ベタの鱗が剥がれた!考えられる3つの原因と対策方法を解説!

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大きく美しいひれと、優雅な泳ぎ方が魅力のベタですが、それだけにトラブルがあると目立ちやすい一面もあります。

鱗のトラブルも目立ちやすいもののひとつで、ある日突然、鱗の一部が剥がれていてびっくりすることがあります。

今回は、ベタの鱗が剥がれる場合の考えられる3つの原因と対策について御紹介します。

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目次

ベタの鱗が剥がれる原因

(1)岩や流木にこすりつけている

ベタは基本的にゆったりと泳ぐタイプの魚で、高速で激しく泳ぐタイプの魚ではありません。

ただ、何かに驚いた拍子に、普段は見せないくらいの激しさで泳ぐことがあります

このとき、水槽内に岩や流木などが入っていると、ぶつかって鱗が剥がれたり、体表が傷ついたりすることがあります。

また、イカリムシなどの寄生虫が付着した個体は、付着した部分がかゆいのか、体をものにこすりつける行動が多くみられます。

このときも、こすりつけた部分の鱗が剥がれてしまうことがあります。

魚にも個性があり、物に体をこすりつけるのが好きな個体の場合は、体表が傷つきやすい物を水槽内に入れないほうがいいでしょう。

また、何かに驚いて暴れてしまう個体の場合は、何に驚いているのか見極めて、その要因を取り除きます。

私の経験では、ドアの開け閉めに驚いてしまう個体を飼ったことがあります。

このときは水槽の置き場所を変えることで対応できました。

寄生虫がいるのがわかった場合、その寄生虫に合った方法で駆虫しましょう。

放置しておいて自然と駆虫されていることはありませんし、ベタが自分で体をこすりつけて虫が落ちることもないので、早めの駆虫を心がけましょう。

他の魚にいじめられている

ベタは極端におとなしい魚ではないのですが、長いひれとゆったりした動きから、性格のきつい魚にいじめられることがあります。

最近見かける機会が減りましたが、スマトラというコイの仲間は、エンゼルフィッシュやベタなどのひれをかじってしまうことがあります。

さらに悪いことに、体表をつつきまわしていじめることさえあります。

体表をつつかれれば、当然鱗が剥がれてしまいます。

また原因(1)に通じますが、他の魚から逃げようとした拍子に岩や流木にぶつかってしまい、けがをすることもあります。

スマトラ以外にも、ちょっと性格のきつい魚は小型カラシンなどで数種類いることが知られています。

特に、ベタを他の魚と混泳させる場合、よく観察して、ベタが他の魚から追いかけられたりしていないか注意しましょう。

そういった様子が見られたら、どちらかを隔離するようにします。

しばらく隔離してから戻すとうまくいくこともありますし、そうでないこともあります。

混泳させる際は、トラブルがあったら分けて飼うつもりで準備することが必要です。

松かさ病に感染している

鱗が剥がれる原因としてはもっとも厄介なパターンです。

松かさ病は文字通り、全身の鱗が逆立って松かさのように見える病気で、逆立った鱗は部分的に剥がれ落ち、血がにじんで痛々しい姿になります。

エロモナス菌という細菌に感染することで起こる病気とされていますが、わからない部分も多く、完治の難しい恐ろしい病気です。

松かさ状態になるのはすでに病気が進行した末期症状であることが多く、治せないこともあります。

松かさ病だと判断したら、エルバージュエースなどの魚病薬で薬浴し、様子をみましょう。

治すのが難しい病気である以上、予防することが大切です。

きれいな飼育水、安定した水温など、ベタにストレスのかからない適切な環境で飼育しましょう。

まとめ

けがやケンカが原因で鱗が剥がれている場合、剥がれた原因さえ取り除けば済む話です。

ベタが健康なら、剥がれた鱗も元通りに再生します。

松かさ病で鱗が逆立ち剥がれてしまった場合は、すぐに薬浴などの処置をしましょう。

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