アクアリウムで使われる石の種類と特徴!おしゃれなレイアウトのコツは?

アクアリウムでレイアウトを楽しみたいと思ったとき、流木と同じく真っ先に気になるアイテムが「石」です。

石を使ったレイアウトには、流木では出せない味や質感があり、大変魅力的です。

一方で、石の使用には流木とは違った注意点があります。

今回は、レイアウトで使用する石の使い方や種類、特徴について御紹介します。

「石」を使ったレイアウトの注意点は?

石組を主体にしたレイアウトは迫力があり、非常に魅力的ですよね。

せっかく自宅に水槽を置くなら、一度は石組レイアウトにチャレンジしたい、という方も多いのではないでしょうか。

石組を使ったレイアウトをするとき、気を付けたいポイントが二つあります。

  • 石は重い
  • 水質に影響を及ぼす石がある

まず、当たり前のようですが石は重いものです。

このため、水草や流木をメインにした水槽よりもかなり重くなります。

また、あまり不安定な石組を作ると、崩れたときに水槽が割れてしまうことがあります。

水槽は必ず専用の水槽台に設置し、無茶な組み方をしないよう気を付けましょう。

また、石の種類によっては水質をアルカリ性に傾けてしまうものもあります。

水草の育成や、弱酸性を好む魚の飼育には不向きなので、使いたいと思った石が水質に影響を及ぼさないタイプかどうか確認するようにしましょう。

ここでは、ショップでよく見かける代表的なタイプの石をご紹介します。

アクアリウム用の石の種類

アクアリウム用の石①龍王石

青華石、青龍石とも呼ばれる石で、青灰色の色彩とゴツゴツとした質感が非常にかっこいい石です。

大きめの龍王石を並べるだけで高い山の稜線のような風景を作ることができ、人気も高い石といえます。

ただし、実は水の硬度を上げてしまう性質があるため、水草を植えない水槽で、中性~アルカリ性を好む魚を飼うときに使うか、酸で処理をする必要があります。

思い通りの大きさに割るのも難しく、人気の割には上級者向けの石といえるでしょう。

アクアリウム用の石②木化石

読んで字のごとく、木が化石化したものです。

木の木目が残った状態で化石化しているため、層状の模様がついています。

色合いは黄色を基調とした暖色系で、地層のようなレイアウトを作ることができます。

水をややアルカリ性に傾けてしまう性質がありますが、繊細な種の魚や水草でなければ大丈夫です。

個人的には、木化石をたくさん積み上げて、その隙間にアヌビアス・ナナを活着させると、アフリカっぽい雰囲気の水景ができるので気に入っています。

このレイアウトでコンゴテトラなどを飼育していたこともあります。

アクアリウム用の石③ 溶岩石

溶岩、つまりマグマが噴出して固まった石です。

黒に近いグレーのものと、赤みがかった黒のものがありますが、要するに黒系の色合いです。

特徴は表面の形態で、大小さまざまな穴が開いていて非常に複雑な表情を見せてくれます。

このため、石と石を積み上げても摩擦が強く、石組が作りやすいといえます。

また、アヌビアスやミクロソリウム、ウィローモスなどを活着させるのも簡単です。

叩けば簡単に割ることができますし、販売価格も比較的安価です。

水質への影響もないわけではありませんが大きくはないので、初めて石を扱う方にも使いやすい石だといえるでしょう。

石を使ったレイアウトのポイントは?

ここでは代表的な石を3種類紹介しましたが、ショップに行けばもっと多くの種類の石が並べられていると思います。

初めて石組のレイアウトを作る際、先に紹介した注意点とは違った、見た目の良いレイアウトを作るためのコツがあります。

それは、「同じ種類の石でそろえる」ことです。

石は流木以上に存在感が強く、レイアウトの表情を決定づけてしまいます。

違う種類の石をごちゃまぜにしてレイアウトすると水景の統一感がなくなり、「作り物」という感じが強くなってしまいます。

できるだけ、同じ種類の石だけで統一してレイアウトを作るといいでしょう。

アクアリウムで使われる石の種類と特徴【まとめ】

石を使ったレイアウトを作る場合、石の重さと水質への影響に十分注意しましょう。

そして、なるべく同じ種類の石で統一してレイアウトするのがコツです。

ここで挙げた3種類の石の情報を参考に、使いたい石を見つけてくださいね。

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