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オスメスでの違いはありませんが、飼育環境下で長生きさせるためには①フェネックにとって快適な環境であること②バランスのとれた食事③十分な運動量という条件が必要になります。
ここではフェネックの野生環境下、飼育環境下での平均寿命と、オスメスの違い、長寿のコツなどについてご説明していきます。
Contents
フェネックの野生での寿命の平均は?
体の小さいフェネックは、野生環境下では食物連鎖の下位に属し、鋭い爪や牙を持たないので、最大で10年しか生きることが出来ないと言われています。
ジャッカルやハイエナ、フクロウやオオワシの餌食になってしまい、反撃をすることすらできないからですね。
最大ですから、平均にしたらもっと短命なのかもしれません。
フェネックの飼育環境下での寿命の平均は?オスメスで違いがある?
飼育環境下においての平均寿命は10~12年、環境によってはそれよりも少し長生きすると言われています。
飼育環境下であれば天敵に襲われることもないので、野生よりは長寿になる傾向があります。
しかし、フェネックは臆病で警戒心が強い動物ですのでストレスに弱いと言われています。
そのため、長寿のためには快適でストレスのない環境や健康的でバランスのとれた食事を与えることが重要になります。
また、フェネックはオスもメスも寿命が異ならず、同じくらいとされています。
フェネックを長生きさせるためのコツは?
フェネックを長生きさせるためには、以下のようなポイントがあります。
*フェネックにとって快適な環境
フェネックが住んでいる砂漠地帯は、日中は熱く夜は冷え込む過酷な環境です。
日中の熱を効率よく放熱するために耳が大きくなったとも言われるくらいです。
飼育環境下では野生の環境に近づける必要はないとされており、フェネックにとって快適な25~28℃をキープしてあげるようにしましょう。
*バランスのとれた食事
フェネックは雑食性なので何でも食べます。
野生環境下では昆虫やネズミ、卵、葉っぱや根っこなど食べられるものはなんでも食べることが出来ます。
バランスよく餌を与えるためには通常ドッグフードを与え、タウリンを補充するためにキャットフードも定期的に与えるようにしましょう。
水分補給にはフルーツをあげるのも良いですが、給水ボトルや水の皿を設置して水を与えても良いかと思います。
水は切らさないようにしましょうね。
犬や猫同様、ネギ科の野菜やチョコレートなどは与えてはいけません。
餌の頻度は1日に2度、朝と夕方などに与えましょう。
*十分な運動量
フェネックは運動量が多い動物なのでケージに入れたままにせず、室内を自由に散歩させる時間をとる必要があります。
また、犬のようにハーネスをつけて外を散歩することも可能です。
室内を自由に動き回っている際には、ジャンプ力が高く、なんでもかじり、床でも絨毯でもどこでも掘ろうとしてしまうので、しっかりと見ておく必要があります。
フェネックの寿命の平均は?【まとめ】
フェネックは小柄な動物ですが、運動量がとても多く必要な動物です。
運動不足は体調を崩すきっかけになってしまい、結果として寿命を縮めてしまうこともありますのでしっかりと運動をさせ、バランスのとれた食事をとらせるようにしましょう。
フェネックは平均で10~12年生きる長寿の動物です。
最後まで責任を持って飼うことが出来るかどうかをしっかりと考えて、フェネックのしつけが出来ない所などの特性をしっかりと把握してから飼うようにしましょう。