飼い主さんと愛犬が、一緒に同じ食べ物をおやつとして食べる事ができたら、幸せなおやつタイムですね。
犬にりんごのアレルギーがなければ、皮を食べさせても、犬の健康上、問題はありません。
むしろ、りんごの皮にはポリフェノール等の栄養素が豊富に含まれており、嬉しい効果も。
ただし、りんごの皮は消化しにくく、農薬が付いている可能性もあるので食べさせるにはいくつか注意点があります。
りんごのあげ方や、避けたほうが良い食べ物についても解説していきます。
Contents
犬にりんごの皮を食べさせても大丈夫!
りんごをあげ過ぎるとドッグフードを食べなくなってしまう事があります。
おやつ程度の量に調整しましょう。
犬にりんごの皮を与える時の注意点を解説していきます。
*皮をよく洗いましょう
りんごの皮には農薬やニスがついている事がありますので、与える前にはよく洗いましょう。
*細かく切りましょう
りんごの皮は消化しにくいため、細かく刻んで与えましょう。
りんごの実の部分であっても、喉に詰まらせる事があるため、小さく切って与えましょう。
以前飼っていたダックスは、8分の1にくし切りしたりんごをさらに3等分した大きさでも喉に詰まらせてしまいました。
思っているより小さく切るに越したことはありません。
*種や芯はNG
犬にとっては毒となる成分が微量ながら含まれているため、種や芯は絶対に与えてはいけません。
一方で、皮にはこんなに嬉しいりんごの作用が。
嬉しいりんごの皮の作用
りんごにはポリフェノールが含まれていますが、皮には特に多く含まれています。
その他にもペクチン、ビタミン、カリウムなど健康に良い成分が含まれています。
食物繊維による整腸作用だけではなく、抗酸化作用、疲労回復作用など多くの効果が期待できますよ。
ですが、りんごの皮は消化しにくいため、与えすぎると消化に負担がかかりますので適量を心がけましょう。
犬にNGな食べ物
玉ねぎやチョコレートを犬に与えてはいけないのは有名な話ですね。
ですが、それらは犬が自分で避ける事はなく、むしろ自分から食べてしまいます。
飼い主側で、誤って犬が食べてしまう事のないよう、しっかりと管理しましょう。
どんな食べ物が、犬の体にどんな影響があるのかまとめました。
*玉ねぎなどのねぎ類
玉ねぎなどのねぎ類に含まれる成分が血液を壊し、貧血を引き起こします。
シチューやハンバーグなど、ねぎを使った料理を犬が誤って食べてしまう事が多いです。
加熱しても、血液を破壊する成分は残りますので、きちんと管理しましょう。
*アボガド
日本で販売されているアボガドの品種には犬が中毒を起こす成分が含まれています。
森のバターとも言われ、人間には嬉しい食べ物ですが、愛犬とはシェアしてはいけません。
市販されているアボガドを使ったドッグフードは、中毒を起こす成分が少ない海外の品種を使用していますので、安心して与えられます。
*キシリトール
キシリトールが犬に危険と分かった瞬間、キシリトールを使ったハミガキガムがペットショップの売り場からいっせいに消えました。
それまでは犬のおやつに普通に使われていたキシリトール。
ゾッとしますが、犬がキシリトールを摂取すると、低血糖や肝不全を引き起こす事が分かっています。
*ぶどう
果物はあまり犬に危険なイメージがありません。
ですが、ぶどうは腎臓に悪影響を及ぼし、最悪の場合は腎不全を引き起こします。
レーズンにしても、その成分は変わりませんのでおねだりされても与えてはいけません。
*チョコレート
チョコレートに含まれる成分で犬が中毒を起こし、よだれや嘔吐などの症状を引き起こします。
けいれんを起こし、最悪の場合、死に至る事もある危険な食べ物です。
少量であっても、様子を見ずに、すぐに動物病院に連れて行き、吐かせる処置を行うべきです。
チョコレートではなくても、犬が食べられない物を食べてしまった場合は、早急に対処すれば負担を抑えられます。
迷わず動物病院に連れていきましょう。
犬はりんごの皮を食べられる?【まとめ】
犬にりんごの皮を与えても、適量であれば問題はありません。
よく洗い、細かく刻み、種や芯は取り除きましょう。
人間がおいしく食べられる物でも犬には危険な場合があります。
そして、人間にとっておいしい物は、たいてい犬にとってもおいしい食べ物です。
以前は当たり前に与えていた物が、危険であったと発覚する事もあります。
飼い主さんが誤って与えてしまうよりも、お留守番中や飼い主さんが少し目を離したすきに、食べてしまう事がほとんど。
危険な食べ物をきちんと把握し、届かないところに管理しましょう。