うさぎの老衰の症状は10年以降に見られ始めると言われています。
老衰の症状として挙げられるのは呼吸の変化や食事量・運動量の変化、下痢や便秘などが挙げられます。
飼い主にとっても悲しいことではありますが、動物と一緒に暮らしている以上は避けては通れないことなので、飼い主さんもしっかりと受け入れて、最期まで責任をもってサポートするようにしましょう。
今回はそんなうさぎの老衰についてご説明していきます。
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うさぎの老衰の症状はいつからみられる?
うさぎの平均寿命は約7~8年と言われています。
近年では飼育環境やフードの質が見直されていたり、うさぎを診てくれる獣医さんが増えており、お医者さんの技術も上がってきているため、平均寿命が延びている傾向が高く、10歳を超えるうさぎもたくさんいます。
10歳を超えると毛にツヤがなくなってきたり目や鼻や耳などの病気に罹りやすくなったり、運動量や食事量の変化などがみられます。
そのため、10歳頃から老衰に向けて症状があらわれてくると言われています。
うさぎの老衰…呼吸、食事、下痢などの変化は?
それでは、具体的にうさぎの老衰の症状についてご説明していきます。
呼吸・睡眠
若い頃に比べて、呼吸が荒く・またはゆっくり見える傾向があります。
睡眠時間も長くなり、睡眠中の呼吸もゆっくりと深くなると言われています。
食事
今まで食べていたペレットや牧草の食べる量が減ったり、食べなくなったりしていきます。
歯が弱くなり、硬いものを避けている可能性があります。
お腹の調子の変化
今まではコロコロの健康なうんちが出ていても、老衰が始まるとお腹の調子に変化が現れます。
下痢になったり、便秘になったりと内臓機能の弱まりがみられます。
見た目の変化
食欲が落ちたり、筋肉や脂肪が痩せてしまうことから若い頃よりも小さく見えることがあります。
ツヤがあった毛質もパサつきが見られたり、目ヤニや涙が出てしまいます。
筋力の衰えや視力の低下で自分で上手にグルーミングしたり、盲腸便を食べることが出来なくなるため、お尻周りが汚れてきます。
運動能力の衰え
筋肉が低下するため、段差があるようなケージの出入りによろついたり、足元がふらついてしまうことがあります。
動きがのんびりになり、走り回る時間も短くなってきます。
性格の変化
温和で綺麗好きな性格であったうさぎが、老衰が近くなっていくと性格が頑固になったり、トイレの場所がずれてしまうことがあります。
うさぎの老衰…飼い主はどうすればいい?
長い間パートナーとして一緒にいたうさぎの老化現象はなかなか受け入れがたい部分もありますよね。
しかし、老衰は動物と一緒に暮らせば必ずあることです。そのため、現状を受け入れて今できることをするようにしましょう。
具体的には
- うさぎが歩く部分の障害物を減らす
- 段差を出来る限り解消してあげる
- シニア用の餌にチェンジする
- グルーミングを手伝ってあげる
などの方法で、生きるために頑張っているうさぎさんを最後までしっかりサポートしてあげましょう。
うさぎの老衰、飼い主の向き合い方【まとめ】
大切なパートナーとの別れはとても悲しく、ペットロスになってしまう飼い主さんもいます。
うさぎが亡くなってから「もっとああすればよかった」「こうすればよかった」といろいろな思いが巡るものですが、まずはお迎えしたときからうさぎがどうしたら幸せに過ごすことが出来るかを考え、最善を尽くしてあげてください。
そして、うさぎを部屋んぽさせたり、触れ合ったり、一緒に外に散歩に出かけたりして、楽しい思い出をたくさん作るようにしてくださいね。