ふんわりとした毛並みがかわいいポメラニアンですが、夏の時期に短くカットしている姿をみることがあります。
短いカットは、柴犬カットやテディベアカットなどと呼ばれ、切り揃った姿はとてもかわいいですよね。
なかには、バリカンを使って丸刈りしているポメラニアンもいるようですが、実はあまりおすすめできません。
今回は、ポメラニアンにとって丸刈りがよくない理由をお伝えしていきます。
ポメラニアンの毛質を知りましょう
ポメラニアンは、ダブルコートと言われる2重構造になっています。
硬い上毛に、やわらかいふわっとした下毛の組み合わせになっていることで、ふわんとした姿をしています。
柔らかい下毛は、からまりやすく毛玉になる確率が非常に高いため、こまめなブラッシングをしてあげましょう。
からまって毛玉ができてからブラッシングをすると、肌にも負担をかけてしまい、何よりもブラッシングを嫌なことだと認識してしまうことになります。
ポメラニアンは、春になると冬毛が抜けて、夏を涼しくのりきるために毛が生え変わります。
この時期は抜け毛も多くなるので、掃除も大変だし短く丸刈りしてしまおうかなと思うかもしれませんが、それを面倒だと思って短くカットしようかと思うかもしれません。
安易に短くカットしてしまうことで、「あれ?ポメラニアンに丸刈りはよくない?」と、カットしたあとに気づいても遅いですよ。
ポメラニアンそれぞれ、可愛い毛の特徴があったりしますが、丸刈りしてしまうことで二度と同じ姿に戻らない可能性が非常に高いのです。
ポメラニアンの毛は、ある程度まで伸びるとそれ以上伸びない仕様になっています。
ポメラニアンのふんわりした愛らしい姿を保つためには、毛質を理解して短くカットしすぎるとよくない理由もちゃんと理解しておきましょう。
ポメラニアンに丸刈りはよくない?
ポメラニアンの下毛は、きりすぎるとなかなか伸びてこないという特徴があります。
短く切ってしまったり、バリカンでカットしてしまったことで、本来のふんわりしたポメラニアンの姿になるまでに3年程度かかる場合もあることを知っておきましょう。
丸刈りにしてしまうことで、ピンクの薄い肌がはっきり目立ってしまいます。
敏感な状態をさらしてしまうことになり、皮膚病などのトラブルを招いてしまう可能性もあるので注意が必要です。
毛玉ができてしまって、どうしてもカットが必要な場合はバリカンを使わずにハサミで部分的にカットしてあげましょう。
もし、短くカットする場合は季節や肌の状態をちゃんとチェックしてからにしましょう。
本当は、ポメラニアンに丸刈りはよくない?と考えることと、その理由をちゃんと理解しておきましょう。
私が以前飼っていたポメラニアンをトリミングに出したときに、手違いがあって「ライオンカット」にされてしまったことがあります。
ライオンカットは、顔と尻尾の先だけふさふさで、それ以外はバリカンで丸刈りにされるカットです。
そのせいで、エアコンで風邪をひいてしまったり、耳の横にあったくるくるの長い毛が二度と生えてこなくなってしまいました。
ポメラニアンにとって、丸刈りはよくないという理由を知ることができました。
ポメラニアンのカットはトリマーさんと相談しよう
ポメラニアンは、自宅でカットしようとしてもなかなか上手くできないですよね。
ブラッシングやシャンプーをするにも、時間と体力を消費してしまいます。
ポメラニアンに負担をかけないようにするには、色んな犬種を扱っているトリマーさんと相談して、トリミングすることをおすすめします。
自宅でシャンプーするよりも、トリミングサロンでシャンプーした方が、ふわふわ感すらちがってきます。
そして、サマーカットや、柴犬カットなどの短いカットをする時は、皮膚の状態も見てもらって、体調とも相談しながら行うことができますね。
私が通っているトリミングサロンのトリマーさんは、こちらの要望も聞いてくれて、肌の状態や体調もしっかりみてカットに入ってくれます。
信頼できるトリマーさんを見つけることも、愛犬にとっては必要だと思いますよ。
ポメラニアンの丸刈りは良くないの?【まとめ】
・ポメラニアンの毛質を知ることで、ポメラニアンの愛らしい姿を保てる
・丸刈りはよくない?と気づくことと、その理由を知ることが大切
・ポメラニアンのカットは、飼い主と愛犬に寄り添ってくれるトリマーさんを見つけよう
そもそもポメラニアンは、モコモコのふわんとした姿が愛らしい犬種です。
ライオンカットのように丸刈りにした姿もおしゃれなのかもしれませんが、本来の愛らしい姿に戻すまでに時間がかかることと、実はよくない?なんてあとから気づいても遅いです。
カットする前と、切りすぎから生え揃った後での姿が変わってしまいます。
あなたの大切なポメラニアンを、ちゃんと可愛い姿でいさせてあげてくださいね。