脱皮する理由は2パターンあり、成長に伴って脱皮する場合と体の清潔を保つ目的の場合と2パターンあります。
脱皮不全を起こした場合は飼い主がお手伝いをしてあげる必要があります。
手伝う手順はいろいろありますが、皮は必ずふやかしてから剥がすようにしましょう。
無理矢理はがしてしまうと傷が出来、ばい菌の感染や出血などが起こることがあります。
Contents
蛇が脱皮する時期と頻度は?
蛇が脱皮する時期は定まっておりませんが、通常冬眠している期間の蛇は脱皮をすることはありません。
そのため、冬眠が開けて餌をしっかりと食べた後に脱皮をし、その後は定期的に脱皮を繰り返すと言われています。
脱皮の頻度はベビーとアダルトでは違い、ベビーの頃は成長速度も速いためとても頻回に脱皮をします。
そして成長につれて脱皮の頻度も落ち着いていきます。
アダルトになってからの脱皮の頻度は種類によって異なりますが、だいたいの場合が1ヶ月~6ヶ月に1回の頻度で脱皮をつづけるようになります。
蛇が脱皮する理由は?
蛇が脱皮をする理由は2パターンありますのでご紹介していきます。
体の成長に伴って脱皮をする。
蛇は体が成長しても1番外側の皮が成長するわけではありません。ある程度の伸縮性は持っていますが、体の成長に対して皮が小さくなってくると脱皮をはじめます。
清潔を保つため
蛇はアダルトになってそんなに頻回でなくても脱皮を続けていきます。
これは体が成長を続けているのではなく、体表面の清潔を保ったり、傷を修復するために脱皮をすると言われています。
脱皮前の兆候は?
蛇が脱皮をする際にはいくつかの兆候があります。
*ご飯を食べなくなる
*便秘をする
*神経質になる
*水入れに浸かりっぱなしになる
このような状態が見られたら脱皮前の兆候ですので、もし神経質になっている様子がみられたらそっとしておきましょう。
水入れにずっと入っているのは脱皮をしやすくするためと言われていますので、個体が水に浸かっていない時に様子を見て水を交換してあげてください。
また、餌を食べないとしてもそれは脱皮をしやすくするための行動ですので無理強いをしないようにしましょう。
また、便秘も心配にはなりますが、多くの場合は脱皮と一緒に排泄をする可能性が高いのでしばらく様子をみるようにしましょう。
野生環境下で蛇が水に浸かりっぱなしである場合も脱皮前の兆候の可能性があります。
このとき神経質になっているため、なるべく刺激しないようにしてあげましょう。
蛇が脱皮不全を起こした!手伝い方法は?
脱皮した蛇を見たときに薄皮が残っていることがありませんか?
これは脱皮不全と言い、脱皮がうまくて出来なかったことになります。
湿度不足や個体が元々脱皮が上手ではない場合に起こると言われていますが、この薄皮を放置していると最悪その部分が締められうっ血し、壊死してしまう恐れがあります。
しばらく様子をみても剥がれる様子がない場合には、飼い主がお手伝いをしてあげましょう。
お手伝いの方法はいろいろありますが、一般的なものを載せておきます。
②脱皮が出来ていない部分を柔らかいタオルなどで優しくこすり、皮を剥ぐ
③しっかりと拭いてあげる
このとき、無理矢理皮を引っ張ったりふやかさずに引っ張ると出血してしまう恐れがありますので絶対にやらないようにしましょう。
また、ヘビがお湯に浸かるのを極端に嫌がる場合には、濡らしたタオルで脱皮できていない部分をつつみ、ふやかすのも良いかと思います。
まとめ
脱皮不全は湿度をしっかりと管理することである程度防げる事故です。
そのため脱皮前の兆候がみられたらいつもより湿度に気を付けておくと良いかとおもいます。
アルビノ個体や稀にびっくりするくらい脱皮が下手な個体がいます。
その場合は仕方がないので、脱皮残しがないかどうかだけ、確認してあげてください。
壊死して切断してしまうともう治ることもありませんし、傷からばい菌が入ってしまう恐れもあるため注意してあげましょう。