メインクーンは寒さにつよい猫であることをご存じでしょうか。
生まれ育った場所による特徴だそうです。
メインクーンといえば華やかな長毛ですが、これも寒さを凌ぐため長毛である必要があったとのことです。
猫はこたつで丸くなるという歌があるように、寒いのは苦手と思っている方が多いと思います。
猫によって快適な室温は異なるので、メインクーンにとって快適な室温となるように、調節してあげる必要があります。
その室温とはいったい何度なのか、季節ごとの室温管理の方法についても解説します!
Contents
メインクーンの室温の最適温度は?
メインクーンはアメリカのメイン州が原産国とされており、寒さの厳しい土地の生まれです。
雪が降り積もる中でも、ワーキングキャットとして田畑のねずみを捕まえていました。
立派な長毛についても、寒さに耐えるためといわれており、被毛が厚く、防水性も高いので、雪の中でも活動できたようです。
そんな厳しい気候にいた猫なので、比較的寒さにつよいメインクーンですが、日本のような夏の蒸し暑さは苦手としています。
冬の室温管理については対応しやすいですが、夏は熱中症になりやすいため注意が必要です。
一般的な猫にとっての適温は20度から28度ですが、メインクーンは暑さは苦手なので一般的には20〜25度程度が最適です。
人と似た環境が快適に過ごせるようです。
光熱費節約のため自分だけなら寒さや暑さを我慢してしまう人もいると思います。
猫と暮らすのであれば、自分も快適に過ごせる程度の室温を意識して、室温設定をしてあげましょう。
メインクーンの快適な室温を保つために
適切な気温の維持
前述したようにメインクーンは、一般的に20〜25度程度の温度を好みます。
この範囲内での室温を維持するために、エアコンやヒーターを使用して調整します。
特に夏場は室温が上昇しやすいので、涼しい環境を維持することが重要です。
適切な湿度の維持
メインクーンは、室内が乾燥しすぎると皮膚や毛皮の健康に影響を与える可能性があります。
加湿器を使って湿度を調整し、適切な湿度を保つようにします。
寝床の配置
メインクーンは寝床を好む猫種です。
快適な寝床を提供し、場所や高さを好みに合わせて配置します。
また、寝床の近くには日光が差し込む場所を選ぶと、猫が日光浴を楽しむことができます。
日光の利用
日光はメインクーンが健康な成長や活動をする上で重要です。
日中に日光が差し込む場所に寝床を配置し、猫が日光浴を楽しめるようにします。
ただし、直射日光の下に置く場合は暑すぎないように注意しましょう。
夏の室温管理
日本の夏はからりとした暑さではなくむしむしとした暑さです。
メインクーンはかなり苦手な気候なので、しっかり室温管理をしてあげましょう。
湿度もわかる温度計を準備しておくと便利です。
湿度が高いようであれば、除湿運転で湿度、室温ともに下げます。
ひんやりグッズもたくさんあるので、ひんやりシートなども準備してあげるとメインクーン自身で暑いと感じれば涼むことができますよ。
脱水にならないように、一戸建ての家なら数か所の水飲み場を設置しておくと安心です。
長毛ゆえ、熱中症にもなりやすいので夏はサマーカットにしてみるいいかもしれませんね。
熱中症の症状
・よだれが垂れている
・下痢や嘔吐がある
・ふらつきや体のふるえがある
このような場合には、すぐに体を冷やし体温を下げます。熱中症は命の危険もあるので、病院受診してください。
冬の室温管理
冬の寒さにつよいメインクーンですが、寒すぎるとかぜをひいてしまいます。
快適に過ごせる適温を維持しましょう。
寒さを感じているサイン
・いつもと比べて運動量が激減している
・水を飲まない
冬でも水を飲まないと脱水になってしまうので、水の温度を少しぬるいくらいにしてあげます。
冷えた体につめたい水は飲みたいと思えませんよね。
冬は常温の水でもつめたくなっているので、すこしだけお湯を入れるなどしてぬるくしてあげましょう。
冬にもおすすめのあったかグッズもたくさんあります。
保温ベッドやぬるめの湯たんぽも効果的です。
冬の室温について、メインクーンは15℃くらいまで耐えられますが、我慢させる必要はありません。
風邪をひかないように室温20℃くらいは保つようにしましょう。
室温を上げるために様々な暖房機器がありますが、おすすめはエアコンです。
ストーブはあたたかいので猫が前に寄ってしまい、毛が焦げてしまうことがあります。
ストーブを使うなら防止柵などで、近寄れないようにしましょう。
メインクーンの室温の適切な設定は?【まとめ】
猫は寒さが苦手というイメージがありますが、メインクーンは意外にも寒さにつよいことがわかりましたね。ふわふわとした長毛はたしかにあたたかそうに見えます。
逆に暑さはとても苦手とするので、室温管理には注意しましょう。
熱中症や脱水を起こさないための対策をして、もしもの時にはすぐに受診できるように病院をリサーチしておくことも大切です。
人と同じくらいの室温が良いとされているので、人・猫ともに快適に過ごせる室温管理を心がけましょう。