シニア犬でも汚れるからシャンプーしたい。
でもからだへの負担を考えたり動けなかったりする子だと、どこまでやるのがその子のためなのかがわからなくなりますよね。
シニア犬のシャンプーはどのくらいの頻度でやれば良いのか、トリミングをする時はどのように頼めば良いのか、自宅で行う時のコツなど、おすすめの方法をご紹介します。
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シニア犬のシャンプーの頻度はどのくらい?
シニア犬のシャンプーの頻度は、2ヶ月に1度くらいが目安とされています。
動きが少なくても、生きている限り代謝があり、周りの環境などからもからだは汚れてしまうんですね。
だから清潔に保ってあげることも大切です。
特に皮膚疾患にかかりやすい犬だと、よりきれいにしてあげることが必要になってくるかもしれません。
うちの子はまだ6歳ですが、皮膚病を持って我が家に来たので、週に1度シャンプーしています。
シニアになっても、立って動ける間は月に1度はシャンプーしてあげたいと思っています。
このように、シニア犬はシャンプーが必要な体質か、シャンプーができる状態かによって、1〜2ヶ月くらいの頻度で考えておくと良いかと思います。
シニア犬のトリミングは少しずつでOK
シニア犬になってからのトリミングサロン選びは、少し難しいこともあります。
私が行っているサロンはシニア犬だから断るということはないと言ってくれていますが、知り合いが通っていたホームセンターのサロンでは、10歳からは対応できないと断られていました。
ずっと同じところに通っていて、その子は柴犬で爪切りと肛門腺絞りと耳掃除しか頼んでいなかったのに、それでも10歳になったら終わりになりました。
もしもトリミングサロンを探すなら、まずは電話やホームページなどで、シニア犬でも対応してくれるかどうかを確認するところから始めるのがおすすめです。
最近はほとんどが予約制なので、やってもらえるようなら、そのまま予約を取ってしまうと良いかもしれませんね。
断らずにやってくれるのは、動物病院併設のサロンが多いようです。
かかりつけの動物病院にサロンがあれば、相談してみるのもおすすめですよ。
<シニア犬になると、トリミングはからだの負担も大きくなります。 仮に予約が取れたとしても、フルコースではなく、爪切りと肛門腺絞りの日、シャンプーの日と分けてやってもらうと1回の時間が短縮できます。 体調が良さそうな時を選んで短いコースを頼むことも、シニア犬になったら考えてみてあげてくださいね。
自宅で老犬のシャンプーをする時のコツ
トリミングサロンも少し難しくなってきたら、自宅でできるだけケアしてあげるのがおすすめです。
初めに自宅でシャンプーする時のコツをご紹介します。
シャンプーは体調の良い時に、室内を暖かくした状態で行ってください。
洗う時は、少しぬるめの36〜38度くらいのお湯にしてくださいね。
やり方は以下のような方法がおすすめです。
*部分的にスポンジで濡らして洗う
*シャンプーシートを利用する
*硬く絞ったタオルでからだを拭く
シャンプー液を使わないで洗う
シャンプーは、からだを濡らしてシャンプー液で洗って流すという作業が必要になり、シニア犬では湯気でむせたり、立ちっぱなしが辛かったりします。
シャワーで軽く汚れを流してあげるだけにすれば、時間をかけずに終わらせることができます。
ただし、濡らすだけだと毛が絡みやすく乾きも悪くなるので、洗った後の乾燥は丁寧にやってあげてくださいね。
部分的にスポンジで濡らして洗う
からだ全体を濡らすのが難しい時は、シートを敷いた上で汚れが気になる部分だけ、お湯を含ませたスポンジで洗ってあげるのもおすすめです。
お腹は横にした体勢でやれば、立たせなくても洗ってあげることができますよ。
シャンプーシートを利用する
濡らすこと自体が難しくなってしまった場合は、市販のシャンプーシートを利用するのもおすすめです。
あらかじめ洗浄液が染み込ませてあり、拭いた後はそのままで良いので、手軽にきれいにしてあげることができます。
シャンプーシートは常温だと少し冷たく感じることもあるので、電子レンジで10秒ほど加熱して、粗熱が取れたところで拭いてあげるとヒヤッとしなくて済むでしょう。
硬く絞ったタオルでからだを拭く
シャンプーシートは匂いが付いていることがあるため、もしかしたら嫌がることがあるかもしれません。
そんな時は硬く絞ったタオルでからだ全体を拭いてあげるだけでもさっぱりします。
寝床も清潔にしてあげれば、より気持ち良く過ごさせてあげることができますよ。
シニア犬のシャンプーの頻度は?【まとめ】
それまでサロンや病院でトリミングすべてをやってもらっていると、シニアになってから爪切りや肛門腺絞りをやるのは少し大変かもしれません。
不安がある時は近くのサロンや病院に相談して、自分でできない部分を頼みながら、できるところを工夫してやってあげるのが良いのではないでしょうか。
シニアになると、シャンプーやトリミングだけでなく、さまざまなことが今まで通りにできなくなることもあります。
頼れる場所を探して、飼い主さん自身もゆとりを持てるように工夫してみてくださいね。