うさぎは完全草食動物です。
牧草が主食となるのですが、同じ草である野草を主食として食べさせても大丈夫なのでしょうか?
結論から言いますと、うさぎに害のない野草であればおやつ程度に食べさせても問題ありません。
筆者が以前飼育していたうさぎは、たんぽぽの葉が大好物でした。
けれど、主食として牧草の代わりにあげるとなると難しいと思います。
今回は、うさぎの餌に野草が適しているのか、うさぎに野草を食べさせても大丈夫なのか、またその量や、うさぎに野草を食べさせる際の注意点、食べても良い野草、ダメな野草について書いていきたいと思います。
Contents
うさぎは野草が好き!?野草をあげる際に注意したい事
野草はどこでも手に入りますし、お金もかからないので、うさぎが食べてくれるなら、手軽で良いですよね。
筆者が以前飼育していたうさぎは、たんぽぽの葉が特に大好物だったので、道で摘んできては食べさせていました。
たんぽぽの葉以外にも、クローバーやヨモギ、オオバコなどはうさぎにあげても問題なく、好んで食べるうさぎが多いようです。
けれど、野草を牧草の代わりに主食としてあげる事はやめましょう。
野草はあくまでも、おやつ程度に少量をあげるようにしましょう。
理由としては、野草は犬や猫のおしっこや、排気ガスなどで汚染されている場合があります。
綺麗に洗ったとしても、大量にあげる事はうさぎの体に悪影響が出る可能性があります。
また、うさぎ自身は、食べても良い野草なのか食べてはいけない野草なのか判断ができず、なんでも食べてしまうようです。
うさぎが食べると中毒を起こしてしまう野草も食べてしまいます。
野草をとる時に、これらの害のある野草が紛れ込んでしまう可能性があります。
また、野草は季節によって生えてくるものが異なる事、うさぎが主食として食べる量を毎日安定してあげる事は難しいと考えます。
これらの理由から、野草を主食として与える事はおすすめできません。
筆者がうさぎを購入したペットショップでは、これらの理由から、野草はおやつ程度だとしても積極的にあげない方が良いと言っていました。
うさぎに野草をあげるメリットはあるの??
では、うさぎに野草をあげるメリットはあるのでしょうか。
前述したように手軽に手に入れることができるという事が一番のメリットかと思うのですが、筆者が感じる一番のメリットは、「うさぎは野草が好き」という事だと思います。
うさぎによるとは思うのですが、野草をとっても喜ぶうさぎが多いのではないでしょうか。
筆者が以前飼育していたうさぎは、たんぽぽの葉が大好きでした。
しょっちゅうあげる事はしていなかったので、たまに貰えるたんぽぽの葉に、いつも大興奮していました。
うさぎの喜ぶ姿が見たくて、綺麗なたんぽぽの葉を見つけてはあげていました。
うさぎが喜ぶ物をあげる事は、飼い主とうさぎにとってとても良いコミュニケーションとなります。
また、野草は栄養価が高かったり、整腸作用や利尿作用などうさぎの身体にとって良い効能が期待できる物もあります。
野草をあげる事には、これらのメリットが考えられます。
いずれにしても、一度にたくさんあげるのではなく、少量ずつあげてうさぎの様子を見るようにしてください。
うさぎが食べても大丈夫な野草と注意したい野草について
うさぎが食べても大丈夫と言われている代表的な野草や、タンポポ、クローバー、オオバコ、クズの葉、ナズナ、ハコベなどがあげられます。
タンポポやクローバー、オオバコなどはどこにでも生えているので、採取する事は簡単な気がするのですが、野草の注意点として似ている植物がたくさんあるという事です。
うさぎが食べると中毒を起こしてしまう恐れのある野草もありますので、植物図鑑などを持参して注意しながら採取した方が良いでしょう。
また、前述したように犬や猫の糞尿、排気ガス、除草剤などで汚染されている可能性も十分考慮してあげてください。
うさぎの餌に野草は大丈夫?【まとめ】
いかがだったでしょうか。うさぎの餌として野草を食べさせても良いのか、という事についてまとめてみました。
野草をあげる事には、メリットもあるのですが、筆者はデメリットの方が多いと感じます。
うさぎに新鮮な物をあげたいと考えるなら、家庭菜園がおすすめです。
大葉や人参、小松菜などうさぎの好きな野菜を手軽に栽培することができます。
安全で新鮮な物をあげることができるので、ぜひお試しください。