老犬の必要カロリー計算と食事量・たんぱく質は量より内容重視で

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犬も人間と同様に、年齢によって必要カロリーが変わります。

でもどのくらい必要かを計算するのは大変だし、毎日計算しながら与えることは難しいのではないでしょうか。

そこで今回は、目安として老犬に必要なカロリーと、カロリー計算に役立つ情報、そして老犬に適したたんぱく質の摂り方についてご紹介します。

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目次

老犬の必要カロリーを大まかに把握する

大まかな目安として、老犬に必要な1日の必要カロリーを計算すると以下のようになります。

体重3kg:160kcal/日
体重5kg:220kcal/日
体重8kg:310kcal/日
体重10kg:370kcal/日
体重15kg:520kcal/日
体重20kg:600kcal/日
体重25kg以上:1312kcal/日

パッケージに記載の量も目安になる

ドッグフードを与えている場合、老犬用のものに切り替えれば、パッケージに書かれた推奨目安量を参考にするのが良いと思います。

ドッグフードはブランドによってカロリーが異なるので、1日の食事量に注意してあげてくださいね。

成犬用のドッグフードから徐々に老犬用に切り替えるという時期であれば、成犬に推奨される量の10〜20%ほど差し引いた量が目安になります。

老犬に合った食事量を調節することが大切

先ほどの必要カロリーはあくまで目安です。

この量を基準として、愛犬に合った食事量を調節してあげてください

この時見てあげてほしいのは、体重とウンチの様子です。

老犬でも活発な犬なら、体重が減ってきてしまうこともあります。

逆にほとんど動かないようなら太ってくることもあります。

また、食べ過ぎて消化が追いつかないと下痢を起こすこともあります。

もしも成犬用から老犬用にフードを切り替えるなら、こうした体の変化を見て、食事量を加減したり、消化を良くするためにふやかしてみたりしても良かいかもしれません。

ただし下痢や嘔吐の場合、老犬用のドッグフードが体に合っていないことも考えられるので、体調不良が続くようならいったん老犬用のフードをやめて、獣医さんに相談してみてくださいね。

老犬が必要とするたんぱく質の量とは

老犬になるとたんぱく質は少なめが良いと言われますよね。

これはたんぱく質の摂り過ぎが、肥満や結石につながりやすいためだと言われています。

でも私は、たんぱく質の量よりも内容に気をつけた方が良いように思います。

うちのワンコは、実は5歳頃から老犬用のドッグフードと、その姉妹ブランドに当たる成犬用のドッグフードを食べています。

2つのドッグフードのカロリー、たんぱく質、脂質を比較すると、以下のようになります。

成犬用
カロリー:341kcal/100g
たんぱく質:31%
脂質:18%
老犬用
カロリー:363kcal/100g
たんぱく質:38%
脂質:14%

不思議なことに、カロリーとたんぱく質は老犬用の方が高いのです。

脂質だけが老犬用の方が低くなっています。

これは、老犬だからたんぱく質が不要というのではなく、むしろ犬が消化しやすいたんぱく質はそのままに、より脂質の少ない良質な肉を多く使うことで、カロリーを抑えようということではないかと思います。

老犬用のドッグフードは、カロリーを抑えるために肉ではなく小麦などからたんぱく質を補うようなものもあります

しかし小麦は穀物で、犬が消化を苦手とする食材です。

また小麦にはアレルゲンとなるグルテンが多く含まれるほかに、糖質も高く逆に太りやすくなることもあります。

老犬になると消化器官が衰えがちになるので、カロリーやたんぱく質量にこだわり過ぎず、その内容に注意してあげるのが一番体に良いのではないかと思います。

老犬の必要カロリー計算と食事量【まとめ】

老犬は成犬よりも10〜20%ほど必要カロリーが少なくなります。

そのため老犬用のドッグフードを食べることがカロリー計算をする上では助かるのではないかと思います。

しかし老犬用のドッグフードの中には、カロリーやたんぱく質を抑えるために、犬が消化を苦手とする穀物が多く使われていることがあります。

大切なのは、カロリーやたんぱく質の量よりも、その原材料をよく見てあげることです。

そして、成犬用から老犬用にフードを切り替える時は、愛犬の体重や体調を見ながら、時間をかけて替えてあげるのが良いと思います。

体調が思わしくないようなら、いったん老犬用フードを停止し、獣医さんに相談するようにしてくださいね。

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