水槽のお掃除屋さんとして有名なコリドラスですが、コリドラスを主役にした水槽作りも楽しいものです。
実際、コリドラスにはいくつもの種類があり、小さな種類からでかいサイズの種類までさまざま、コレクションする楽しみがあります。
同種他種を問わずほとんどケンカはしないので、同じ水槽で何種類も一緒に飼うことができるのも、コリドラスの魅力のひとつといえるでしょう。
そうなると、コリドラスのでかさにあわせて、必要な水槽の大きさや、コリドラスそのものの大きさが気になってきますね。
今回は、コリドラスの大きさと必要な水槽サイズについてご紹介します。
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コリドラスの平均サイズは?小さいのからでかいのまで!
まず、一口にコリドラスといっても、命名されているものだけで160種以上が知られており、熱帯魚ショップで見られるものもかなりの数になります。
その中には、小型種から大型種まで含まれています。
中型コリドラス
安価で丈夫な初心者向けのコリドラスといえば、「赤コリ」の通称で知られるアエネウスや「青コリ」ことパレアトゥスですが、これらのサイズがコリドラスの平均値と考えていいでしょう。
だいたい4~5センチ程度というところで、中型コリドラスと呼べます。
体高とボリュームがあるので、実際に5センチくらいまで育った個体を見ると驚くほど大きく感じます。
小型種
一方、小型種と呼ばれる種も存在します。
ピグミーコリドラスことピグマエウスや、ハスタートゥスです。
これらは3センチくらいにしかならず、体長だけでいえばネオンテトラくらいということになります。
普通イメージするコリドラスよりも遊泳力が強く、よく泳ぎ回るコリドラスといえるでしょう。
大型種
逆に、迫力のあるでかい大型種もいます。
ナルキッススやアークアートゥス、シュワルツィが該当するでしょう。
いずれも10センチ弱の大きさに育ち、コリドラスに見えないほどです。
コリドラスに必要な水槽サイズは?
ここでは、コリドラスを主役に据えて何種類もコレクションすることを前提に考えていきます。
中型種を集めるのなら60センチ標準水槽
もっともコリドラスらしいコリドラスといえる中型種を集めるのなら、60センチ標準水槽がおススメです。
基本的にコリドラスは底生魚なので、水槽の底面積が重要になります。
そのため、同じ60センチ水槽でも「らんちゅう水槽」と呼ばれる高さの低いものも使えます。
ただ、らんちゅう水槽で使えるフィルターが限られているため、使い勝手がいいとはいえません。
本来、コリドラスは水のきれいなところに生息する魚なので、せっかくコリドラスを主役にするなら、濾過もしっかりと効かせたいところです。
60センチ標準水槽なら、中型のコリドラスを20匹程度飼育できるでしょう。
フィルターの容量を大きなものにして、レイアウトを工夫すれば、30匹飼うこともできます。
なお、ピグマエウスやハスタートゥスは水質の変化に弱いので、これらを飼う場合もできれば60センチ標準水槽を使うべきです。
大型種の場合は90センチ水槽
一方、大型種の場合は60センチ標準水槽では手狭です。
大型種らしく、90センチ水槽を用意しましょう。
どうしても90センチ水槽を置くスペースはない、でも大型コリドラスをコレクションしたい。
そういう場合は60×45センチ水槽を使うといいでしょう。
90センチ水槽ほどではないものの、奥行きが45センチあるので60センチ標準水槽よりは広々としています。
大型種でも一部を除いておとなしい性格をしていますが、体が大きい分、悪気はなくても他の個体に圧をかけてしまうことがあります。
混泳させる場合はサイズをそろえ、大型種は過密にならないように気を付けて飼いましょう。
コリドラスはでかい?【まとめ】
ショップで見かけるほとんどのコリドラスは、60センチ標準水槽でコレクションすることができます。
しっかりと濾過を効かせたコリドラス専用水槽を立ち上げ、ショップで見かけたお気に入りの個体を集めていくのも楽しいものです。