イタチをペットとして飼うのは禁止?イタチの種類によってはアリ?!

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イタチって、写真で見るととても可愛い顔をしていますよね。

小さな顔で、目はクリクリしていて、ツンと尖った鼻を持ち上げて匂いを嗅いでいる姿はとても癒されます。

ペットとして飼うことはできないのかな?と思う方もいるかもしれません。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

でもイタチは野生生物だから、飼うのは禁止?

イタチをペットとして飼うことを考えている方へ、私からご提案があります。

しばしお付き合いくださいね。

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目次

イタチをペットとして飼うのは禁止?

これは、種類によります。

イタチを「ニホンイタチ、チョウセンイタチ、イイズナ、オコジョ」という4種類に絞るなら、ペットとして飼うのは禁止です。


これら4種類のイタチたちは、絶滅危惧種や天然記念物に指定されている動物です。


ニホンイタチ、チョウセンイタチについては、捕獲すら許可が要るため、捕まえることも難しいのです。

でも仮にペットとして飼うことが許されたとしても、みなさんが考えるような、触れ合ったり一緒に遊んだりできるペットにはならないでしょう。

野生のイタチたちはとても凶暴で、人間を「パパ、ママ」とは思ってくれません。

何だか怪しい危険なヤツとして認識されています。

ケージになんて入れたら、たぶん逃げようとして大暴れするでしょう。

本気で向かってきたイタチたちは人間に噛みついたり爪で引っかいたりすることを何とも思いません。

彼らが全力で攻撃してくれば、指を噛み切るくらいの力があるので、実際に一緒に暮らしてもすぐに手放したくなってしまうはずです。

イタチは全て飼うのは禁止?

全て禁止?と言われると、それも違います。

飼うことができるイタチ科の動物がいます。

それは、フェレットです。

フェレットはペットとして人間と暮らすために生まれた動物です。

だから野生には存在しません。

でもフェレットの祖先はヨーロッパケナガイタチやステップケナガイタチと言われていますので、外見はイタチにそっくりです。

そして、野生のイタチは人間のことを敵だと思って見ますが、フェレットたちは「大きな友達」だと思ってくれます。


だから「あそぼうよ!」って寄ってくるし、甘えてきたり、おねだりしてきたり、私たちが求める「ペットとこんなふうに触れ合いたい」という希望を叶えてくれます。

イタチとフェレットとの違いとは?

イタチとフェレットは、見た目や習性、性格において異なります。

ここでイタチとフェレットの主な差異を紹介します。

イタチの特徴

イタチは小さな肉食のウィーゼル科に属しています。
夜活動することが多く、小型動物や果実も食べる雑食です。

広い地域に生息し、時には害獣と見なされることも。

イタチの体長は約25〜30センチ、細身で長い尾を持ち、茶色い毛皮に白い斑が特徴。

イタチは狩猟本能が強く警戒心が高いため、ペットとしては向きません。

 

フェレットの特徴

フェレットはイタチ科でペットとしてよく飼われ野生のフェレットはいません。

好奇心が強く、遊び好きで社交的です。

フェレットはイタチよりも大きく、35〜50センチの体長で、色は茶、白、黒、クリームがあります。

耳は小さく、尾も長い。

これらの違いがあるものの、イタチとフェレットは似た特徴を共有する近縁種です。

フェレットを飼うのは難しい?

難しくはありません。

フェレットを飼うメリットには、こんなことがあります。

・部屋の中で遊ばせれば良いから散歩に出なくていい
・普段はケージの中で過ごしてくれる
・専用フードがある
・動物病院で診てもらえる
・なついてくれる
・トイレを覚えてくれる
・とても陽気で遊び好き

もしも野生のイタチを飼ったら、まずなついてはくれません。

先ほどもお話ししたように、一緒に遊ぶなんてもってのほかで、たぶん体に触れることすら難しいと思います。

また、専用フードもないので、生き餌を提供しなくてはならないでしょう。

これは人間の飼い主さんにとっては、かなりメンタル面でつらい作業になると思います。

病気になっても、野生生物は診てもらえないどころか、連れて行けば通報しなくてはならないと言われてしまう可能性もあります。


イタチが苦しんでいるのに助けられないなんて、悲しいですよね。

だから、ちゃんと病院で診てもらえる、助けてもらえるフェレットの方がずっと安心して飼えるのです。

*フェレットを飼う上でデメリットはないの?

ペットを飼うということは、命に責任を持つことです。

命に責任を持つということは、良いことばかりではありません。

フェレットを飼うことで起こりやすい「困ったこと」もご紹介したいと思います。

・狭い場所に入ってしまうので目が離せない
・誤食誤飲がひどい子もいる
・噛む子もいる
・犬や猫に比べて病気になりやすい傾向がある

フェレットは動きが早く、部屋の中で遊ばせると好奇心のおもむくままに元気に遊び回ります。

パネルだけのサークルなら一撃で突破されます。

降りられなくなることを考えず、カーテンなどにも平気でよじ登るし、高いところから無謀なジャンプも試みます。

「高くてコワイな」ってことを考えないのです。

また、子どもの頃は歯の生え替わりなどもあり一時的に噛み方が強くなる子もいますし、おとなになってもそれがなくならない場合もあります。

ただ、ほとんどの場合、これはしつけで治ります。


うちにいたフェレットたちも、おとなになると甘噛みを覚えて、痛いと思うことはありませんでした。

病気は、フェレットの寿命が4〜6年だと考えると、5歳辺りからシニアなので病気は仕方ないのかな、と思うところもあります。

犬や猫だと10年以上生きることがほとんどなので、シニア年齢も7歳以上になります。

生き物はすべて、シニアに突入すると体に少しずつ異変が起きてきます。

平均寿命が短い分、フェレットは病気になることが多く感じるかもしれません。

でも、こんなデメリットがあっても、私はフェレットってすばらしい動物だと思います。

こんなに真っ直ぐに良いことだけを考えて、生きることに前向きな動物はいません。

ぜひフェレットと一緒に暮らして、彼らの無敵のココロを見習ってみてください。


必ずあなたの人生にプラスになります。

イタチをペットとして飼うのは禁止?【まとめ】

・野生のイタチをペットとして飼うことは禁止されている
・イタチを飼いたいならフェレットがおすすめ!

最近は珍しい動物を飼いたいと考える方が増えているようですね。

もちろんペットとして飼うことが許された動物であれば、チャレンジするのも良いかもしれません。

でも、野生のイタチは毛皮を取るためや外来種の存在に脅かされて個体差が激減し、そういった面からも飼育ができなくなっています。

原因のひとつに、人間の身勝手な行動も含まれているのですね。

だから、野生のイタチにこれ以上つらい思いをさせないためにも、野生生物は野生の中で人間に怯えることなく過ごさせてあげたいなって私は思います。

すべての生き物には、きっと人間との適切な距離感があり、イタチは人間とは別の世界で生きるべき動物なのだろうと思います。

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