マウスやラットには活餌、冷凍がりますが、ほとんどの飼育者が冷凍を使用しているようです。
餌の頻度は幼体では週に2回排泄を確認した後に与え、亜成体では週に1度、成体は月に1~2回与えるようになります。
餌の大きさは個体の胴の長さを目安に選び、1度にあげる匹数は食べるほど与えるようにしましょう。
夜行性のボールパイソンは野生環境下では夜に食事をするため、夜に餌を与えることが自然ではありますが、飼い主の活動時間に合わせて活動する個体には、起きている時間に与えても良いかと思います。
ボールパイソンの餌は何?
ボールパイソンなどの蛇は主にマウスと呼ばれるハツカネズミやラットと呼ばれるドブネズミを食べます。
その時に合ったサイズのネズミを与えることで吐き戻しなどを防ぎます。
ボールパイソンの餌のサイズを見る時には、個体の胴体の太さを確認しましょう。
ボールパイソンは飲み込むときには下顎の骨を開いて飲み込むため、顔が小さくでも胴体の太さくらいの餌であれば飲み込むことが出来ます。
エサであるマウスやラットは爬虫類専門店やペットショップ、ネットで購入することが出来ますが、爬虫類を扱っていないショップには置いていないこともあるので、飼育を始める前に近くに爬虫類ショップがなければ、エサの取り扱いがあるお店を探しておくと良いかと思います。
最近ではTwitterなどで餌専門のショップを持っている方を見かける機会も増えましたので、自分が見て安心できる方から購入するという方法もあります。
個体が冷凍マウスや冷凍ラットを食べてくれる場合は良いのですが、ブリーダーの元で活餌で育っていた場合などは活餌にしか反応してくれないこともあります。
そういった際には活餌から徐々に冷凍餌に慣らしていくことで冷凍餌を食べてくれるようになることもあります。
そのまま活餌を与えても良いですが、入手が難しい点と、飼い主からしてもやや心苦しいという難点があります。
SNSなどではハムスターを代わりに与えているという方も時折みられますが、ハムスターは脂肪分が高く代用としては向きませんので、必ず餌用のマウスかラットを使うようにしてください。
ボールパイソンの餌の量と頻度は?与える時間は?
幼体の際には週に2回ほど個体の排泄を待ってから与えるようにしましょう。
ボールパイソンの幼体であればホッパーマウス程度の大きさであれば飲み込むことが出来ます。
亜成体の場合は週に1度、成体は月に1~2度、個体に合ったサイズを与えるようにしましょう。
脱皮前は脱皮に備えて餌を食べないことがありますが、日頃しっかりと餌を食べていれば問題はありません。
ボールパイソンは夜行性なので、野生環境下でも夜に食事をします。
そのため、夜に与えるのが1番自然ではありますが、ボールパイソンなどの爬虫類は飼い主の活動時間に合わせて活動する個体もいるため、起きている時間であれば良いと言われています。
ボールパイソンが拒食したときの対処法
ボールパイソンは乾期に休眠するという野生環境下で習性が残っているため、時折長期にわたって拒食してしまうことがあります。
拒食期間も個体によってバラバラで、1ヶ月で食べるようになる個体もいれば、数か月食べない個体もいるようです。
基本的にボールパイソンは数か月食べなくても問題はありませんので、強制給餌はなるべく行わないようにしましょう。
どうしても食べなくて心配な場合はショップの方にアドバイスをもらったり、爬虫類を診てくれる動物病院に連れていくようにしましょう。
期間は秋から冬にかけておこることが多いですが、ケージ内の温度と湿度をしっかりと管理し、温度を30~32度の高めに設定し、霧吹きなどで湿度上げると拒食が起こりにくいと言われています。
拒食は温度や湿度に関係しますので、大きな容器に水を入れて設置したり、霧吹きをしたり、加湿器を使うと良いかと思います。
まとめ
ボールパイソンの餌は今現在は冷凍が主流になっているため、ほとんどの個体が冷凍のマウスを食べると言われていますが、中には慣らそうとしても難しく、ずっと活餌を食べる個体もいます。
もし自分が購入した個体が活餌しか食べない個体であった場合は、活餌を与えなければいけません。
ボールパイソンだけではないですが、ヘビの飼育を始めようとするときにはそういったこともあると頭に入れて覚悟して飼育を始めるようにしてください。