ミナミヌマエビの卵の色の変化と繁殖について解説!

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水槽内繁殖が簡単なお掃除エビとして人気のミナミヌマエビですが、お掃除役にとどめておくにはもったいないくらい、多くの魅力をもっています。

手軽に繁殖の様子を観察できるのも、そんな魅力のひとつです。

実は、ミナミヌマエビの卵の色がだんだん変わっていくこと、ご存じでしたか?

今回は、ミナミヌマエビの繁殖と卵の色の変化についてご紹介します。

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目次

ミナミヌマエビの繁殖は簡単?

よくいわれることですが、ミナミヌマエビの繁殖は簡単です。

オスとメスを同じ水槽内に入れておけば、気付けば繁殖していることでしょう。

私の自宅にある水槽でも、常に小さな稚エビの姿が見られます。

ミナミヌマエビのオスとメスを区別するのは難しいのですが、区別できる必要はないと思います。

何匹かまとめて購入すれば、必ずオスとメスがそろっているはずです。

小型のエビで持て余すこともないので、あまりペアにこだわらずまとまった数を飼育するのがいいでしょう。

逆に言えば、ペアを隔離してきっちり繁殖させるというよりも、普段通り飼育していて気付けば自然繁殖しているような状態を目指すことになります。

特に気を付けるべきこともないのですが、水草など隠れ家になるものは入れておきましょう。

ミナミヌマエビを飼うときに、水槽に何も入れないベアタンクで飼うことはあまりないと思いますが、丈夫な水草を入れておくといいでしょう。

これは、エビたちの隠れ家、足場、そして非常食にもなります。

また、卵を抱えているメスを確認したら、一度に大量の水替えをするのはやめておきましょう。

水質の急変が原因で親エビが脱皮することがあり、この時に卵を落としてしまうことがあるのです。

親エビから落ちた卵は孵化しないので、なるべく静かな環境で飼うようにしましょう。

とはいっても、普段から定期的に少しずつ水替えをしている水槽なら特に気を付ける必要はありません。

ミナミヌマエビの卵の色の変化に注目!

もし、抱卵しているメスを見つけたら、注意深く観察してみましょう。

卵の色が黒っぽい

卵の色が黒っぽかったら、まだ生んだばかりです。

薄い黄色がかった白い半透明

薄い黄色がかった白い半透明になっていれば、間もなく孵化します。

産卵直後の卵が黒っぽいのは、まだ卵の中が細胞に分かれておらず、大きなひとつの塊になっているためです。

私たちが食べている卵(鶏卵)でいうところの、黄身の部分で卵が満たされた状態です。

ここから少しずつ細胞に分かれていき、稚エビの体を作っていきます。

ヤマトヌマエビを含む多くのエビは「ゾエア」と呼ばれる特殊なプランクトンの形で卵から孵化しますが、ミナミヌマエビはゾエアの期間を卵の中で過ごし、稚エビの状態で生まれてきます。

卵の中でゾエアから稚エビに変わる様子を見てみたいものですが、残念ながら卵は非常に小さく、ルーペを使ってもはっきりと見ることはできません。

半透明

卵の中で発生がどんどん進んでいき、ゾエアから稚エビの形に近づくと、卵の色は半透明になっていきます

これは、卵の殻が薄く、ゾエアやエビの筋肉が透明なためと考えられています。

魚の場合、眼球ができて動いている様子が見られる種もいるのですが、ミナミヌマエビは卵が小さすぎて、動いている様子は見られません。

それでも、卵の色が白っぽい半透明になってきたということは卵の中がそれだけ成長したということであり、孵化が近いと判断できます。

じっくりと孵化の様子を観察するなら別水槽に移したいところですが、水質の変化で卵を落としてしまう可能性があります。

私の経験上では、そのまま放っておくのが一番安全です。

ミナミヌマエビの卵の色は変わる?【まとめ】

水草水槽でミナミヌマエビを飼っていると、いつの間にか小さな稚エビがうろいろしていてとても可愛らしいものです。

抱卵したメスも見つけやすいので、もし見つけたときは卵の色に注目してみてくださいね。

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