家にアクアリウムを置くと、避けて通れない作業が水槽の掃除です。
非常に特殊なケースを除き、定期的に必要な作業となります。
むしろ、定期的に実施することで一回当たりの作業内容を軽くすることができるので、面倒ですがさぼらずにやったほうがいいでしょう。
今回は、アクアリウムの掃除の頻度と方法について解説します。
Contents
アクアリウムの掃除は必要?
ショップに行くと、いつでもきれいな水槽をみることができると思います。
水族館などでも同様です。
いつでもきれいなのだから、掃除など必要ないのでは?と思われるかもしれませんが、残念ですが掃除は必ず必要です。
どんなに高度にバランスが保たれた水槽でも、コケは生えてしまいます。
エビやなどのクリーナーフィッシュを入れていても、どこかで人が掃除するタイミングが必要です。
また、魚のフンや老廃物はバクテリアによって分解されて最終的に硝酸塩という物質になります。
この硝酸塩は人力で取り除かないと、溜まりすぎると水質悪化の原因になります。
アクアリウムの掃除の頻度は?汚れ切ったときに掃除する?
限界まで放置して、半年や年に一回リセットするつもりで大掃除、という意見を聞くことがありますが、個人的にはおススメしません。
大抵の場合、リセットするタイミングが来る前に見苦しくなって、見ているこちらが耐えられなくなります。
また、大きく環境が変わるため、飼育している生き物にとってもいい影響はありません。
定期的に掃除することで、その水槽で暮らしている魚などの生き物にかかるストレスを減らすことができます。
また、水槽を落として割ってしまう、といった事故が起きやすいのも大掃除のときです。
その意味でも、なるべくこまめに掃除して大掃除を回避した方がいいでしょう。
アクアリウムの掃除の方法
アクアリウムの掃除①コケ取り&落ち葉拾い
まず、コケ取りや落ち葉拾いは定期的というよりも、気付いたらこまめにやる習慣をつけましょう。
ガラス面に生えたコケはスポンジやマグネットクリーナーで落とします。
個人的には、三角定規もおススメです。
できれば、エアチューブで水を吸いながら作業し、落としたコケを水ごと吸い出すと理想的です。
また、植えている水草の枯れ葉を見つけたときも、なるべく早く取り除きましょう。
樹木の落ち葉のように床材の上に落ちていることは少なく、水草の茎や株にくっついたまま茶色く変色して溶けかけていることが多いので、ハサミで切って取り除くようにします。
アクアリウムの掃除②水替え&床材掃除
水替えは定期的に実施するようにしましょう。
このペースについては諸説あり、人によってさまざまな意見がありますが、私は「週に1回、全水量の1/3程度」を目安にしています。
手動の灯油ポンプのような、吸い込み口にストレーナーがついたクリーナーが市販されているので、それを使って掃除します。
このとき、クリーナーの吸い込み口を床材の中に突っ込み、砂利などの中の老廃物を取り除くようにして掃除しましょう。
細かく場所を変えて吸い出し、なるべく砂利の中をまんべんなく掃除するようにします。
ただし、ソイルを使っている場合は、ソイルがつぶれてしまうので、ソイル表面のちょっと上くらいから水を吸い出すだけにしておきます。
こうして全水量の1/3ほど吸い出したら、元の水位に戻るまで新しい水を入れます。
このくらいの量であれば、塩素中和剤を使う必要もありませんし、水温もざっくり合わせれば大丈夫です。
慣れれば20分ほどの作業だと思います。
アクアリウムの掃除の頻度と方法は?【まとめ】
ここで紹介した掃除を日ごろからやっていれば、1年以上は水槽を美しく保てると思います。
慣れてしまえば大した手間ではなくなるので、「日曜日の日課」くらいの気持ちで取り組みましょう。