元気だった愛犬が、突然体調を崩して軟便になると、とても心配ですよね。
「何か食べちゃだめなもの食べたかな?」
「どこか調子が悪いのかな?」
「何かよくない病気になったんじゃないかな?」
と、いろいろ考えてしまうものです。
軟便が続くのか、一時的なものなのかを観察していくことが重要ですよね。
今回は、軟便になる原因と、軟便が続く場合の改善について考えてみましょう。
愛犬が元気に健康でいられるように、飼い主としてちゃんと管理できるといいですよね。
Contents
犬の軟便とは?
犬の健康状態をみるには、うんちの状態を観察することが大切と聞いたことはありませんか?
犬の「軟便」とは、水分が多く形はあるけれどもやわらかいうんちの状態をいいます。
一時的な軟便なのか、数日続く軟便なのか、ちゃんと状態を確認して、動物病院の受診が必要なのかどうかも判断することが大切です。
軟便になる原因
人間も同じく、いっときの消化不良でお腹がゆるくなることは、犬にもあります。
軟便になる原因は、どんなものが考えられるでしょうか。
考えられる原因を5つあげていきます。
食べたものが原因
あきらかに食べたものが原因だとしたら、以下のようなことが考えられます。
・犬に与えてはいけない食べ物を与えた
犬に与えることで、消化不良や中毒を起こす食べ物があるので、犬が食べても大丈夫なものなのか確認するようにしましょう。
・おねだりする姿が可愛くておやつをたくさん与えた
おやつが欲しくておねだりする姿が可愛いからと言って、与えていい量を超えてしまうことで軟便になることがあります。
・消化によくないものを食べた
お肉やサツマイモなど、消化によくない食べ物があります。
与えてはいけないということではなく、与える量を考えないと消化不良を起こして軟便になる原因になってしまうことがあります。
・缶詰や果物など水分の多いものを与えた
そもそも水分量の多い食べ物を与えることで、軟便になる原因になることがあります。
水分が多い場合は、急にたくさん与えることをしないように注意しましょう。
・いつもと違うドッグフードを与えた
動物病院やペットショップで、試供品をもらうことがあったり、年齢の変化でドッグフードを切り替えるときなどは注意しましょう。
試供品や切り替えの場合は、普段のドッグフードに少しずつ混ぜて食べさせることで、軟便対策になりますよ。
・人間の食べ物を誤って食べてしまった
人間にとっては害がなくても、犬にとって害のある食べ物があります。
そうでなくても、人間が食べるものには味付けがされているので、犬にとってよくないことが多いので、間違って食べてしまわないように気を付けましょう。
ストレスが原因
引っ越しやペットホテルの利用、家族構成の変化などがあると、犬にとってもストレスになることがあります。
また、長時間のお留守番などは不安な気持ちも重なって、胃腸の調子も悪くなってしまうことがあります。
普段と違う環境になったときは、しっかりと愛犬の様子を観察してスキンシップをはかってストレス解消できるようにしてあげるといいですよ。
感染症が原因
細菌や寄生虫によって、軟便になるケースがあります。
しかし、この場合は軟便よりも下痢を引き起こす可能性があるので、早急に動物病院を受診することをおすすめします。
内臓疾患が原因
膵炎や消化管の腫瘍などが原因で、軟便を引き起こすことがあります。
感染症同様に、この場合も軟便よりも下痢を発生するため、早急に動物病院を受診することをおすすめします。
膵炎の場合は、急性と慢性がありますが、症状が悪化することで最悪の場合は死に至る可能性もあります。
異物の誤飲が原因
ペットシートやおもちゃなど、食べるものではないものを食べてしまった場合に消化不良を起こして軟便になることがあります。
ドッグフードで軟便を改善する選びかた
軟便を改善するために、どんなふうにドッグフードを選んだらいいのでしょうか。
そもそも軟便の改善には、即効性があるわけではありません。
しかし、改善するためにはドッグフード選びが重要になってくるので、おすすめの選びかたをご紹介します。
・消化のいいものを選ぶ…硬すぎるものは消化にも影響する
・添加物の少ないものを選ぶ…添加物が多いことでアレルギーを起こす場合がある
・免疫力アップの素材入りを選ぶ…乳酸菌などが含まれているものがおすすめ
軟便の犬には、体調に合わせてドッグフードをしっかり選んでいくことで、軟便の改善につながっていきますよ。
ドッグフードで軟便改善の選び方は?【まとめ】
・犬の軟便は、うんちがどのような状態のことをいうのか知っておく
・軟便になる原因を知って、対策してあげることが大切
・軟便を改善するために、最適なドッグフード選びをしよう
犬が軟便になる原因と、改善するために何をしてあげればいいのかを理解することで、健康な体づくりをしてあげることができますよね。
普段と違う体調の変化を見逃さずに、愛犬が長く元気で健康に暮らせるように、飼い主としてドッグフード選びにもこだわっていきたいですね。