。
ただ成長ともに顔つきが変わってくる可能性があります。
うちの柴犬は圧倒的きつね顔で柴犬の特徴に合ってますね。
雑種の見た目には決まった特徴がないので、柴犬の特徴からみた見分け方が一番わかりやすいでしょう。
性格で見分ける
柴犬の性格は忠実、勇敢で警戒心が強く自立心が強いという特徴があります。
ただ我慢強く頑固な一面もあるので、しつけが難しいといわれています。
その一方で雑種はその柴犬のしつけにくい性格を犬種によっては補ってくれるのでしつけがしやすくなったりします。
ただ見分け方が内面を見ないとわからないので、雑種かどうか判断するには難しくなってくるでしょう。
寿命や病気は?
柴犬の平均寿命は12歳から15歳といわれていて、長生きする犬種として知られています。
ただ柴犬は認知症を発症する確率が高いといわれています。
柴犬がかかりやすい病気としては、食物アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、膿皮症などの皮膚疾患です。
皮膚疾患にならないためにも、まずブラッシングを定期的にしましょう。
先ほど柴犬はダブルコートで抜け毛が多いと説明しましたが、抜けた毛が残ったままだと皮膚に炎症を引き起こす可能性があります。
また皮膚が汚れたままなのも皮膚に炎症を引き起こす可能性があるため、月に1回のシャンプーを心掛けることが必要です。
かかりやすい病気はありますが、日本の犬種ということもあり日本の気候に合っていて日本の環境に適しているので他の犬種と比べて圧倒的に病気に強いといえます。
雑種は寿命やかかりやすい病気を断定するのは難しいといえます。
両親の犬種よりも体格、病気、繁殖力、耐性などが優れている「雑種強勢」の特徴をもった雑種もいれば、遺伝的に問題のある犬種を掛け合わせたことにより何らかの疾患をもった雑種もいます。
雑種強勢の雑種と柴犬はどちらも長生きなので見分け方が難しいですが、最初から疾患をもっていれば雑種の可能性があるともいえるでしょう。
DNA検査
DNA検査をすることで犬種鑑定することができます。
インターネットから検査キットを購入することができ、手軽に家でできるシステムです。
試してみるのもいいかもしれませんね。
柴犬と雑種の見分け方【まとめ】
柴犬と雑種の見分け方で一番わかりやすいのは、見た目で見分けることです。
見た目だけで判断するというのは難しいことかもしれませんが、柴犬の特徴をよく理解して比較すると非常にわかりやすいかと思います。
柴犬との掛け合わせの場合、お互いの性格がいい具合に混ざり合ってしつけしやすくなったり病気に強くなったりとメリットがある雑種もいます。
その反面、疾患をもってしまったり、お互いの悪いとこが出てしまう雑種もいます。
柴犬と雑種の見分け方がわかるようになれば扱い方、しつけの仕方、病気への対策などがわかるようので、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。