大型の猫は優雅で品のあるイメージを持つ方が多いと思いますが、実際はどうでしょうか。
メインクーンは長毛も特徴的で機敏に動きそうにありません。
ジャンプ力についても体重が重いので高さはなさそうですが、実は運動神経が良い一面もあります。
メインクーンがなぜ運動神経が良いのか、ジャンプ力の高さはあるのかなど、メインクーンのルーツに迫りながら解説します。
メインクーンの運動神経
大型猫のメインクーンは、なんとなくゆったりとした立ち振る舞いをするのではと思ってしまうほど、優雅な見た目をしています。
高貴な印象のメインクーンですが、原産国アメリカのメイン州で昔はワーキングキャットとして活躍していました。
ワーキングキャットとは、畑の作物などをねずみから守る役目を果たす猫のことです。
ねずみを捕まえるには、ゆったりと動いていられません。
雪も積もる土地で走りまわっていたのです。
メインクーンはワーキングキャットとしてのルーツがあるため、遺伝子的に運動神経もよく、あそぶことが大好きなのです。
メインクーンのジャンプ力の高さ
メインクーンのジャンプ力はどうでしょうか。
一般的な猫のジャンプ力の高さは、1.25mから1.5mだそうです。
人間のこどもくらいの高さを軽々と越えられます。
猫の体高が20㎝から30㎝として約5倍ジャンプできるということです。
猫のジャンプ力が高い理由は、後ろ足の筋肉が発達している、背骨に柔軟性がある、平衡感覚が優れているなどです。
人が助走なしで1mも飛ぶのは無理がありますが、猫が助走なしで軽々飛べるのは、体の仕組みに理由があるのです。
私が飼っていた猫もキッチンのシンクまで、そこから冷蔵庫の上へと軽々ジャンプしていました。
足音もほとんどなく、いつのまにか高いところにいるので、どこへ行ったのか探したことは数え切れないほどあります。
カーテンレールの上にいたこともあり、高いところがすきな猫でした。
メインクーンは成猫になると体重が6㎏から8㎏、中には10㎏を超える子もいるため、ジャンプするには足の負担が大きいです。
成長するにつれて高くジャンプすることはなくなります。
子猫の時期は、ほかの猫と比べると若干平均よりは低いですがジャンプ力もあります。
運動量もすくなくありませんし、走ってあそぶことがだいすきなのです。
メインクーンは体重が重いので、ジャンプでのぼる可能性があるところはしっかり固定することをおすすめします。
メインクーンの運動量
メインクーンは穏やかな性格のため、不必要にあばれることはありませんが、あそぶことは大好きです。
猫らしい、機敏な動きをみせてくれることもあります。
大きくなるにつれてジャンプ力はなくなりますが、走りまわって遊びます。
大型種の猫の中では活発です。
大きな体で走る分、広いスペースが必要ですが、遊び方の工夫次第であそびたい欲を解消してあげられます。
ショップなどにはおもちゃもたくさんあるので、ぜひ合いそうなものを与えてみましょう。
おもちゃを少し投げると飛びついていきます。
あまりスペースがとれなくても、あそべるものがきっと見つかりますよ。
キャットタワーもサイズやデザインがたくさんあり、家に合うものがあるはずです。
キャットタワーを設置する際にはしっかり固定します。
体重で倒れるのを防げるように対策しましょう。床と天井で固定できるものもあるのでおすすめです
メインクーンのジャンプ力は?【まとめ】
ゆったりと動きそうなメインクーンは、ワーキングキャットだったということもあり、大型猫の中では活発です。
猫にとって運動不足はストレスになるので、あそべる工夫を考えてあげましょう。
ジャンプ力は体重があるためあまり高くないですが、ストレスなくあそべるようにおもちゃやキャットタワーを導入するのもいいですね。
メインクーンは人になつきやすく、あそんでもらうことが大好きです。
一緒にあそんで運動欲を満たしてあげつつ、ぜひ仲を深めていきましょう。