犬がうんちをすることで、飼い主は愛犬の健康状態を知ることができます。
あれ?今日はウンチしていないな?
いつうんちしたっけ?
なんだがうちの子おなかパンパンじゃない?
こんな経験ありませんか?
うんちが出ていなくて便秘になっている状態を、解消してあげることが必要でしょう。
うんちを促すために、マッサージをしてあげたり、そもそも便秘にならないように対策をしてあげたり、飼い主さんは大忙しですね。
今回は、うんちを促すマッサージ方法や、便秘対策についてご紹介いたします。
Contents
健康なうんちと回数
犬は1日に2~3回程度うんちをします。
子犬の場合は、1日に5回程度する場合があります。
水分をふくんでいてツヤがあり、手でつかんでも形がくずれない状態が、健康なうんちの状態です。
小さく乾燥してコロコロしたうんちの場合は、水分量が少なくて便秘になりつつある状態になっています。
うんちを促すために、水分をたっぷりとれるように工夫してあげる必要があると理解しておくといいでしょう。
便秘になる原因を知ろう
犬が便秘になるには、いくつかの原因があります。
- 運動不足
- 水分不足
- 栄養バランスが悪い
- ストレスを抱えている
- 誤飲や誤食
- 何かしらの病気がある
どれをとっても、犬にとっていい状態とはいえませんね。
とくに、老犬や肥満犬の場合は便秘になりやすいといえます。
老犬は、水分摂取量や運動量がへることで、便秘になりやすくなります。
肥満犬は、からだについた脂肪が腸を圧迫することでうんちが出づらくなります。
うんちを促すために、体調管理をしっかりしてあげましょう。
うんちを促すマッサージ
うんちしたそうなのに出なかったり、おなかがパンパンにはっていたりするときは、マッサージをしてあげることがおすすめです。
ここでは、3つのマッサージをご紹介しますね。
仰向けでおへそマッサージ
リラックスした状態で、愛犬を仰向けにしておへそを探してください。
胴体のちょうど真ん中くらいに、他よりも毛が薄い部分があるあたりにおへそがあります。
おへその中心を、円をかくように手のひらでやさしくなでてあげましょう。
手のひらを合わせて擦って体温をあげてから、愛犬のおへそに手をあててあげることで、手のひらの体温が愛犬の腸にあたたかさを届けてくれます。
ゆっくり、リラックスした状態でやさしくマッサージしてあげてくださいね。
背中のツボ押しマッサージ
背中の筋肉をほぐすというイメージで行いましょう。
背中は、2か所を中心にマッサージしてみてください。
- 肋骨の付け根と背骨が交差した両脇
- 骨盤と背骨が交差した部分の少し上、背骨の両側
人差し指と親指を使って、挟むようにして押してあげましょう。
ゆっくり力を入れて、一旦止めて、ゆっくり力を抜いていくを、繰り返してください。
痛がっていないか確認しながら、10秒から15秒くらいを2~3回程度くりかえすといいですね。
うちの愛犬は、これを繰り返すときもちがいいのか、すぐに目をつぶってリラックスした表情をうかべますよ。
肛門マッサージ
オイルを使って、肛門をやさしくマッサージする方法です。
オリーブオイルや、ベビーオイルを使ってくださいね。
オイルをつけた綿棒で、肛門をトントンと軽く刺激してあげましょう。
肛門を刺激することで、うんちを促すことにつながります。
ここで注意することは、綿棒を肛門に入れないことです。
あくまでも肛門に触れて刺激するだけです。
犬にうんちを促すマッサージは必要?【まとめ】
愛犬がうんちしていなかったり、うんちがコロコロと乾燥していたりする場合は、状態をチェックして、対策をとってあげましょう。
うんちしたそうなのに、出ない場合などは、飼い主がうんちを促すための対策をとることが必要です。
マッサージ前には、手のひらをあたためて、愛犬に飼い主の体温をしっかり伝えてあげましょう。
スキンシップのいっかんとして、愛犬の体に触れ、声をかけながら、リラックスしてマッサージをしてあげてくださいね。