ふわふわでもこもこした毛並みが特徴のポメラニアンですが、多くの犬種のなかでも、毛が抜けやすいという特徴があります。
ポメラニアンのかわいさを保つためには、毛が抜ける原因と対策を知ることが大切です。
愛くるしいポメラニアンの姿を維持するために、ブラッシングをていねいにしてあげて、抜け毛の時期に備えていくことが大切です。
今回は、ポメラニアンを飼う時の「抜け毛の原因と対策とお手入れ」についてご紹介したいと思います。
Contents
ポメラニアンは毛がよく抜ける?
ポメラニアンの被毛は触りごごちの良い、「ダブルコート」となっています。
ダブルコートとは、やわらかい下毛(アンダーコート)と、かたい上毛(オーバーコート)の二重構造になっていることを言います。
特に、アンダーコートが豊富なポメラニアンは、ふわっとした首周り、くるっと上がったふわふわ揺れるしっぽ、お尻の周りがふわふわとしていいて、とてもかわいいシルエットなのが特徴です。
さらに、毛色もたくさんあります。
代表的な「ホワイト、ブラック、ブラウン」から、レッド、オレンジ、クリーム、セーブルなど、たくさんの毛色があるのもポメラニアンの特徴です。
血統書にはホワイトと記載されていても、成長するにつれてオレンジっぽくなってきたりと、毛色が変化することもあります。
私は3匹のポメラニアンを飼ってきましたが、3匹ともに毛色も毛の柔らかさも違い、それぞれが別々の愛らしさを持っています。
ポメラニアンの毛が抜ける原因とタイミング
3月から5月の春先と、9月から10月の秋の、年2回が生え変わりのタイミングです。
たくさんの犬種の中でも比較的抜け毛の多いポメラニアンですが、この時期は特に毛が抜けることが多くなります。
春先は、夏を涼しく過ごすために、冬毛から夏毛に生え変わる時期に入ります。
秋は、寒い時期に体温を保つために冬毛に生え変わる時期に入ります。
秋よりも春の方が、抜ける量も増えます。
やわらかいアンダーコートは、古くなると新しく生えた毛に押し出されて抜けていきます。
さらに、抜け落ちたふわふわとやわらかい毛が、ゲージや部屋の中で漂ってしまうので、お掃除も特に細かくやらないといけないと感じます。
ふわふわのポメラニアンがかわいすぎて、抱っこしたり一緒に寝っ転がったりするのですが、黒めの服を着ている時は毛だらけになってしまうので、洗濯も大変になるので注意が必要です。
服の色など忘れてポメラニアンと戯れることが大好きなので、散々遊んだ後に自分の姿をみてあまりにも毛だらけで、抜け毛の凄さに驚くものです。
ポメラニアンの毛のお手入れ方法
効果的に行ないたいのは、「定期的なブラッシング」です。
体の表面の抜け毛をとることで、床に落ちる毛の量を減らすことができます。
ブラッシングのタイミングは、毎日行うことが理想です。
嫌がるそぶりがないようなら、毎日2〜3分程度のブラッシングをしてあげるといいです。
ブラッシングが苦手な子には、週1回でもいいので10分〜15分程度かけて行ないましょう。
できた毛玉を取ろうと強い力で無理やりブラッシングしてしまうことが原因で、ブラッシングが嫌になってしまわないように注意しましょう。
がんばってブラッシングをした後には、おやつや大好きなおもちゃで遊んであげるなど、ご褒美や遊びでスキンシップをとることで、「ブラッシングは嫌なこと」という意識を取り除いてあげることができます。
ポメラニアンの抜け毛と毛玉の対策方法
ポメラニアンの抜け毛が多いのは説明してきましたが、毛玉ができやすい特徴もあります。
二重構造になっている被毛は、ブラッシングなどで抜け毛対策をしておかないと、見た目はふわふわのかわいいポメラニアンなのに、撫でると毛玉だらけなんて、カッコ悪いし残念だと思いませんか?
毛玉ができやすいのは、脇の下や耳の後ろとお尻まわりです。
毛が擦れて密集しているアンダーコートが絡み合うことで毛玉になりやすく、おまけに敏感な部分なので、ブラッシングを嫌がる傾向があるためかブラッシングすることを避けてしまうことが毛玉を増やしてしまう原因だと思います。
でも、軽いブラッシングではオーバーコートだけ整えられていてふわふわの毛並みに見えますが、アンダーコートは毛玉ができているなんて、残念な姿になってしまいます。
あまりにも毛玉がひどい場合は、自己処理せずに獣医さんにお願いしたり、トリミングへ連れて行ってあげましょう。
無理やりブラッシングしたことで、ブラシを見ただけで逃げてしまうようになってしまったら困りますから。
私は、あまりブラッシングをしていなくて、毛玉ができたことに気づいてから毛玉部分を集中的にブラッシングしたことで、「ブラッシング=嫌なこと」という意識づけをしてしまったことを後悔しています。
無理やりブラッシングして痛い思いをさせてしまう前に、ちゃんと対策をしていくことをおすすめします。
ポメラニアンの抜け毛は病気の可能性も?
ブラッシングをすることで、皮膚の状態も確認することができます。
ポメラニアンの皮膚は、状態がいいときれいなピンク色をしています。
もともと抜け毛の多いポメラニアンですが、春先や秋以外で抜け毛が多いと感じた場合は注意が必要です。
次のような行動をしていたら、病気の可能性もあるのでひどいようなら獣医師さんに相談することをおすすめします。
(2)手足をかじったり、舐め続けていたりする
(3)口や後ろ足が届く範囲内に脱毛が見られる
日頃からブラッシングをしてスキンシップをはかることで、皮膚の状態も確認できて抜け毛の対策にもなり、病気の可能性を早く知ることもできるので、しっかりブラッシングすることをおすすめします。
ポメラニアンの毛が抜ける原因と対策【まとめ】
いかがでしたか。
今回はポメラニアンの毛が抜ける原因と対策について解説しました!
(1)ポメラニアンの毛は、ダブルコートになっている
(2)ポメラニアンの毛が抜ける時期は、1年に2回
(3)抜け毛対策にはブラッシングが効果的
(4)毛玉対策には、獣医師やトリミングに行くことも効果的
(5)抜け毛はは病気のサインかもしれない
ふわふわの愛らしい姿のポメラニアンを愛でるためには、毛が抜ける原因を知って、しっかり対策することが大切です。
毛が抜ける時期も把握して、かわいいポメラニアンを大切に育ててあげてくださいね。