猫の雑種は長生きすることが多いのをご存じですか?
せっかくペットとして猫を迎えるなら少しでも長く過ごしたいですよね。
猫は種類によって平均寿命が少し異なります。
その猫の遺伝的な理由であることが多いです。
同じ猫の種類でもオスとメスにも違いがあるようです。
猫の雑種の平均寿命や、長生きさせるための飼育方法を解説します。
Contents
猫の雑種の平均寿命
猫の雑種の平均寿命は14.3歳です。
猫の寿命については、純血種よりも雑種(ミックス種)の方が長いとされています。
様々な血統が混ざり合い、免疫の弱さや疾患遺伝子が打ち消されていったためです。
猫全体の平均寿命は14歳ですが、18歳を超える子もまれにいます。
平均寿命より長く生きた猫はほとんどが雑種だそうです。
猫の種類によって、寿命が短い子もいます。
・メインクーン12.5歳
・ノルウェージャンフォレストキャット12.5歳
遺伝的疾患が発症しやすい猫種であるため、平均寿命が短めです。
2010年頃と比較すると猫の寿命は延びています。
理由は医療の普及、良質なフードの普及、完全室内飼育が影響していると考えられています。
環境や医療に恵まれた時代なので、以前より猫と長く過ごせるようになったのはうれしいですね。
どのような雑種猫が長寿なの?
猫の寿命は、遺伝的要因や個体差、環境などさまざまな要因に影響されます。
そのため、雑種の猫の寿命は一般的な傾向を示すことができませんが、一部の組み合わせには長寿や短命とされる傾向があります。
長寿の組み合わせ
日本猫の血統を持つ雑種:
日本猫は適応力が高く、健康で長生きすることが多いため、日本猫の血統を持つ雑種は長寿につながる可能性があります。
健康な血統の組み合わせ:
両親が健康で遺伝的に健康な要素を持っている場合、その子猫も長寿につながる可能性があります。
短命の組み合わせ
遺伝的な疾患を持つ組み合わせ:
両親が遺伝的な疾患を持っている場合、その子猫も同様の疾患を発症しやすく、寿命が短くなる可能性があります。
生活環境や飼育状況の不適切な組み合わせ:
適切な栄養や健康管理が行われない、ストレスや不安定な環境で生活する場合、猫の健康状態が悪化し、寿命が短くなる可能性があります。
結局、猫の寿命は個体ごとに異なります。
健康な生活環境と適切な健康管理が提供されることで、猫の寿命を延ばすことができます。
オスとメスで寿命に違いはあるのか
猫の寿命はオスとメスでもちがうといわれています。
実はメスのほうが寿命は長いです。
老化予防の効果があるX染色体がオスより1本多いこと、出産すると細胞が若返ることなどが理由なようです。
また、完全室内飼育でない場合、オスは外でけんかをしてけがをすることで、感染症を引き起こすことがあります。
もしけがをしてもすぐに治療すれば大事に至ることはないかもしれませんが、できれば放し飼いにすることはやめておきたいですね。
猫のけんかは発情期に多くみられ、オスはメスを奪い合ったり、縄張りを守るためにけんかになったりします。
我が家の周辺は野良猫がいるようで、春先になると猫がけんかしているのか威嚇している声が聞こえてきます。
きっとメスをかけてけんかの最中なのでしょう。
姿は見たことがほとんどないですが、あんなに声も大きく威嚇しているので、発情期のけんかはけがをするほど激しいのでしょうね。
猫を長生きさせる方法
せっかく飼うなら少しでも長く一緒に過ごしたいですよね。
寿命をのばす方法を紹介します。
・食事について
猫に適切な栄養を与えることが重要です。
高品質のキャットフードを選び、猫の年齢や体調に応じた食事を提供します。
そのために、まず多種動物のフードではなく猫専用のフードを与えましょう。
人間の食べ物を欲しがる子もいますが、消化によくないのであげないようにします。
フードは年齢によっても種類が異なります。
子猫用、成猫用、シニア猫用など様々です。
その時期に必要な栄養素やカロリーが入っているので、ぜひおうちの猫の成長にあったフードをあげてください。
・飼育環境について
完全室内飼育がおすすめです。
自由に外へ行けるほうがストレスなく過ごせそうですが、けんかによるけがやノミダニをつけてきてしまうこともあります。
室内でも遊べるスペースがあれば運動不足やストレスになることはありません。
広いスペースがなくても、キャットタワーの設置など縦の空間もうまく活用しましょう。
定期的な運動
猫の適度な運動は体重管理や心臓血管の健康に役立ちます。
遊びやエクササイズを提供し、猫の体を活発に保ちます。
猫は自然界で狩りを行い、登ったりジャンプしたりすることが一般的です。
飼い主は、猫に狩りの模倣や追いかけっこをさせることで運動量を増やすことができます。
また、猫が登ることやジャンプすることができる環境を提供することも大切です。
さらに、室内猫の場合、トイレが清潔でないとストレスを感じることがありますので、定期的なトイレ掃除も忘れずに行います。
これらの取り組みは、猫の身体的な健康だけでなく、精神的な健康もサポートし、より良い生活を提供します。
特に室内飼いの猫は、運動不足になりがちなので、適切な遊びやジャンプの機会を与えます。
・健康管理について
ワクチンは受けるようにしましょう。予防できるものはしておきたいですね。
注射される姿を見ているのはかわいそうで、猫も鳴いて暴れるため、ワクチン接種にいくのは大変かもしれませんが、ぜひ受けられるものは受けておいてくださいね。
ノミダニの駆除も定期的にして、皮膚の清潔に注意します。
定期的に健康診断を受けることで、病気の早期発見、早期治療につながります。
かかりつけの動物病院をもっておきましょう。
・安全な環境の提供
猫を室内飼育することで、交通事故や野生動物との接触、感染症のリスクを最小限に抑える。
家庭内の毒物や危険物を猫の届かない場所に保管する。
窓やベランダからの脱走や落下事故を防ぐため、適切な保護策を施す。
毒性のない植物や花を選んで、猫が安全に触れることができる環境を整える。
キャットツリーやキャットハウスなどを提供し、猫が高い場所に登ったり、隠れ家を探したりできる環境を作る。
これらの対策を取ることで、猫が安全で快適な環境で生活できるようにします。
猫の雑種の寿命は?【まとめ】
猫の雑種は寿命が長いことがわかりましたね。
私はなんとなく純血種のほうが、血統が優れているので丈夫なのではと思っていました。
ペットを飼いたい、猫をお迎えしたいと思っている方は、長く一緒にいられそうな雑種の猫も検討してみてはどうでしょうか。
寿命が長いだけでなく、健康面でも免疫力が強い、遺伝的疾患が少ないなど安心要素がたくさんありますよ。