何が起きたの?!
近くに行くと、変な臭いもしてきた……
あ、穴まである!
穴掘りをして遊ぶ子供はうちにはいないのに。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
それはもしかしたら、イタチの仕業かもしれません。
「そういえば、近所でイタチを見たって話を聞いたわ」
こんな時、私達にはどんな対策が取れるのでしょうか。
「庭だけなら仕方ないのかな」なんて思っていると、大変なことになってしまうかもしれません。
一刻も早く駆除する対策を取りましょう!
Contents
イタチってどんな動物なの?
まずは、イタチのこと知っておきましょう。
オスとメスで、大きさは以下のとおりです。
体長:30〜40cmくらい
尻尾:20cmくらい
体重:300〜820gくらい
体長:20〜30cmくらい
尻尾:19cmくらい
体重:110〜430gくらい
ネズミなどと比べると、ずいぶん大きいことがわかりますね。
しかも気性が荒く、うかつに近寄ると強いアゴと鋭い牙で攻撃されることもあります。
危険な病原菌やノミ、ダニなどが付いていることもあるので、接触しないように十分気をつけてください。
見た目はクリクリとした瞳を持つ可愛らしい動物に見えますが、ペット用に繁殖されたフェレットと同じ気持ちで接することはとても危険です。
イタチは穴掘りも大好きな動物!庭に穴が開いていたらイタチの仕業かも!
イタチは家の屋根裏まで上がって棲み付いてしまうこともある動物なので、高い所に登ることも簡単にできます。
しかし、庭などに入り込んで穴掘りするのも得意です。
人間がきれいに作った畑は土も柔らかく掘りやすいので、一度気に入られてしまうとあちこち掘り返されてしまうこともあります。
気づくとあたり一面ボコボコにされて、しかもウンチやオシッコで悪臭まみれになってしまうかもしれません。
そうなると人間の生活もつらくなってしまいます。
猫も土を掘ってウンチをしますが、知らずに掘り返してしまうとひどい臭いがしますよね。
うちの犬は小さい頃によく散歩で猫のウンチを掘り返して口にくわえていました。
ビックリして思わず素手で取り上げたら、自分の手が気が狂いそうなほど臭いのなんの……
うちの犬の口もしばらく悪臭が漂っていました。
でもイタチの糞尿の臭いはそれ以上です。
臭腺から出る臭いが混じることもあるので、離れたところからでもプンプン臭います。
これがもし、家の中で起こったらと考えると、ゾッとしますね。
屋根裏などに入り込んでしまうと、断熱材などが掘り返され、そこをトイレにすることもあります。
そうなる前に、庭でイタチの気配を感じたら、即、対策を取りましょう。
イタチの穴掘り対策と駆除について
まず確認したいのは、「イタチがどこから庭に入ってくるのか」ということです。
もし出入口が特定できるなら、完全にふさぎましょう。
また、出入口になりそうな場所が他にないかも確認し、侵入される前にふさいでしまいます。
さらに、ふさいだ出入口付近には、イタチが苦手とするキラキラした光を放つものや、ナフタリン(衣類防虫剤)を置くのが効果的です。
ただし、置き場所にはご注意ください。
道路は公共物である場合が多く、私有地でない場所に個人の物を置くことは問題になる場合があります。
また、強い光は車のドライバーの視界を妨げる危険もあります。
近所とのトラブルにならないようにしてくださいね。
でも自宅の庭なら遠慮はいりません。
穴掘りされた場所は埋め戻し、その上にもナフタリンなどを置いて、近づかないように対策をしましょう。
イタチを駆除する際の注意点
「何度対策しても全然効果がないから、いっそのことワナを仕掛けて捕獲したり、毒餌で殺してしまったりする方が確実じゃないの?」
健康被害などを受けて問題が深刻な家庭なら、早く確実にイタチを駆除したいと考えるかもしれません。
生まれたばかりの赤ちゃんや高齢の方がいるご家庭なら、今すぐにでもイタチを撃退したいですよね。
しかし、「鳥獣保護法」により、イタチのメスは殺すことが禁止されています。
また、捕獲についても申請が必要なため、個人がイタチを殺したり捕獲したりすることは簡単にはできないのです。
法に触れてしまうと、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が課せられることがあります。
無茶はしないように気をつけてください。
「じゃあオスだけでも毒餌で何とかできないのか」と思うこともあるかもしれませんが、確実にオスだけに毒餌を食べさせることは困難です。
一見しただけでは、イタチはオスとメスの区別がつきにくく、万が一間違えてしまえば法律違反になります。
*専門業者に依頼するのも良い対策
個人でイタチを駆除することに限界を感じた場合は、専門の駆除業者に依頼するのも1つの方法です。
業者に依頼した場合の相場は大体2万円前後になりますが、プロに任せた方が確実な場合も多くあります。
インターネットで検索すれば専門業者はたくさん出てきますので、ご自分の地域に近い業者などを選んで、相談してみるのも良いかもしれませんね。
イタチが穴を庭に掘った?【まとめ】
・出入口付近や穴の付近にナフタリンを置いてみよう
・イタチのメスは鳥獣保護法で殺すことが禁止されている
・イタチの捕獲も申請を出さないとできない
・深刻な問題に発展する前に専門業者に相談を!
イタチはむやみに近づくことも危険な上、一度気に入られてしまうと何度も庭などにやって来ます。
穴を埋めただけでは、また掘り返されます。
文字通り「イタチごっこ」になってしまいますので、家の中に棲み付いてしまう前に対策を取りましょう。
何度も言いますが、決して個人の判断で殺すことはしないでくださいね。