夏と冬で毛色がガラッと変わるところも魅力ですね。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
でも、オコジョをペットとして飼うことはできるのでしょうか?
もし飼えるとしたら、飼い方はどんなふうになるのでしょうか。
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オコジョはペットとして飼うことができる?
オコジョは体長15〜30cmほどで、体重は150〜300gくらいという、リスくらいのとても小さな動物です。
「このくらいならワンルームでも飼うことはできる?」
飼ってみたいな、と思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、現在オコジョは絶滅危惧種に指定されており、長野県では天然記念物にも指定されていますので、個人で飼育することはできません。
動物園でも飼育している情報がないので、オコジョが見られるのは野生でのみということになります。
オコジョは冬に真っ白な毛色になりますが、どうやらその毛皮が目的で乱獲が進んで数が減ってしまったようです。
ペットとして飼えないのはとても残念ですが、その原因は人間にあるのですね。
もしもオコジョがペットとして飼えるとしたら飼い方はどうなる?
それでも諦めきれない方へ、もしもオコジョが飼えると仮定した場合にどんな飼い方が適しているのか考えてみましょう。
*オコジョの飼い方その①自然環境を家の中に作る
オコジョは寒い地域に生息し、野生では穴を掘って巣を作っています。
ということで、飼い方の第一ポイントとしては、「オコジョが暮らす自然環境を家の中に再現する」ことが必要となります。
オコジョを飼うには、温度管理が不可欠なので、夏場の暑さを避けるためにも空調は完璧に。
そしてオコジョ専用のフードもないので、ウサギやネズミなどを餌として提供しましょう。
*オコジョの飼い方その②むやみに触らない
オコジョはとーっても気の強い動物です。
赤ちゃんの頃から育てたとしても、遺伝子が野生動物なので他のペットのように完全になつくことはマレでしょう。
動物園のライオンやトラも、飼育員さんはある程度の緊張感を持って接していますよね。
オコジョも同じです。
さらにオコジョは野生では単独で生きています。
人間は極力手を出さず、ひとりの世界を満喫できる環境が必要です。
*オコジョの飼い方その③病気でも病院には行かない
飼育してはいけない動物は、動物病院でも問題視されます。
仮に、苦しんでいるオコジョを追い返すことができずに何とかしようとしてくれたとしても、獣医さんの専門分野から離れている可能性が高く、的確な治療をするのは難しくなります。
オコジョの病気はネットで検索しても情報量が少なく、何もしてあげられないまま終わることも考えられます。
また、野生動物は体調が悪かったりどこかが痛かったりすると、それを悟られないようにするため普段より攻撃的になることが考えられます。
野生だと弱いものは襲われやすくなるからですね。
助けるどころか逆に飼い主さんがケガをしてしまうことになりかねません。
オコジョに似た動物を飼うことはできる?
オコジョを飼うことが、絶滅危惧種という理由だけでなく様々な困難があることを、少しわかっていただけたかと思います。
でもあんなかわいらしい動物ですから、なかなか諦めきれないところもありますよね。
そこでおすすめしたいのがフェレットです!
人間がペットを飼いたいと考える時、その理由はどんなものでしょうか。
これは、爬虫類と哺乳類どちらを求めるかで変わってきます。
爬虫類の場合、その目的は「鑑賞」です。
触れ合うことではなく、その姿の美しさを眺めることが飼い主さんの最大の喜びであり、楽しみです。
だから、飼育環境を整えることに全力を注ぎ、いかに野生の状態を作り出してありのままのペットの姿を再現できるかがポイントになります。
一方で哺乳類の場合、人間が求めるのは「スキンシップ」が主になります。
一緒に遊んだり、抱っこして温かさを感じたりすることです。
さらに一緒に出かけられたりしたら最高! なんて考えるのではないでしょうか。
先ほどお話ししたとおり、オコジョの生態を考えると、哺乳類に求められるペットの要素はとても少ないことがわかりますね。
でも大丈夫。
オコジョに似ていて、でも人間の求めるペット像を満たしてくれる動物がフェレットなのです。
フェレットはオコジョより少し大きめで、体重1kg前後になりますが、見た目はオコジョそっくりです。
しかも毛色のカラーバリエーションが豊富で、性格も陽気で楽天的。
遊ぶのも大好きです。
専用フードやおやつもあるし、病気になっても診てくれる病院があるので、ペットとして飼うには最高です。
オコジョの代わり以上のものをフェレットは提供してくれるでしょう。
オコジョ好きな方は、ぜひ検討してみてくださいね。
オコジョをペットとして飼うことはできる?【まとめ】
・オコジョ好きならフェレット飼育がおすすめ!
オコジョは小さくて簡単に人間になつきそうに見えますが、実はとても気性の荒い動物です。
人間と暮らすことはとても難しいと考えられます。
いざという時に守ってあげられる病院もないことを考えると、無理矢理ペットにするのはかわいそうですね。
野山の散策で出会える幸運を楽しみにするくらいが、人間にとってもオコジョにとっても幸せな関係なのかもしれません。