しかし、日本の中でもある地域には巨大の個体が多く発生する地域があり、その地域のアオダイショウは2mを超える個体もいるようです。
ぺットとして飼育するには販売個体を購入する方法と、野生のアオダイショウを捕まえる方法があります。
ハンドリングも可能な種類で、販売個体も比較的安価で購入することができます。
飼育するためには縦長のケージが必要になり、湿度を高めにしてあげると生息しやすいと言われています。
アオダイショウは3mになる?
アオダイショウは通常全長1m~2mで、日本に生息するヘビの中では最も大きなヘビの一種になります。
アオダイショウは平均で1.5mほどで、2mを超える個体にはなかなか出会うことができません。
しかし、地域によっては巨大な個体が多く発生することもあり、その地域に住むアオダイショウは2mを超えて3m近い個体も生息しているようです。
ちなみに、沖縄にいるホンハブやアカマタ、サキシマスジオ、ヨナグニシュウダなどはは大型になり、2mを超えるヘビが存在しています。
アオダイショウはペットとして飼える?飼育方法は?
アオダイショウは地上よりも樹の上を好む性質があるので、高さがあるケージが必要になります。
ケージの横幅がとぐろを巻いた時の2倍、高さは3倍になることが目安ですので、平均的なアオダイショウの場合は横幅45㎝以上、高さ60㎝以上が必要になってきます。
高さのあるケージを準備したら、高さを生かせるようなレイアウトをしましょう。
このとき、設置した樹などが落ちないようにしっかりと固定しましょう。
レイアウトに使う樹はアオダイショウの重さに耐えきれるよう、胴体の3倍程度の太さが良いとされています。
保温は他のヘビと同じようにしっかりとしてあげましょう。紫外線ライトも他の蛇と同様に必要ありません。
アオダイショウは湿度がある場所を好むので吸水性の高いヤシガラマットなどを少しだけ湿らせておきましょう。
水入れも他のヘビと同様に全身が浸かれる大きさのものを用意してあげてください。
ヘビ飼育の醍醐味と言えばハンドリングですが、購入した個体はもちろんのこと、野生のアオダイショウも慣れればハンドリングが可能です。
また、ヘビは匂いで飼育者を覚えると言われているので、少しずつ慣らしていくことが大切です。
ハンドリングの際には上から掴む行動は避け、体の下に手を入れて抱えるようにハンドリングしてあげましょう。
アオダイショウは強いストレスを与えると臭腺から強い臭いの液体や臭いを出すことがあります。容易に出すことはありませんが、1度手や服につくとなかなか臭いがとれないので注意してください。
野生のアオダイショウをペットとして飼育するためには?
アオダイショウをショップなどで購入する際には相場は5000円前後で販売されています。
アオダイショウの中でもアルビノ個体になると価格はもう少しあがります。
しかし、基本的にアオダイショウはあまり人気の種類ではないので他のペットスネーク達と比べると流通量は劣ると言われています。
野生のアオダイショウを捕獲してペットとして飼育する場合には、まずはアオダイショウを捕獲しなければなりません。
地域にもよりますが、だいたい4月後半~11月くらいに石垣のある排水溝パイプなど、湿度の高い場所にいることが多いと言われています。
繁殖期の5月~6月になるとアオダイショウの活動は活発になるため、この時期に石垣や草の多い小川の周辺を探してみると出会うことが多いです。
野生のアオダイショウと言えば盛りや山の深い場所を想像しがちですが、石垣のある川で排水溝がある場所を捜索すると見つけやすいと言われています。
野生のアオダイショウは、冷凍マウスに対しての食いつきが悪いことがあります。
そのため、まずは冷凍マウスを試してダメであれば活餌で試してみて、徐々に冷凍マウスをピンセットから与えていくようにしましょう。
野生のアオダイショウは気性が荒い個体も多いため、給餌やハンドリング、ケージメンテナンスの際には十分に注意しましょう。
どうしても餌を食べなくて痩せてきてしまった場合には、残念ですが命を落としてもかわいそうなのでリリースしてあげてください。
まとめ
野生にも生息しているため入手はしやすいアオダイショウですが、見た目がマムシに似ているため、捕獲する際にはしっかりと注意してから捕獲してください。
アオダイショウは毒はありませんが、口内細菌が繁殖しているため、炎症をおこして腫れあがってしまうことがあります。
特にハンドリング時とケージメンテナンス時には噛みつかれないよう注意しましょう。
アオダイショウは湿度の高い場所を好んで生息するので、他のヘビより湿度に気を付けてあげるとより住みやすい環境を作ることが出来るかと思います。